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2017.04.13
野球

【野球部】序盤に失点 試合の主導権握れず

平成29年度東都大学野球春季リーグ戦 対國學院大学 第2回戦 スコア2-8


 昨日の試合では引き分けたものの、初回から打線がつながって先制点を奪った専大。しかし今日は國學院大の投手陣相手に4安打と打線が抑え込まれた。序盤までに5点を失い、試合の主導権を奪われる苦しい展開になった。6回には5番・秦匠太朗(経営3・二松学舎大附属高)の2点タイムリー2塁打で1度は点差を縮めるも反撃はこのイニングだけで、点差をひっくり返すには至らなかった。


〈スコア〉

國學大| 410 000 102 | 8

専 大| 000 002 000 | 2

〈スタメン〉

1(指)池間誉人(商2・糸満高)

2(遊)岡本良樹(経営2・専大松戸高)

3(二)大庭樹也(経済1・明豊高)

4(左)平湯蒼藍(経済2・長崎海星高)

5(右)秦匠太朗(経営3・二松學舍付高)

6(三)和田裕生(経済4・福岡大大濠高)

7(一)寺澤圭祐(経営2・検見川高)

8(捕)伊勢裕行(経営4・桐蔭学園高)

9(中)山田克志(商3・東海大甲府高)

P   前田敬太(商2・中部商業高)


 先発の前田は前回登板(4月5日亜大戦)で4回と3分の1を投げて勝ち負け付かず。今日こそ公式戦初白星を手にしたいところだが、今日の前田は立ち上がりから苦しいマウンドとなった。

 簡単に2アウトを取ったが、そこから2塁打と四球でピンチを迎え、國學院大の5番・伊藤にセンター前ヒットを打たれ先制を許す。さらに打たれたあとの守備で自身の送球エラーも絡み、2アウトから2点を先制された。

 2点を失った前田はその後立ち直るきっかけを作ることができない。続くバッターに連続四球を与え満塁とすると、そこからライト前にヒットを打たれ、さらに1点を失った。初回から3四球、3被安打と大荒れの前田は、ここで交代を告げられる。わずか3分の2イニングで降板と、先発の役割を果たせなかった。専大の投手は前田に代わって谷村拓哉(経営1・鹿児島実業高)がマウンドに上がった。

 ▲3回裏、チーム初ヒットを放った深水裕貴(経営2・熊本工高)(撮影=飛田)

 3回の攻撃、守備から途中出場し、この回先頭バッターの深水がセンター前ヒットで出塁する。続く山田は送りバントでランナーを2塁に進め、1番・池間につなぐ。しかし池間はショートフライに倒れ、続く岡本良は低め変化球を見送り四球を選ぶも、3番・大庭はサードゴロに打ち取られた。


 5回からは谷村に代わって上野南斗(文1・大社高)が登板。公式戦初のマウンドとなったが2イニングを無失点に抑え、上々のデビューを果たした。

▲3番手・上野(撮影=冨樫)


 上野の好投を反撃につなげたい専大は6回、先頭の岡本良が出塁すると、続く大庭も四球でつなぎ、0死1,2塁のチャンスを作る。ここでベンチは4番の平湯に代打・29 小野田滉平(経営4・東京学館浦安高)を送り、バントの指示を出した。プレッシャーのかかる場面だが小野田はバントをきっちり成功させる。

 ランナーを進め、迎えるバッターは5番の秦。外のボールを見送ってからの2球目を振り抜くと、打球はレフトへ落ちる2塁打となり、ランナーが2人生還した。2塁に到達した秦は塁上で両手を高々とあげた。試合後、秦は「前のバッターがチャンスを広げてくれたのでなんとか打たないという気持ちだった」と振り返った。

▲6回裏、秦のタイムリー2塁打で2点を返す(撮影=冨樫)

 その後6番・和田がヒットでつなぐも、点は入らず。しかし専大はこの回は2点を加え、点差を縮めた。

 

 序盤につけられた点差を詰めていきたい専大だったが、直後の7回に1点、最終回にはホームランで2点を失うなど、國學院大打線の勢いを止めることができず、チームも6回以降得点をあげることなくゲームセットとなった。

 和田主将

「前半に失点してしまったが、野手陣の攻撃で逆転してやらないといけなかった。序盤から差をつけられ、後手に回ってしまった部分があったかもしれない。(自身の4試合連続安打について)調子の良し悪しは関係なく、1打席1打席必死にやる、それだけです」

(飛田翼・文3)