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4月16日(日)、春季リーグ戦第4日、福太郎アリーナにて専大は中大と対戦した。強豪中大相手に1セット奪うも、1-3で敗れ、連敗ストップとはならなかった。
スターティングメンバ―
#1 小森郁己(経営4・佐賀商高)
#2 平原隆也(経済4・都城工高)
#4 井上創太(経済4・東福岡高)
#7 為我井太也(文3・東亜学園高)
#11 柏田樹(経営2・都城工高)
#12 畑中辰斗(経営2・松阪工高)
#19 東拓巳(経営1・開智高)
#20 久保裕太(商1・都城工高)
第1セット、中大を一歩追いかける展開に。専大は#19東、#20久保、1年生コンビのミスを恐れない積極的な攻撃で食らいつく。終盤、#1小森がバックアタックにブロックに見せ場をつくると、徐々に点差をつめ18-18と同点に追いつく。両者一歩も譲らぬ戦いを見せるが、最後は中大のスピードとパワーのあるクイックがコートに突き刺さり、23-25でセットを先取されてしまう。
第2セット、序盤から#20久保の活躍が光る。「自分の武器は高さ」と本人も話していたように高い打点からブロックを打ち抜いた。しかし相手は中大。簡単に突き放すことはできず、中盤には逆転を許してしまう。それでも必死に食らいつき、専大は#19東の2連続得点で勢いに乗りかけるが、チャンスをものにできず22-25とセットを落としてしまう。
▲高さを活かしたスパイクを打つ#20久保(撮影=石崎愛奈・法3)
第3セット、#12畑中の2点連続ブロックポイントで流れが一気に専大に傾くと、14-8とリードを奪う。#11柏田、#19東のブロックも決まり、相手のペースを崩すが、中大も負けじと次々にブロックの上からスパイクを繰り出し、終盤22-22と同点に追いつかれる。しかし何とか逃げ切り、25-23でセットを獲得した。
▲抱き合って喜ぶ#12畑中、#19東(撮影=福井)
第4セット、後がない専大は#20久保のスパイクで先制すると、リズムよく攻撃を仕掛け、4連続得点で勢いに乗る。15-9と点差を広げるが、その後中大に5連続得点を許し、16-17と逆転されてしまう。30-32と30点台にまで及ぶ善戦を見せるが、セットカウント1-3で惜しくも敗れてしまった。
ここまで敗戦が続いているが、今日の中大戦は次に繋がる試合になったと思う。メンバー同士声を掛け合い、点を決めると思いっきり喜び合う姿も印象的だった。今日のような雰囲気で次こそ勝利を手にしてほしい。(文=福井彩乃・文3)
(コメント)
吉岡監督
「形を作るより個人でやらせている。他のチームは組織的にやっているが専修は個人で。組織的にしてしまうと、小さい人間になってしまう。だから、1年生や2年生メンバーに自由にプレーしてもらうために、今は形を作るよりも個を重要としている。経験したものを次に繋げられるようにしたい。
3セット目から専修の流れが良くなったが、特に声をかけたわけではない。うちのチームの調子が良い時はそのままでいい。監督としての仕事は、相手チームが伸び始めたときに止めること。うちのチームのミスの時ではなく、相手チームのテンポが良い時は止めて一度落ち着かせたり、メンバーチェンジをして指示を出して相手選手を狙わせたりしている。」
#1小森主将
「ミーティングで話し合い、昨日の試合は忘れてしっかり切り替えて、楽しくいい雰囲気でプレーすることができた。個人的に調子が良かったが、自分はプレーよりも一人ひとり気にかけながら声をかけることを意識した。そうすることで気持ちが上がり、自然とプレーもよくなった。次の相手は筑波大。筑波は攻撃が速いので、それに対応できるように1週間で調整していきたい。」
#20久保
「負けが続いていたから、まずは1勝を目標にミーティングを行った。今日の試合は1セット目から取りにいったが、チームのみんな体がかたくなってしまい、3セット目でようやく本来の力が出せるようになった。その良い流れで挽回したかったが、自分のミスもあり負けてしまった。悔しい結果ではあるが、中大から1セット取れたことはこれからの自信になったと思う。個人的には、大学初めてのリーグで緊張することもあるが、先輩たちの足を引っ張らないように自分ができるプレーをしようと心がけた。自分の武器は高さだと思っている。だから、どんなブロックが来ても、打ち抜けるようにスパイクを打っていきたいと思う。」