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9月3日 バドミントン部 1部女子 秋季リーグ最終戦 対 青山学院大学 (千葉商科大学)
関東大学秋季リーグ戦1部最終日の9月3日。女子はこの日を迎えるまでに0勝4敗と負け越し、同じく0勝4敗の青学大との残留を懸けた一騎打ちとなった。
両者ともにハイレベルな戦いを見せ、計4戦のうち2戦がフルゲームになるなど拮抗した戦いだった。しかし、相手の勢いを跳ね返すことが出来ずに1-3で惜敗。結果的に0勝5敗となり、今月22日に行われる入替戦に回ることとなった。
入替戦の相手は因縁の大学、2部1位で通過の「明治大学」との3季連続の対戦。意地を見せ1部残留したい。
<ゲームレポート>
▽女子団体 専大 1-3 青学大○
・第一シングルス
重山智佳 vs ○大堀 (青学大) (17-21,11-21)
ここまでリーグ戦全試合に出場し1勝3敗とシングルスで唯一勝利を収めている重山智佳(文3・聖ウルスラ英知学院高)。第一ゲーム最初の1点こそ取られるも、5連続ポイントとリード。流れに乗り、打点の高いショットが決まり、9-3。最大6点差突き放し、試合を有利に進める。しかし12点を取ったところで崩れ始め4連続ポイントを許し逆転されると、一時は15-15と追いつくも17-21で第一ゲームを落とす。第二ゲームも重山の優勢で試合早々から5連続ポイント。しかし7点を取ったところで、8連続ポイントを許し7-10。その後も得点を重ねるも6連続ポイントを許し、11-21でこのゲームも落とし敗れた。相手の前後に揺さぶる攻撃は重山の体力を徐々に奪い、ドロップでネット前に落ちるシャトルを打ち返すことができない場面もあった。
△必死にシャトルに食らいつく重山
・第二シングルス
柳 郁美 vs ○寺田(青学大) (16-21,21-20,19-21)
ここまでの柳郁美(人4・西武台千葉高)は8月28日に行われた対筑波大に起用された1試合のみ(1敗)の出場。第一ゲームはなかなか主導権をとることができないまま流れを戻せずに16-21で落とすも迎えた第二ゲーム。5連続ポイントで波に乗ると、力強いショットが決まりだしリード。しかしその後2回追いつかれ20-17というとこまで追い込まれてしまう。だがここで終わらないのが専大バドミントン部。入れ替え戦を勝ち抜いた力は伊達ではない。そこから4連続ポイントを奪取し、追いつき、最終的に22-20で大逆転勝利を収め、ゲームは勝負の第三ゲームへ。第三ゲームも終始一進一退の攻防。1点を戦い抜くことが勝負の決め手となっていた。試合後に数えてみれば、なんと15回も同点になるシーソーゲーム。だがその1点を奪うことができずに19-21という僅差で落としてしまった。
△スマッシュが決まりガッツポーズの柳
・第一ダブルス
○桶田・谷澤 vs 石橋・岩谷(青学大) (21-14,21-17)
このダブルスの強みは「誰にも負けない気迫あふれる気持ち」を前面に出すところ。先輩の桶田彩乃(商2・西武台千葉高)が引っ張り、それに谷澤安衣(商1・日本橋女学館高)が着いていくガッツポーズが良く似合うダブルスだ。ちなみに入れ替え戦でも昇格に貢献。先日行われた関東学生選手権においても堂々のベスト4と全日本学生選手権の出場も決めている、バドミントン部の中でも一番波に乗っているペアだ。(ニュース専修7月号既報→http://www.senshu-u.ac.jp/library/00_spdata/koho/nsweb/pdf/1607/nsweb_2016_07_12.pdf)
△際立った活躍を見せる桶田(=写真左)谷澤ペア
このリーグ戦に入っても調子を維持しダブルスでは唯一全試合に出場し2勝2敗。負ければチームの負けが決まってしまう厳しい場面での試合。だがその緊迫感でさえも感じさせない二人のプレーはチーム全体の空気を変えた。第一ゲームは序盤こそ点の取り合いも決して連続ポイントは許さずにポイントを重ねる。終わってみれば21-14と圧倒。力と勢いの差を見せつける。迎えた第二ゲームは一時同点に追いつかれるも、桶田、谷澤の渾身のスマッシュが決まり5連続ポイント。そのまま流れを渡すことなく21-17で勝利。チームに笑顔が戻った瞬間だった。
△勝利のハイタッチで笑顔の桶田
・第二ダブルス
加藤智香(人3・埼玉栄高)・森瑞希(文3・埼玉栄高) vs ○大堀・寺田(青学大) (20-21,21-20,18-21)
このペアは専大のエース的存在。今春は2部の最優秀選手賞に輝いており、1部復帰のチームを引っ張っている。このリーグ戦も2試合に出場し2勝負けなし。向かうところ敵なしといったペアだ。ただこの日は二人の力強いショットが冴えない。第一ゲームを15-11とリードする展開も、17-12から7連続ポイントを許し、逆転されてしまう。森のスマッシュが決まるも20-22の僅差で落としてしまう。第二ゲームは打って変わって加藤・森ペース。相手がやっとのことで二ケタに得点を乗せたところですでに19点目。結果、21-12と大差で勝ち取る。勝負の第三ゲームは一進一退の攻防。まさに残留に懸ける思いが両者から伝わる熱い点の奪い合い。13点目までどちらもリードを許さない展開。セーフティーリードを奪うことはできないまま終盤へ。17-20とゲームポイントをとられる。粘りに粘り18点目をとるも18-21で敗れてしまった。
△加藤(=写真右)・森ペアの息の合った長いラリーは鳥肌ものだった。
結果的に1-3で青学大に敗れる形となり、0勝5敗で秋季リーグ戦を終えた。上代主将は「1部に残留して後輩たちに1部の舞台で」と語っているだけに22日の入れ替え戦は大事な試合。当然、明大は1部を取り返しに向かってくる。
ただその勢いを止められる、跳ね除ける力は持っているだけに勝ちたい。挑戦者として挑む。
※ 行われる予定だった、第三シングルス 石原優美 vs 石橋(青学大)の一戦は、決着がついたために監督同士の話し合いがもたれ、打ち切りとなった。
(飯塚恒成・文3、写真も)
<監督コメント>
髙橋秀一監督
このリーグ戦を振り返って
-ダブルスはリーグ通じて良かった。ただシングルスは重山の1試合しか勝てなかった。そこのところは立て直したいと思う。1部の戦いは厳しい。22日の入れ替え戦に向けて頑張ります。
その中でも春季入れ替え戦で活躍した桶田・谷澤ペアは
-とても良かったと思う。相手が格上でも勝てている。あのペアは全試合出場している。それはこれからの励みにしていってもらいたい。