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4月12日、神宮球場にて東都大学野球春季リーグ戦対國學院大戦(第1戦)が行われた。初回で2点先制した専大は6回までリードを保つも、7回表に連打を浴び、同点に追いつかれてしまう。9回裏にはサヨナラのランナーを出すがホームに還すことはできず、同点で試合を終えた。
〈スコア〉
國學大| 001 010 300 | 5
専 大| 202 010 000 | 5
〈スタメン〉
1(指)池間誉人(商2・糸満高)
2(遊)岡本良樹(経営2・専大松戸高)
3(二)大庭樹也(経済1・明豊高)
4(左)平湯蒼藍(経済2・長崎海星高)
5(右)秦匠太朗(経営3・二松學舍付高)
6(一)寺澤圭祐(経営2・検見川高)
7(三)和田裕生(経済4・福岡大大濠高)
8(捕)伊勢裕行(経営4・桐蔭学園高)
9(中)山田克志(商3・東海大甲府高)
P 髙橋礼(商4・専大松戸高)
後攻の専大。初回から試合は動く。1番池間がよく見て四球を選ぶと2番岡本のバントが内野安打となり1、2塁ともセーフ。3番大庭がしっかり送って1アウト2、3塁。4番平湯は球をよく見極め二遊間を抜けるタイムリー、2点を先制した。
▲平湯の2点タイムリーで先制
先発投手・髙橋は3回表にソロホームランを打たれるも、そこから崩れることなく4回表も相手打線を三者凡退に抑えた。3回裏には、6番寺澤が2ベースヒットで出塁すると、続く7番和田の打球が風に乗りレフトスタンドへ。主将の2ランホームランでリードを広げた。
▲今季2本目。スタンドへガッツポーズする和田
5回表、ここまでピンチを切り抜けてきた髙橋が捕まる。先頭打者のヒットをきっかけに連打、1点を返されてなおもノーアウトの場面、投手は堀田竜也(経営4・常葉学園菊川高)に交代。堀田は2アウト満塁とされながらも追加点は許さなかった。裏の攻撃、5番秦が2ベースヒットで出塁し、続く打者はチャンスで回ってくる主将・和田。センターへ抜けるタイムリーを放ち5-2。リードをもらった堀田は6回表、あっという間に相手打線を三者凡退に打ち取った。
▲堀田、6回のピッチングは圧巻
ピンチは7回、三遊間へヒットを許すと続けて打たれ5-3。じわじわと近づいてくる國學大の影を断ち切ろうとするように、投手は金城乃亜(商2・糸満高)に交代。しかし金城、立ち上がりを狙われたかタイムリーを与え、ついに同点に追いつかれてしまった。その後、金城は8回9回とピンチを作ることなく打線の勝ち越し打を待つ。9回裏、先頭の5番秦のヒットなどでサヨナラのチャンス。専大は代打を出し一打を願うが、その願い届かずランナーをホームに迎えることはできなかった。連盟規定により延長戦は行われず、引き分けとなった。
(冨樫幸恵・文3、写真も)
和田主将
「勝つに越したことはないが、これまでなら勝ち越されてしまっていた場面、同点で抑えられたのは良かったと捉えている。(ホームランについて)相手投手のボールと自分のスイングに集中するようにしていて、内野の頭を越えるかなという手応えはあったが、伸びてホームランになってくれた。1日1日を大事に、やれることを出し切っていきたい」