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5月1日 東都大学野球春季リーグ戦 対東洋大1回戦 神宮球場
〈スコア〉
東洋大| 210 022 000 |7
専修大| 001 000 020 |3
〈スタメン〉
1(指)池間誉人(商2・糸満高)
2(ニ)大庭樹也(経済1・明豊高)
3(一)福永裕基(文3・天理高)
4(捕)深水裕貴(経営2・熊本工高)
5(遊)岡本良樹(経営2・専大松戸高)
6(三)和田裕生(経済4・福岡大大濠高)
7(左)山本力也(経営3・熊本工高)
8(中)寺澤圭祐(経営2・検見川高)
9(右)山田克志(商3・東海大甲府高)
P 谷村拓哉(経営1・鹿児島実高)
春を待たずして、ゴールデンウィークがやってきた。引き分けをはさんで、6連敗で迎えた東洋大との今カード。未だ白星のない専大は今日も初回から苦しい立ち上がり。先発は1年生の谷村。神宮のまっさらのマウンドへ登る。初回、先頭打者を三振に打ち取るも続く打者に四球、連打で2点を先制される。2回にも1点追加され谷村は3回途中でマウンドを降りる。しかし、3回途中から上野南斗(文1・大社高)が流れを呼び込む好リリーフを見せ、3回裏の攻撃を迎える。
▲流れを呼ぶ投球を見せた1年上野(撮影=大河原)
1番池間が2塁打で出塁し、チャンスで打席には1年生の大庭。レフトへ弾き返す適時打で1点を返す。ようやく打線がつながった。
▲久しぶりの適時打で生還した池間を迎えるベンチ(撮影=大河原)
反撃するも相手打線を止められない。5回表、上野は3連打でさらに2点を追加され、マウンドを降りる。後を受けた金城乃亜(商2・糸満高)は6回表に相手4番中川にレフトへ2点本塁打を打たれ、またも差を広げられる。
しかし、6点差をつけられても諦めない。8回裏、3番福永、4番深水の連打でチャンスを作る。中軸2人で作った勢いのままに相手投手を攻め立てたいがここで悪天候のため、一時中断。1時間3分の中断のあと、試合再開。
再開後の相手投手を攻め立て2点を奪うも相手エースの前に反撃もここまで。開幕から7連敗を喫した。
20イニングぶりの適時打や終盤に登板した武江圭祐(経済1・浦和学院高)、高原健大朗(経営1・崇徳高)の1年生投手2人が好投するなど収穫はあった。
▲2回を被安打0に抑えた1年武江(撮影=小鮒祥一・ネット情報1)
諦めない野球で明日こそは勝利をもぎ取って、神宮を去りたい。
(大河原佳也・文3)
齋藤正直監督
「終盤、ちょっと追い詰める雰囲気が出てきたのであと少しだと思います。(20イニングぶりの適時打について)1年生の大庭にタイムリーが出てくれたというのは本人にとってもチームにとっても活力になる。(武江・高原が好投)2人とも嬉しそうにしていた。いい経験になると思う。これを自信してくれるはずです。」
和田裕生主将
「2連勝する、絶対勝とうという思いで試合に臨んだ。もう投手が打たれたどうこうではなくて、打線が早めに点を取らなければいけなかった。(相手投手について)コントロールが良いのでしっかり振って自分のスイングをしていこうと声をかけた。(適時打について)誰が打ったどうこうではなくて、チャンスで一本出たことは大きい。明日は絶対勝って、神宮を去りたいと思う。」
3回チャンスで適時打を放った大庭樹也
「試合には出させてもらっているがなかなかチームに貢献できていなかった。なんとかしたいと思っている中、チャンスで打てたことは大きい。打ったのはスライダー。球種に限らず、狙った球を打てるように集中している。監督や先輩方が思い切ってやれと言ってくださるので、それを自分の中でも意識していて、落ち着いてやるべきことをできるようにしている。神宮球場で戦うのは、緊張もあるが同時に楽しい気持ちもある。」
▲野手で唯一1年生ながらスタメン起用が目立つ大庭。その期待に応えチームに20イニングぶりの適時打をもたらす(撮影=冨樫幸恵・文3)