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4月15日 秩父宮杯第65回関東大学アイスホッケー選手権大会 ダイドードリンコアイスアリーナ 対駒澤大学 スコア12-1
専大が新チーム初勝利を大勝で飾った。第1ピリオド5分に#21上村良一(法3・北海道栄高)のゴールで先制すると、その直後に上村が立て続けに得点を重ね、試合序盤からリードを広げた。第1ピリオドで5点を奪った専大は最後まで攻撃の手を緩めることなく得点を奪い、駒大を圧倒した。上村は第2、第3ピリオドでもゴールを決め、この日なんと5得点。「上村の攻撃力は今シーズンのカギになる」と、高橋裕一監督も期待を寄せる上村の活躍がチームを勝利に導いた。
《スコア》
1P 5-0(シュート数11-3)
ゴール 5分26秒 #21上村良一(法3・北海道栄高)
5分31秒 #21上村
5分44秒 #21上村
9分06秒 #15佐久竜太郎(法2・北海高)
19分10秒 #91生駒虹樹(法2・武相高)
2P 4-0(シュート数11-2)
ゴール 5分03秒 #19笹川健太(法1・日光明峰高)※公式戦初ゴール
5分40秒 #21上村
13分08秒 #9吉岡大輝(経済4・北海高)
19分10秒 #19笹川
3P 3-1(シュート数11-7)
ゴール 2分32秒 #21上村
4分32秒 #15佐久
15分44秒 #91生駒
合計 専大 12-1 駒大
(トータルシュート数33-12)
8日の日体大戦では序盤から守りの時間が長くなる苦しい展開となったが、この日は試合開始直後から試合の主導権を握った。第1ピリオド5分、味方のシュートを相手ゴールキーパーが弾くと、すかさず上村がその隙を狙ってシュート。先制のゴールを決めた。
ベンチが先制点に喜ぶのも束の間、上村が先制ゴールから5秒後に次のシュートを放ち、2点目のゴール。さらに上村はその13秒後にもゴールを決め、専大はわずか十数秒の間に3点を奪い、リードを大きく広げた。
▲上村(写真)の目にも留まらぬ攻撃で序盤からリードを奪う展開に
昨シーズンからFWとして何度も得点に絡んできた上村。今大会の前に行われた練習試合でも格上のチームからゴールを決めるなど、ここまで良い動きを見せてきた。今シーズンも他者を寄せ付けないスピードでチームの得点源となることが期待される。
○ルーキー笹川 2ゴールで実力示す
今シーズンも楽しみな新人が加入したアイスホッケー部。その中でも#19笹川健太(法1・日光明峰高)が公式戦初ゴールを決め、その存在感を大きくした。第2ピリオド5分、笹川は右方向から攻め込み、相手の守りを振り切ってシュートを決め、初ゴールを記録。さらに第2ピリオド終了間際にこの日2点目のゴールも決めてみせた。
高橋監督も「周りを見て的確なパスが出せる。パックのハンドリングも上手いし、理想のセンター選手」と笹川の力を高く評価している一方で、「彼の実力ならもっとできるはず」とさらなる活躍に期待を寄せている。さらに実力を付け、チームの中心選手の1人となる日も、そう遠くないのかもしれない。
▲好守のいずれにおいても高い能力を持つ笹川(写真中央)。ルーキーだが今年のチームの核になりうる可能性を持つプレーヤーだ
新チームとなってから初の勝利を収めた専大。次戦の相手は過去に何度もリーグ戦で対峙してきた東海大学だ。比較的実力も拮抗している東海大相手に新チームはどのようなゲームを展開するか注目したい。
試合後コメント
高橋裕一監督
「まずは1勝出来たこと、素直に嬉しいです。今年の上村はシュートの精度も高めていますし、期待しています。笹川は1年生ですが、チームにとって好守のカギになる選手です。試合はもう少しシュートを打ってほしいかな(33本)と思いました。シュート数にも見えるようにシュートの精度は良いのですが、打てると思ったタイミングでは変に形にこだわらず、シュートをどんどん打っていってほしいですね。残り2試合、秋に向けてどれだけ力を伸ばせるか、良い形で大会を終えたいです」
(飛田翼・文3 写真も)