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2017.03.31
準硬式野球

【準硬式野球部】関東選手権を準優勝で終える 選手たちリーグ戦に手応え

 第59回関東地区大学準硬式野球選手権大会・決勝 対中央大学 @中央大学硬式野球グラウンド スコア0-3

 小雨の降るなか、中央大学内のグラウンドで行われた関東選手権決勝戦は、好投する相手投手を攻略する事ができず、完封負けとなった。打線は散発5安打で、先頭打者が出塁したイニングはわずか1つだけだった。投手陣は計4投手を継投でつなぎ、強力な中大打線を最小失点で防ぎきり、4月から再開されるリーグ戦に向けて期待が持てる内容だった。主将をつとめる神山琢郎(経営3・県岐阜商高)は「準優勝という結果はチームにとっても自信になる。リーグ戦でも自分の野球を貫いていきたい」と前を向いた。

<スコア>

専大 |0 0 0 |0 0 0 |0 0 0|0

中大 |1 0 0 |1 0 0 |0 1 X  |3

<スターティングメンバー>

1(指)桂川海輝(経済2・専大北上高)

2(二)杉山滉生(経済2・専大北上高)

3(遊)今坂僚介(ネット情報3・常葉菊川高)

4(指)五十嵐健(経済1・常総学院高)

5(捕)神山琢郎(経営3・県岐阜商高)

6(一)大野恵和(経営2・専大松戸高)

7(三)山口剛史(商2・伊勢崎商高)

8(右)福井亮太(商3・県岐阜商高)

9(中)上野滉平(商1・県岐阜商高)

P 齋藤由斐(経済1・前橋育英高)


▲決勝戦の先発に選ばれたのは今大会初登板の齋藤だった。齋藤は大会の前に開幕した春季リーグ戦(中大戦)で1度先発している(撮影=飛田)

 試合前日に決勝戦の相手が中大に決まると、左打者の多い中大打線に対抗できるよう左サイドハンドの齋藤が先発に抜擢された。齋藤は立ち上がり、1死2塁から長打で先制を許すも、3イニングを初回の1点のみに抑えた。4回からは山口寛太(法1・金沢市工高)が登板した。


▲5回からは岡本和記(商3・金光学園高)がマウンドに(撮影=飛田)

3投手を細かくつなぎ、相手の攻撃を振り切ってきた専大。3イニングを投げた岡本和に代わって8回のマウンドに上がったのは昨日の試合で完投している阿部拓磨(経営2・専大松戸高)だった。

▲前日に先発した阿部拓が登板、1イニングを三者凡退に抑えた(撮影=冨樫)


 決死の継投に応えたいところだったが、9回の攻撃も三者凡退に抑えられ試合終了。大会優勝にはあと1つ及ばなかった。

しかし、昨年まさかの敗退を喫した準決勝を突破し、準優勝という成績を収めた準硬式野球部。昨秋のリーグ戦は投手陣が思うような活躍が出来ず、屈辱の最下位に終わったが、今大会では阿部拓、山口寛ら投手陣が安定した投球を披露した。そして、野手では全5試合で4番をつとめ、2つのホームランを放った五十嵐の成長が著しかった。打線の上位に座り、チャンスを作るほか、適時打も放った今坂・桂川両名の活躍も光った。4月1日より再開される春季リーグでもさらなる活躍を期待したい。

試合後インタビュー

神山主将

「試合の中でそれぞれ自分の状態を修正できなかったといいますか、最後まで惰性でいってしまいました。力負けしてしまい、中大との力の差を感じました。それでも大会で準優勝することができて、自分含め選手たちも自信になると思います。投手陣が計算できるようになったのはとても大きいです。(大会を振り返って)五十嵐は苦手なタイプの投手が相手でもしっかり対応できるようになって、成長したなと思いました。この大会で得たことを生かせるように、リーグ戦でも自分の野球を貫いていきます」

(飛田翼・文2)