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4月8日（土）、立川市泉市民体育館にて、2017年度春季関東大学男子1部バレーボールリーグ戦が開幕した。専大は第1日に日体大と、第2日に早稲田大と対戦し、白熱した試合を繰り広げるも開幕2連敗となった。
スターティングメンバ―（日体大戦、早稲田大戦ともに同じ）
#1 小森郁己（経営4・佐賀商高）
#2 平原隆也（経済4・都城工高）
#4 井上創太（経済4・東福岡高）
#7 為我井太也（文3・東亜学園高）
#11 柏田樹（経営2・都城工高）
#12 畑中辰斗（経営2・松阪工高）
#19 東拓巳（経営1・開智高）
#20 久保裕太（商1・都城工高）
第1日
専大0（23-25、16-25、18-25）3日体大
第1セット、序盤から相手の高いブロックで思うような攻撃ができず、2-7とリードを許す。しかし、タイムアウト直後、#11柏田がクイックにブロックに得点を重ね、少しずつ専大に流れを引き寄せる。15-15と同点に追いつくも、要所でのミスでチャンスを逃し23-25とセットを先取される。
第2セット、序盤から競り合った展開になり、「初めての大学の試合で緊張もあったが、楽しくプレーできた」と話す期待の1年生#19東、#20久保が果敢に攻める。しかし、14-17からの6連続失点で相手の勢いそのままに、16-25とセットを落としてしまう。
第3セット、日体大のスピードと威力のあるクイックへの対応に苦戦し、9-16と点差をつけられる。#11柏田のブロックポイントや#13谷（文2・平塚学園高）の2連続得点で、なんとか流れを変えようとするも中盤の点差が響き、18-25、セットカウント0-3で初戦を勝利で飾ることはできなかった。
（コメント）
#19東
「1セット目、競っている場面で取られてしまって相手の流れにしてしまった。切り替えが足りなかった。大学バレーの雰囲気には緊張もあったが声を出してプレーできた。自分のアピールポイントはスパイクと得点の時に全力で喜んでチームを盛り上げること。また次に試合が続いていくのでしっかり切り替えて早稲田戦、勝ちに行きます。」
第2日
専大0（29-31、22-25、20-25）3早稲田大
第1セット、序盤からの早稲田大の容赦ない攻撃で9-13とリードされる。タイムアウトで流れを変えると、#1小森主将のコートを広く使った攻撃で22-22と同点に追いつく。そこから一進一退の攻防が続き、デュースにもつれ込む両者一歩も譲らぬ展開となった。29-31とセットを落としてしまうも、#2平原、#4井上、両リベロの粘り強い守りを中心にチーム全員でボールを繋げた。
▲コースを打ち分ける#1小森主将
▲粘り強くボールを拾う#4井上
第2セット、#12畑中のクイックで先制し巻き返しを図る。相手のミスも重なり9-5とリードするが、中盤からの早稲田大のバリエーション豊富な攻撃で次第に点差を縮められ、21-21に。あと一歩のところで高いブロックに攻撃を阻まれ、セットを連取されてしまう。
後がない第3セット、早稲田大のスピードや前後の揺さぶりに惑わされるも、#19東、#20久保、2人の1年生の堂々としたプレーで必死に食らいつく。#1小森主将が「このリーグ戦に向けて一番強化してきた」と話すブロックでも#7為我井や#11柏田が得点。しかし、少しの点差を埋めることができず、20-25、セットカウント0-3で敗れてしまった。
▲パワフルなスパイクで存在感を見せる#19東、#20久保
開幕2連敗と結果こそ残念だったものの、特に早稲田大戦では、新戦力が加わり新しくなった専大バレー部の姿が見られた。リーグ戦はまだ始まったばかり。残りの試合でもワクワクするようなプレーを見せてくれるに違いない。（文＝福井彩乃・文3／写真＝冨樫幸恵・文3）
（コメント）
吉岡監督
「昨日に比べれば悔しさは少ない。1セット目は取りたかった。#20久保にボールを集めたのは、昨日力を発揮できなかったので、今日しっかり決めさせて自信にしてほしかったから。日体、早稲田はミスが少なかった。昨日、今日でそれを見せつけられた。#1小森中心に拾ってきたセカンドの球を誰が取りに行くか、どれだけミスなく取りに行けるかが鍵となる。始まったばかりで1年生の限界が分からない。これからどう成長していくか期待したい。」
#1小森主将
「今日は1セット目、取れそうだったのに落とした。昨日と比べるとミスが少なかったのでそこは良かった。リーグ戦に向けてブロック強化をしてきたので、もっとブロックポイントがほしい。課題がたくさん残っている。主将として、チームを引っ張っていく存在になり、後輩には思いっきりプレーさせたい。来週も声を出して楽しんでバレーをしていきたい。」
