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4月26日、27日の両日に神奈川県横浜文化体育館にて、レスリングのJOC全日本ジュニア選手権が行われた。専修大学からは計14人が出場し、男子グレコローマン60kg級に出場した河名真寿斗(文2・三次高)が昨年の同大会3位という成績から順位を上げ、見事準優勝という結果を残した。河名はこの結果でアジアジュニア選手権の代表に選ばれた。
決勝までの3試合は、すべてテクニカルフォール、またはフォール勝ちで決勝にコマを進めてきた。勝ち進んでいくごとに河名の繰り出す技にキレが増し、準決勝は前半の3分のみで試合を決めた。決勝の相手は、高校時代国体3連覇を成し遂げた日本体育大学の文田。今までの試合とは一転して、試合開始から攻めあぐねている時間が続き、なかなか点数を奪えない。すると前半の中盤に、「頭の位置を変えた隙を狙われた」と語った河名がそり投げを仕掛けられてしまう。一発フォール負けは免れたが、相手に大きな4点を献上して前半を終えた。巻き返しをはかりたい後半も河名から積極的に仕掛ける姿勢は見せたものの時間切れ。惜しくも優勝を逃した。しかし点数を取られた場面以外は、お互いの力が拮抗しており、1位との差はほとんどなかったように思える。河名は「決勝までは自分の展開で戦えた。優勝へ向けて自分に足りないものは最後までやり通す強い心」とJOC杯を振り返った。
終わったばかりだが河名の目はすでにアジア選手権を見据えており、「カデット世代で出場した時は3決で負けてしまったので、優勝を目指す」と力強く語った。すべては己のために。アジア選手権でも河名はその強さを証明してくれるはずだ。
以下はコメント
佐藤 満コーチ
「全体的な結果は満足いくものではない。練習の中で甘えが出ているから、試合のための練習になっていない。また接戦を落としているのは自信のない証拠になっている。それでも本当に悔しかったら直せるはず。自分たちの中で厳しくやることが重要だと思う。これからです。」
新井 健太郎(文2)