News

最新ニュース


2016.12.28
陸上競技

【陸上部】箱根駅伝5日前!丸山竜也、特別インタビュー

 お正月の風物詩「第93回東京箱根間往復大学駅伝競走」まで残り5日に迫った。専大は惜しくも本戦出場を逃したが、予選会総合8位の丸山竜也(商4・専大松戸高)が関東学生連合チームとして出場する。予選会で見せた快走の勢いは止まることなく、その後の記録会でも好タイムを連発。先日、専大スポーツは丸山を直撃し、箱根駅伝への思いを聞いた。



 学生連合としての出場について、「チームとして箱根に出られないことはとても悔しいが、他大のエースから刺激をもらえるいい機会」と前向きに語った。学生連合メンバーが集まって行う練習は一度の合同合宿のみ。普段は専大の他の選手と同様のメニューに加え、箱根でのロードレースに特化した専用メニューをこなしている。「(引退せずに)残って練習に付き合ってくれている4年生の存在は大きい」と仲間への感謝の思いを語る。後輩たちへ向けては「一緒に練習をする中で自分の走りから何かを得てもらえたら」と、背中で専大を引っ張る姿勢は予選会前と一切変わらない。

 11月に行われた日本体育大学長距離記録会では、5000mの自己ベストまでわずか2秒届かなかった。そこで「改めて普段の生活にタイムを伸ばすヒントがないか、徹底的に見直している」。インタビュー時このように話した丸山は、12月の八王子ロングディスタンスで10000mの専大記録・自己ベストを見事に更新。競技に対する貪欲さが、以前から目標としていた専大記録の樹立を実現させた。

 そんな丸山が箱根駅伝で目指すのは、「感謝を走りで伝えること」。「自分をここまで育ててくれた監督・コーチやチームメイトをはじめ、家族、友達など応援してくれている方々へ向けた走りを」タイムや順位を超えた素晴らしい走りを見せてくれるに違いない。

 最後に、丸山にとって箱根駅伝とは?という、あえて昨年と同じ質問をした。すると、丸山から「箱根で走ることを目標としている選手も多いが、自分にとってはあくまで通過点。自分が重きを置いているのは、その先の日本選手権やオリンピック」と昨年と全く変わらない答えが、力強くはっきりと返ってきた。ぶれないモチベーションこそ、丸山を成長させ続ける要因の一つだろう。世界を見据える丸山の、最後の箱根路での走りが待ち遠しい。


 例年通り、1月2日の午前8時に大手町をスタートします!午前7時より日本テレビにて生中継もされますので、現地に足を運ぶことができない方はぜひそちらをご覧ください!お正月なので忙しかったりゆっくり過ごしたかったりすると思いますが、どうか熱い応援をよろしくお願いします!!!

(文=温井結・商2、写真=大河原佳也・文2)