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2014.05.18
野球

東都大学春季リーグ 東農大戦第2戦 接戦を制し最終戦を白星で飾る 

前日の初戦は打線が繋がり快勝した専大。勢いそのままに第二戦で勝ち点を手にしたい。投手は今リーグ初先発の平間凛太郎(経営2・山梨学院大附高)。この平間が起用に応え7回を1失点の好投。打線は1-1の回、6番渡辺和哉(経営3・文星芸大附高)の値千金のホームランで勝ち越しこれが決勝点となった。

 

専大は2回、東農大打線に平間の立ち上がりを捉えられ、二本のヒットで一死1.3塁のピンチを招く。続く打線の3球目。相手7番の今泉にスクイズを決められ、先制点を奪われてしまう。

 

しかし、ここで動じないのが今日の専大だった。3回の裏、二死からここ数試合当たっている重野雄一郎(経営3・専大松戸高)が三塁線を破るツーベースヒットで出塁。続く2番福田晃規(商3・県岐阜商高)が上手くセンター前へ運びすかさず同点とした。

 

さらに4回、ファールで粘った後の7球目を振り抜いた渡辺の打球はライトの頭上をライナーで越えていきそのままスタンドへ。前の試合ヒットのなかった渡辺の名誉挽回の一打となった。これで2-1と勝ち越し、そのままたたみかけたい専大打線だったが、その後は相手投手の小島の前に中々点を奪うことが出来ない。

 

一方、平間は、毎回ヒットでランナーを背負いながらも持ち前の速球と、相手打者の打ち気をそらす変化球で要所を締め相手打線に得点を与えない。結局7回を一四死球1失点とまとめ、文句なしの投球で2番手の坂元寿謹(経済4・太田東高)へとバトンタッチ。監督の先発起用に見事応えた。

 

代わった坂元は落ち着いた投球で8回を3人で切り抜ける。そして1点差のまま迎えた9回の守り。ツーアウトながら四球とヒットで1.2塁と最後の山場を迎える。しかし最後の打者をレフトフライで打ち取りゲームセット。1点差も接戦をものにした。

 

専大はこの勝利で2つ目の勝ち点を手にし、通算成績6勝7敗とし今リーグを終えた。

 

前半戦では中々出なかったタイムリーヒットが後半戦では多くなり打線も本来の形を取り戻してきたように見える。今リーグは1部への入れ替え戦には絡むことができなかったが、秋には観客を魅了するゲームを見せてくれるだろう。次のリーグ戦、専大野球部が神宮の舞台へ舞い戻ることを大いに期待したい。

 

(湯澤 時生・人間科学3)

 

以下はコメント

 

○斎藤正直監督

相手は何が何でもという気持ちでぶつかってきたけど、こちらも決して受け身にはならなかった。(平間の先発起用は)秋に繋げるためにもどこかで使いたいという気持ちがあり、今回先発させることに決めた。練習中から調子も良くいいピッチングをしてくれた。

(春季リーグを振り返って)就任が遅かった分相手チームの情報が少なく他大の指導者より選手に対応、対策を伝えることができなかったと思う。その中で選手達は良く戦ってくれていた。(今後の課題)精神的・体力的スタミナが足りていない。負けているときに粘り強く点を取りたい。8回に点を取られることが多かったのも精神的なスタミナ不足。今リーグ6勝7敗ということで秋にはそれを9勝まであげたい。全てが課題。秋は勝てるチームにします。

 

○小林夏樹主将

後半戦は、長打が出てきて打線につながりが出始めた。春季リーグを通して他大学との差は感じられなかった。秋季リーグに向け、夏はノックを中心に質のある練習で守備を強化し、ねばりの野球で優勝を目指したい。

 

東農大|010 000 000|1

専大 |001 100 00×|2