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５月４日伊勢原グランドにて東都大学野球春季リーグ対国士舘戦の第二回戦が行われた。前日に国士舘打線に17本のヒットを許し、いかに打線を抑えるかがポイントとなる第二戦。先発にエースの池田駿（商４・新潟明訓高）を送り込み、その期待に応えた池田が序盤はランナーを背負いながらも相手打線に本塁を踏ませない。しかし、中盤に追いつかれると、終盤はミスも重なり逆転を許し、２-５でこのカードを落とした。
立正大戦を好投した勢いそのままにこの日の池田の投球は冴えわたっていた。初回、先頭を味方のミスで出塁を許すが後続をきっちり打ち取る。さらに２回には二本のヒットで一死２．３塁のピンチを迎えるもライト荒木翔平（経営４・横浜高）のスパープレーにも助けられ得点を与えない粘りの投球が続く。
一方、専大打線は２回。５番渡辺和哉（経営３・文星芸大附高）が一死から四球で出塁すると、続く森山恵佑（商２・星陵高）がライト前へエンドランを決め１．３塁とチャンスを拡大。このチャンスに７番濵田竜之祐（商３・鹿児島実業高）の強烈なライナーを相手セカンドが弾き、この間に先制のホームを踏んだ。
４回までランナーを出しながらも得点を許さない粘りのピッチングを見せてきた池田だったが、５回、先頭打者に三塁線を破るツーベースで出塁を許すと、一死３塁と進められたところで、スクイズを決められ同点とされる。それでも池田は後続に出塁を許さず、この回を１点のみで抑えた。
しかし、悪夢は試合終盤に訪れた。７回の裏、専大は一死からエラーで出塁を許すと、打ち取ったセカンドへのゴロでゲッツーが取れず悪い雰囲気が流れる。そこからワイルドピッチで２塁へ進塁されると国士大１番の岡にレフト前へ運ばれついに逆転を許した。
この失点で緊張の糸が切れたのか、専大守備陣は８回にはさらに３つのエラーが重なり３失点。自らのミスで崩れ終盤に５－１と大きく離されてしまった。
打線は９回に内野ゴロの間に１点を返すがそこまで。最下位、国士大相手に２連敗で勝ち点を逃す結果となった。
（湯澤時生・人間科学３）
専大 ｜０１０ ０００ ００１｜２
国士大｜０００ ０１０ １３×｜５
