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4月17日、第32回京王電鉄杯が最終日を迎えた。前日まで、Aブロック3勝1敗で1位の専大は、Bブロック4勝で1位の青山学院大学と対戦し64-54で勝利、総合優勝を果たした。
スタメン
#6 渡辺竜之佑(経営4・福岡第一高)
#7 國分大輔(経営4・名古屋大谷高)
#10 大沢希晴(経営2・長野俊英高)
#11 秋山煕(経営3・東海大付浦安高)
#30 アブ フィリップ(経営1・アレセイア湘南高)
専大64(16-17 9-15 23-15 16-7)54青学大
前半、今日もスタメンの#30フィリップが青学大シュートをブロックで止めるなどディフェンスで活躍。一方のオフェンスでは、青学大の厳しいディフェンスで、思うようにゲームを作ることができない。それでも#7國分、#11秋山、#6渡辺がなんとか食らいつき得点し、第1ピリオドを16-17で終える。第2ピリオドは、リバウンドの激しい争い。#6渡辺が自陣のリバウンドを取り攻撃を始めると、#15安保友貴(商3・能代工高)のノールックパスから再び#6渡辺へとつなぎ、21-25。また、#34盛實海翔(商1・能代工高)のリバウンドから、#14高澤淳(経営3・市立船橋高)が決めて25-31。前半を25-32で折り返す。
後半、青学大は一つひとつの好機で確実に得点し、守りも怠らない。その守りに対し、専大は時間を使ってパスを回し、丁寧に攻める。第3ピリオドは#30フィリップの連続ポイントに加え、#7國分、#10大沢の3Pシュートで差を詰める。ピリオド終盤45-47、残り時間をすべて使い、最後は#11秋山の3Pブザービーターで逆転。迎えた最終ピリオド、序盤から#6渡辺がバスケットカウントを続けて得るなどし、確実にポイント。全員でコートを駆け回り、自分の役割を果たしに行く。冷静にパスをつないで。#30フィリップはダンクで魅せ、#11秋山は落ち着いてフリースローを決め、#6渡辺は果敢にリバウンドを取りに行く。結果、64-54と10点の差をつけ勝利、見事、京王電鉄杯優勝を手にした。
まだ始まったばかりの2016シーズン。この優勝を弾みに、戦い抜いてほしい。
▲3Pシュートで攻める#11秋山
▲ドリブルでで青学ディフェンスを破る#6渡辺
(冨樫幸恵・文2、写真も)
佐々木優一監督
「青学大はディフェンスのチーム。案の定、前半は思うように攻撃できなかった。その分、失点を防ぐことを大事にしていて、最終ピリオドを7失点で抑えられたのは良い結果。未完成のチームも多く、主力がいない中での大会だったが、『11年ぶりの優勝』というのは自信にしたい。大会全体で見ると、オフェンスを満足にできている試合が少ないので、ディフェンスの意識と合わせてその力を高めていきたい。トーナメント戦、リーグ戦に向けて自分たちの良いところを伸ばしていきたい。」