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第59回関東地区大学準硬式野球選手権大会 5回戦 対法政大学Ⅱ部 @早稲田大学東伏見グラウンド スコア5-2
他の試合が雨天で延期になった影響で29日まで試合がずれ込んだ専大。この日は法政大学Ⅱ部と対戦し、5-2と快勝した。試合は2回、主将・(捕)神山琢郎(経営3・県岐阜商高)の先制ソロホームランで1点をリードすると、3回にも1点を追加。6回には4番・五十嵐健(経済1・常総学院高)の大会2号ソロホームランなどで2点を加えた。守っては先発の山口寛太(法1・金沢市工高)が緩急を巧みに使い、9回2失点の完投勝利を収めた。
<スコア>
法大Ⅱ |0 0 0|0 0 0|0 2 0|2
専修大 |0 1 1|0 0 2|0 1 X|5
<スターティングメンバー>
1(遊)今坂僚介(ネット情報3・常葉菊川高)
2(二)杉山滉生(経済2・専大北上高)
3(指)桂川海輝(経済2・専大北上高)
4(指)五十嵐健(経済1・常総学院高)
5(捕)神山琢郎(経営3・県岐阜商高)
6(一)大野恵和(経営2・専大松戸高)
7(三)山口剛史(商2・伊勢崎商高)
8(右)福井亮太(商3・県岐阜商高)
9(中)上野滉平(商1・県岐阜商高)
P 山口寛太(法1・金沢市工高)
▲24日の対東京理科大戦に続き、安定したピッチングで勝利をつかんだ先発・山口寛
▲2回、先制のソロホームランを放った5番・神山
神山・ホームラン談話
「打ったのはインコースのまっすぐです。相手の先発が左投手だったので右打者である時分がなんとかしないと、という思いでした。打ったときは『ちょっと上がりすぎたかな』と思いましたが、思った以上に伸びて良い感じに入ってくれました。先制点がほしかった場面で打ててよかったです」
▲6回、追加点となるソロホームランを打った4番・五十嵐。初球を鋭く振りぬくと打球は外野フェンスを越えていった
五十嵐・ホームラン談話
「打ったのはスライダーです。1打席目2打席目と抑えられていて、今日の調子もイマイチだったのですが、そういうときこそ初球からいかないと、と思ったので振っていきました。試合の中盤、追加点がほしい場面で打てたのでめちゃくちゃ嬉しかったです!」
▲今大会2本目のホームランを打ち、思わず笑顔もこぼれた
この日のインタビューでも「あくまでホームランは狙わず、まずはチャンスでのヒットや、チームの勝ちにつながるバッティングを心がけたい」と謙虚な姿勢を貫いた五十嵐。自分を「つなぎの4番」と称する五十嵐だが、この大会ここまで2本のホームランを放ち、チームの4番打者として確実に存在感を増しつつある。
▲ピンチで三振を奪う山口寛。長打で失点を許した8回以外は相手打線を寄せつけなかった
味方から援護をもらい、最後まで自分のペースで捕手のミットにボールを投げ込んだ先発の山口寛は9回のマウンドにも上がり、最後はサードゴロ併殺に打ち取った。
4番・五十嵐、5番・神山にそれぞれホームランが飛び出すなど、中軸の活躍で勝利した専大。これまでの3試合、いずれも序盤に先制点を取り試合を優位に進めている。次の試合は昨年惜しくも敗れて涙を呑んだ準決勝。「去年は準決勝で負けたので、今年はその分も気合を入れて絶対に勝つ」と、主将・神山の言葉にも力が入っていた。
試合後インタビュー
神山主将
「今日も先制点を取れましたし、先発の山口(寛)も良いリズムで投げてくれました。(五十嵐のホームランについて)追加点がほしい場面で打ってくれましたね、良いホームランでした。去年は準決勝で負けてしまったので次の準決勝は絶対に勝ちたいです」
9回完投勝利・山口寛
「スライダーでカウントを稼ぎ、カーブで緩急をつけて抑えることができました。終盤になると体力面できつくなってきて球が浮いてきてしまったのでそこは反省点ですね。低めのピッチングを心がけたいです」
(飛田翼・文2 写真も)