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◆12月18日 関東大学アメリカンフットボールBIG8 / 2部入替戦 vs一橋大 アミノバイタルフィールド(東京都調布市)
先日までの1部BIG8リーグ戦を6位で終えた専大は18日、2部Bブロックで2位となった一橋大との入替戦に臨むも、3対17で敗れ2部降格が決定した。
/ | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 計 |
専大 | 0 | 3 | 0 | 0 | 3 |
一橋大 | 0 | 7 | 0 | 10 | 17 |
前日までの寒さが一変し、心地の良い小春日和のなかアミノバイタルフィールドは熱を帯びる。一橋大のキックオフで始まった第1クオーターは両チームともにラインバッカー陣の守備が光り、思うように陣地を進めることができない。目立ったチャンスも生まれずに無得点で終えた。
静かな試合運びが予想される序盤となったが、第2クオーターでその様相は一変する。インターセプトでオフェンス権を得た専大は、#25内村優太(法4・駒場学園高)を中心としたランプレーでヤードを稼ぎ最後は#31佐藤宏樹(法3・横浜高)がフィールドゴールを決め先制する。この大事な一戦での先制は大きな意味を持つ。そう思われたがしかし、直後のディフェンスにおいて、残り30ヤードから裏へと抜けるパスを通されると、そのまま一気にタッチダウン。リードした喜びはつかの間で、あっという間に逆転されて3-7で前半を終えた。
後半に入り第3クオーター。再逆転を狙う専大は、クオーターバック#1小林貴紀(文3・舞岡高)が自らランで持ち込みダウンを獲得すると、残り30ヤード付近から再びフィールドゴールを狙う。しかしボールは無情にもポストの横を通過しこの攻撃は失敗に終わった。
そして第4クオーター。追い込まれた専大はハドルを作らず果敢に攻めるも、ここに来てミスが次々と生まれる。インターセプトから攻め込まれるとフィールドゴールを決められさらにリードを広げられる。最後は一橋大の多様な攻撃に対応できず、さらに追加のタッチダウンを決められたところで試合終了。これにより、来年度のリーグ戦は2部で戦うことが決定した。
ミスを潰すことが課題と言われた専大だったが、最後まで思うように改善されず。2期連続での下部リーグへの降格となる悔しい結果に終わった。
(木村健人・商3)
渡辺卓史監督コメント
「うちの悪いところが全て出てしまった試合となった。相手に合わせてしまったことが主な敗因。あれだけミスがあると勝てるものも勝てないし、気持ちの面でも相手が上回っていたように思える。(ミスについて)練習は良い緊張感を持ちミスなくこなせていたので練習通り平常通りできればよかったのだが……。(来季について)2部に合わせたやり方をすると、戻っては来れないだろうと思う。今まで培ったものを大事にしてやっていく」