専大スポーツ編集部

４月29日対國學院大第２戦

　初回に先制を許した専大だったが、２回には秦匠太朗（経営２・二松学舎高）が高めの直球をフルスイング。２試合連続となる本塁打で逆転に成功した。

　４回にも伊與田一起（経営４・明徳義塾高）、福永裕基（文２・天理高）の連続安打で追加点を奪った。

　３対１で迎えた５回、マウンドに上がったのは平間凛太郎（経営４・山梨学院附高）。しかし、立ち上がりを叩かれ、３対２とした。

　突き放したい専大は７回に福永の死球、平湯蒼藍（経済１・長崎海星高）の右前打、敵失でなんとか一点を加える。

　続く８回には国学大に追加点を許すも、９回を平間が抑え、４対３で辛くも勝利した。

　試合後、齋藤監督は先発・堀田竜也（経営３・常葉菊川高）を「４回まで試合を作ったのは大きい」と評価した。

　手に汗握る試合に「体に悪いね」と話した監督だが、その顔には笑みが浮かんだ。

　国学大戦での連敗を５で止めた。あとは勝ち点を奪うのみ。

　国学大との第3戦は５月６日１２時より神宮球場で行われる。

以下コメント

秦

「スライダー狙いだったが、甘い球が来たので振りに行った。入ってくれてよかった。いつも流れで運ぶように打っている。森山主将の軸で回転するスイングで引きつけて打つホームランはすごい。森山主将のような信頼できる４番になりたい。」

平間

「東洋大戦では直球が狙われていると感じていたので今日はそこを意識した。國學大の初戦での敗戦が悔しかった。それが一番の励みになり、今日のピッチングにつながった。今年は４年生がしっかりせねばと思ってやってきた。ベンチ入りしている４年生投手は２人。自分たちも意地を見せなきゃという一心で日に日に強くなっていく。」

齋藤監督

「平間が良く頑張りました。秦もようやく本来の力が出てきた。堀田が外のスライダーを中心に４回まで試合を作ったのも大きかった。平間は昨日まっすぐを打たれたので、今日はカットボールとフォークボールをうまく使って組み立てた。上木のリードがよかったね。」