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◆4月16日 東都大学準硬式野球春季リーグ戦 vs日大 第1回戦 上柚木公園野球場
【試合結果】
日 大|200 130 100|7
専 大|101 100 020|5
○スターティングメンバー
1(指)金子翔馬(法4・新潟明訓高)
2(右)福井亮太(商3・県岐阜商高)
3(中)桂川海輝(経済2・専大北上高)
4(一)大野恵和(経営2・専大松戸高)
5(三)今坂僚介(ネット情報3・常葉菊川高)
6(左)猪股瑛司(経済4・専大松戸高)
7(二)上原健士郎(商2・興南高)
8(捕)黒川裕平(商3・湘南工科大附高)
9(遊)五十嵐健(経済1・常総学院高)
P 藤後彰太(経営4・県岐阜商高)
試合は初回から動きを見せる。1回の守りで今日の先発・藤後のコントロールが定まらず2四球やバッテリエラー、ヒットも重なり2失点を許してしまう。
しかし打のチームを意識してきたという専大もすぐさま反撃。初回の裏の攻撃に、四球のランナーを内野ゴロの間に2塁へと進めると、4番・大野がライト前へと打球を運び1点を返した。さらに3回にも、1番からの好打順で四球、犠打、安打、盗塁と相手を掻き乱し1死二三塁のチャンスを作ると、ここでも大野がきっちりとセンターへ打ち上げ同点とした。
それでもやはり藤後がピリッとしない。四死球やバッテリエラーで作ってしまったピンチを凌げないピッチングが続き、5回途中までに更に4失点を喫して降板となった。2番手を務めた山口寛太(法1・金沢市工高)が試合を立て直す。無死二三塁から登板となった5回には、二者連続三振であっという間に2アウトとすると、最後はこの日2安打の1番・中村(日大)を内野ゴロに打ち取りこのピンチを抑えた。その後も強打の日大打線を相手に7回に1失点を許したのみで、8回には併殺を含み3人で抑えるなど、1年次ながらきっちりとリリーフとしての役割を果たした。
▲1年次と思わせないピッチングを見せた山口寛太
専大打線も必死の追い上げが続く。4回にも3回に引き続き、四球でランナーを溜め犠打でチャンスを広げると、3月の関東選手権では不調が続いていた1番の主将・金子がライトへ復活の適時打を放ち、着実に点を重ねる。しかしその後は5回には満塁、6回には二三塁と共にチャンスまでは行くものの、そこからのもう一本が出ず悔しいイニングが続いた。8回には先頭の途中出場している上原健士朗(商2・興南高)がセンターへの安打で出塁すると、代打の上野滉平(商1・県岐阜商高)がセンターへこの日初となる長打を放ち2塁へ。この安打で1点を返すと、その後の内野ゴロの間にも1点をとり2点差まで詰め寄った。それでもここからが続かず、9回も3者凡退に倒れ万事休す。序盤の失点が響き苦い敗戦となってしまった。
▲復調の兆しをみせた主将の金子
しかし、専大のエースはこのままでは終われない。8月に北海道で行われる全日本大学準硬式野球選手権大会に向けてリーグ戦はまだ始まったばかりである。
(木村健人・商3)
以下試合後の各選手コメント
○金子翔馬主将
「今日の試合は投打で上手く噛み合わなかった。終始主導権を握られていたという印象で、日大はチャンスできっちりと打ってきたのに、こちらはチャンスで一本が出ない。それが敗因かなと」
「(自身の復調について)納得はいっていないが、結果は出ているので(関東選手権より)気が楽になっている。勝ちを決めるようなチャンスで一本打てれば本当の復調です」
○先発の藤後彰太
「今日はちょっと考えすぎてしまった。相手との勝負ではなく、自分自身と戦っていた試合だった。また神山(琢郎)が怪我のため黒川とバッテリーを組んだが、上手くコミュニケーションが取れなかった。これからはコミュニケーションの取れる環境つくりが大切ですね」
○2番手で好投の山口寛太
「場合によっては行くと言われていたので、心の準備はできていた。先輩方に楽しんで投げてこいよと言っていただいたので楽しんで投げようと思いました。(試合は)毎回ランナーを出してしまったり、抜け球が多くて安定して投げることができなかった。いつもはスライダーを決め球に使っていたが、今日はそれが使い物にならずストレートとカーブで組み立てて投げていた。次は今日の反省を改善できるように投げていきたい」