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2016.10.06
野球

【野球部】 日大相手に完敗 4カード連続で勝ち点なし

 10月6日神宮球場にて、対日本大学第3回戦が行われた。昨日こそ大量失点を喫し、対日大の成績を1勝1敗とされるも、今日の試合に勝てば待望の勝ち点が手に入る。なんとしても勝利をつかみたい専大だったがこの日も先発投手が早いイニングで失点、序盤から大きく差をつけられる厳しい展開となる。専大も6番・森山恵佑(商4・星稜高)が猛打賞を記録、秦匠太朗(経営2・二松學舎大附高)がソロホームランを放つが及ばず、8-3で敗れた。



日大
専大


スターティングメンバー

1 (遊)池間誉人(商1・糸満高)

2 (二)工藤祐二朗(商2・韮山高)

3 (一)福永裕基(文2・天理高)

4 (指)平湯蒼藍(経営1・海星高)

5 (右)秦匠太朗(経営2・二松學舎大附高)

6 (左)森山恵佑(商4・星稜高)

7 (三)和田裕生(経済3・福岡大大濠高)

8 (中)寺澤圭祐(経営1・検見川高)

9 (捕)深水裕貴(経営1・熊本工高)

P (投)堀田竜也(経営3・常葉菊川高)



 この日先発の堀田はこれまで中継ぎ起用が多く、先発投手からバトンを受け継いで投げることが大半だったが、今日は先発のマウンドを任された。その堀田だが、立ち上がりからピンチを迎える。先頭打者にいきなり2ベースヒットを打たれると、先制タイムリー、追撃の2ランホームランを浴び、初回から3失点。昨日の試合同様、初回に点を許した。

▲初回、ホームランを打たれ悔しい表情の堀田

 その直後の攻撃、今季成長著しい池間がヒットで出塁すると、今日4番に入った平湯がファーストの横を抜けていくヒットを放ち、早速1点を返す。1年生がスタメンに顔を並べることの多い今季の専大だが、その1年生の活躍で取った1点だった。そして、下の学年が頑張っているのなら4年生である自分もと言わんばかりに6番森山もタイムリーヒットを打つ。これで点差は1点になった。

初回のヒット含めこの日2安打の池間。追い込まれても粘り強さを発揮してヒットを打つことも多く、好守に渡って存在感を発揮している


▲1回裏 タイムリーを放ち、1塁上で手を叩く平湯。日大との3試合でいずれもヒットを記録した


 先制されるも2点を返してもらった先発の堀田、ここからはスコアボードに0を刻んでいきたいが立ち直るきっかけをつかめない。3回には1アウト2,3塁からこの日初回にホームランを放っている日大・山田に2ベースヒットを打たれ更に2点を失う。結局ここで堀田は降板。リリーフ登板時のような粘り強いピッチングを見せることは出来なかった。この後金城乃亜(商1・糸満高)、4回途中から勝田翔紀(商2・大社高)を投入するが、1度勢いづいた日大打線を止めることは出来ずリードは6点に広がった。

 一方専大は初回の2得点以降ヒットは出るも得点をあげるまでには至らず、6回裏に秦のソロホームランで1点を返すのが精一杯だった。


▲レフトへホームランを放った秦(今秋2本目)。勝負強い打者として専大打線に欠かせない存在になりつつある

 初戦をサヨナラ勝ちで飾るも、その2戦は先発が崩れ敗戦。勝ち点まであと1勝だったが、届かなかった。これで専大は4カード連続勝ち点無し、残りは中大とのカードを残すのみとなっている。中大も同じく残りカードは専大との対戦のみ。現在2勝8敗でリーグ最下位の専大だが、中大との結果次第では最下位脱出の可能性も残されている。


○専大が中大相手に2勝した場合

勝ち点共に1となるが、勝率で中大を上回るので5位

●専大が中大相手に2敗した場合

勝ち点の数で中大を上回れないので、専大が最下位

専大、中大ともに残り試合2

 

 日大との試合では3試合で計33安打と攻撃面で活発さが見られた一方で、投手陣は計26失点と安定感に欠けた。リリーフで登板する投手はまずまずの成績を残しているだけに、残りの試合では先発投手がいかに少ない失点で中継ぎ陣につなげられるかが勝利へのカギとなるだろう。


試合後コメント

齋藤正直監督

「やはり先発ががんばらないと試合がね・・・。野手は1,2年生の力がついてきて、打力も上がってきた。ただ、いいところ(チャンス)で回ってくる選手はプレッシャーを感じてしまうのかな」


(飛田翼・文2 写真も)