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◆10月28日~30日 全日本大学総合卓球選手権大会(個人の部) 長野市真島総合スポーツセンター
学生チャンピオンを決める全日本大学総合卓球選手権大会(個人の部)は28日より長野市で開催され、男子ではシングルスの三部航平(商1・青森山田高)と郡山北斗(経営2・関西高)の若い二人が躍動。両者とも準決勝で破れてしまったものの3位入賞を果たした。三部は大会の最優秀新人選手賞にも選ばれている。
その他にも男子ダブルスの田中博巳(経営3・明徳義塾高)・田添響(商2・希望ヶ丘高)ペア、女子からはシングルスで安藤みなみ(商2・熊本慶誠高)がこちらも3位となっている。
【主な結果】
▷男子シングルス
5回戦
○及川瑞基(商1・青森山田高) 4-1 吉村(愛工大)
●田添健汰(商3・希望ヶ丘高) 1-4 滝澤(明大)
○郡山北斗 不戦勝 吉田(愛工大)
○三部航平 4-2 酒井(明大)
●田添響 2-4 有延(明大)
準々決勝
○郡山北斗 4-1 及川瑞基●
○三部航平 4-0 坂野(中大)
準決勝
●三部航平 3-4 滝澤(明大)
●郡山北斗 2-4 丹羽(明大)
▷男子ダブルス
準々決勝
●田添健・郡山 0-3 丹羽・酒井(明大)
○田中・田添響 3-1 宮本・定松(中大)
準決勝
●田中・田添響 1-3丹羽・酒井(明大)
▷女子シングルス
5回戦
○鈴木李茄(商4・青森山田高) 4-1 瀬山(中大)
○安藤みなみ 4-0 前瀧(日体大)
準々決勝
●鈴木李茄 3-4 成本(同志社大)
○安藤みなみ 4-3 阿部(早大)
準決勝
●安藤みなみ 1-4 山本(中大)
前年度の同大会において専大は3部門で優勝を果たしており、今大会ではさらなる飛躍が期待された。しかし大会が始まるとその雰囲気は一変。ダブルスでは昨年覇者である男子の郡山・田添健ペアと女子の鈴木・安藤ペアがそれぞれ準々決勝で敗退。シングルスでも優勝候補筆頭の鈴木がこちらも準々決勝で敗れるなど厳しい戦いを強いられることとなった。
そんな中で注目を集めたのが、男子シングルスの郡山だ。郡山は3回戦までを難なく突破。4回戦では明大の渡辺に辛勝すると5回戦は相手の棄権という幸運も重なり準々決勝に進出した。
準々決勝の相手は同じ専大の後輩及川。及川もここまで明大の主将を務める町を破るなど大健闘で勝ち上がってきた。試合は郡山が2セットを連取すると及川も1つ奪い返し食い下がる。しかし及川の反撃は及ばない。第4セットを11-4と圧倒した郡山が第5セットも危なげなく獲得し準決勝進出を決めた。
▲準々決勝では及川との先輩後輩対決を制した(撮影=冨樫)
むかえた準決勝の相手はオリンピックでの活躍も目立った丹羽(明大)。郡山は7月に行われた団体の部での決勝においても丹羽と対戦し惜敗しており、なんとか雪辱を果たしたい一戦となる。意外にも試合序盤の主導権を握ったのは郡山だった。持ち前の勢いと思い切りの良さを武器にポイントを積み上げると第3セットまでをセット数2-1とリードして終えた。それ以降は流れを持って来ることができずに試合は敗戦に終わったが、世界レベルの選手を相手に十分に通用するという力を見せつけた結果となった。
(木村健人・商3)
▲丹羽を相手にも引けを取らない卓球を見せる
▲賞状を手に笑顔を見せる郡山と三部(撮影=冨樫)
【試合後の選手談話】
郡山北斗選手
「ランク入りが目標だったので(3位という結果は)満足している。(丹羽戦については)インカレでは惜しい結果で負けていたが、自分は格下だという気持ちを忘れずにまた1からだと思って思い切って望めた。結果として力の差を見せつけられてしまった。(来月の全日本学生選抜卓球選手権大会について)今回と同じく目標はメダル獲得です」