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４月30日、三ツ沢陸上競技場にて関東大学リーグ第５節が行われ、専大は慶大と対戦し３－４と惜敗した。前節に続く打ち合いとなった今節、互いにリーグ戦の調子が上がらず専大としては是が非でも勝ち点を得たかった試合だ。
前半開始早々、専大の攻撃で試合の幕が上がる。４分自陣でボールを奪ったDF４大西拓真(商３・砂川高)が左サイドを駆け上がり中央にクロスを供給。それをFW23岸晃司(経営１・川崎北高)が頭で落とし、FW24中杉雄貴(経営１・追浜高)が右足で合わせるも相手GKに阻まれコーナーとなる。14分には相手右サイドのドリブルからフリーの逆サイドへボールが渡ってしまいヘディングシュートを叩きつけられる。しかし、これはオフサイド判定となりあわや失点の場面だった。すると、一進一退の攻防が続く中、専大に待望の先制点が生まれる。21分アタッキングサードでのパス回しからMF20佐藤祐太(法３・前橋育英高)が中央の突破を試み、相手DFに足をかけられPKを獲得。これをMF8野田卓宏(経済４・熊本県立大津高)が確実に決める。また26分にはGK21蔦颯(法３・前橋育英高)のファインセーブがあり、その後も専大の主導権で前半を終える。
追加点がほしい専大は後半から攻撃の切り札としてFW42氣田亮真(文１・千葉敬愛高)を投入。すると直後、その采配が的中する。49分バイタルエリアからMF６吉村郷史(商４・成立学園高)が強烈なミドルシュートを放ち、バーに当たったこぼれ球を氣田が押し込み追加点を奪う。しかし、ここから慶大が怒涛の反撃を仕掛ける。53分相手左サイドのクロスから逆サイドへ渡りスライディングで中央へ折り返される。走りこんできた相手FWに決められ失点。さらに63分には左CKからニアサイドに合わせられ、立て続けに失点してしまう。このままでは終われない専大は、68分左サイド氣田がドリブルで突破し中央へマイナスのパス、このパスを受けた野田が相手を交わしゴールネットを揺らした。勝ち越しに成功し流れを引き寄せたかと思われたが、74分相手のロングボールからゴール前にいたFWに渡りそのまま反転してシュートを打たれる。さらに82分にはGKが飛び出したところで、相手FWと競り合っていた味方の足にボールが当たり、GKの頭上を越えてオウンゴールとなってしまう。専大は86分高さのあるDF柳育崇(法４・千葉県立八千代高)を入れ、パワープレイにシフトするも得点に至らず苦い敗戦となった。
悔やまれる結果となった今節。しかし、特に前半で多く見られたがスピードのあるサイドアタッカーを生かし両SBが上がっていく厚みのあるサイド攻撃は魅力的だと感じ相手ゴールを脅かしたはず。また、今節野田の２ゴールにより暫定で得点ランキング単独首位に浮上するなど今後の巻き返しに向けて期待できる内容だ。
次節は５月７日、味の素フィールド西が丘にて早大戦、14:00キックオフで集中応援が開催される。
イベントも催されており、ぜひともスタジアムに足を運んでほしい。
源平貴久監督
「３点目取った後の対応が良くなかった。セットプレーでの失点は多いが、うちを除くといいキッカーが多いので仕方ない。来週(５月７日)の早大戦については、現在連敗していて危ない所まで来ているので、まずは勝ち点を取りたい」
DF２飯田貴敬副将（法４・野洲高）
「３点取れたのは今シーズン初めてなので嬉しいが、やはり失点が多かった。４点取られても５点取れる攻撃をすればいい。失点のシーンは守備が軽く自分たちのミスなので、話し合って修正していきたい。次節の早大戦は昨年優勝していて調子のいいチームなので、専大らしいサッカーをして勝ちたい」
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（文＝安藤貴大・商３、写真＝谷田祐樹・法２）
