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5月2日、江戸川区陸上競技場にて関東大学サッカーリーグ戦第6節、流通経済大戦が行われ、後半ロスタイムに前澤の劇的逆転弾で2-1と勝利した。
最高気温は25度を超え、春の陽気というにはいささか暑すぎたこの日、エース仲川輝人(商4・日体荏原高)を前節の負傷で欠く専大は前節から中4日で流経大と対戦。この日の暑さに触発されてか流経大の応援団もいつも以上に熱く、試合開始前から異様な空気が流れるなかキックオフ。
立ち上がりからアグレッシブにくる流経大の勢いに押され、たまらずファウルでフリーキックを与えてしまうと、これを直接決められてしまい、前半2分にまさかの失点。
しかし、失点後は北出雄星(経済3・日大鶴ケ丘高)、前澤甲気(経営4・清水商高)を中心に右サイドからチャンスを演出。前澤が惜しいシュートを放つ場面もみられたがゴールネットを揺らすことはできず前半終了。
早い時間帯に追いつきたい専大は後半4分、北爪健吾(法4・前橋育英高)からのロングパスに廣瀬慧(法1・前橋育英高)が裏へ抜け出すと、飛び出してきた相手GKに倒されPKを獲得。このPKを前澤がGKに触れられながらもしっかりと決め、試合を振り出しに戻す。
その後もチャンスをつくる専大だが、ゴール前で集中を切らさない流経大ディフェンスに跳ね返されてしまう。
そこで攻撃にアクセントをつけたい専大は後半22分、私市一樹(経済2・東海大菅生高)を投入。「スペースで受けることを意識した」と話すように、ゴール前を固める流経大ディフェンスの届かない場所に顔を出しリズムを生む。北爪への絶妙なラストパスで絶好機を演出するも得点には至らず。
このまま試合終了かと思われた後半48分、右サイドでフリーでボールを受けた私市がふわりとした浮き球クロス、これを前澤が胸トラップから完璧な右足ボレーで叩き込み逆転。そしてこのまま試合終了。
エース仲川不在の専大がロスタイムの逆転劇で2-1と流経大を下し、貴重な勝ち点3を獲得した。
(鷲尾凌平・経済2)
源平貴久監督
―試合を振り返って
前半は風下で後手に回ってしまったが、後半の半ばからは良くなった。要所要所で点を取れたのが勝利に繋がった。
―前節の負傷で欠場した仲川選手の状態、星野選手の途中交代は
仲川は軽い肉離れ。GWだけ休んで10日から出れると思う。星野はコンディションがあまり良くないみたいなので。
―次節順大との首位攻防戦ですが
順大にしっかり勝って1位をキープしたい。
河津良一主将
―試合を振り返って
立ち上がり2分は負けていたが、逆にその2分しか負けていなかっただけにもったいないゲームをするところだった。先制されたが、1点返せば逆転できると思っていた。
―失点が続いているが
セットプレーだったりカウンターだったりと、完全に崩されているわけではない。試合の入り方が良くないので、チーム全体でもう一度確認したい。
―次節に向けて
中3日の条件は一緒。向こうも上位対決ということで大事な試合だとわかっているだろうし、そこで勝てれば大きい。コンディションをしっかり整えていきたい。
前澤甲気選手
―今日の試合を振り返って
立ち上がりの失点は各自が意識して防ごうとしていたができなかった。これは今季の課題。
―PKでの同点ゴール
相手GKにコースを読まれており危なかったが、蹴る前から自分ならできると思っていた。仲間からの信頼もあり責任を持って蹴った。
―逆転ゴールについて
定番の形で決まった。得点王には近い距離にいるが自分にプレッシャーをかけて一戦一戦挑みたい。
―次節に向けて
中3日で完全にコンディションを戻すのは難しいが、しっかりとケアして準備していきたい。
私市一樹選手
―試合を振り返って
試合の入りが良くなかったが、結果を残せて良かった。
―途中出場だったが、監督からの指示は
ダブルボランチだったところをトップ下を2枚にして前で受けてリズムを作れと言われた。スペースで受けて捌くことを意識した。
―仲川選手が不在だったがチームへの影響は
エースがいないのは厳しいが、その分1人1人が責任感を持って、チームとしてもまとまりを持ってやっている。