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秩父宮杯第64回関東大学アイスホッケー選手権大会がダイドードリンコアイスアリーナにて開催されている。4月17日は東海大学との対戦がおこなわれた。東海大はリーグ戦で過去何度も対戦している相手でもある。今大会での初勝利をおさめるべく試合に臨んだ専大は第1ピリオドに#21上村良一(法2・北海道栄高)のゴールで先制するも、第2ピリオド以降は得点が奪えず2-4で敗れた。
《スコア》
1P 2-2(シュート数9-9)
2P 0-1(6-9)
3P 0-1(5-11)
合計 2-4(20-29)
第1ピリオド開始早々、試合が動いた。専大#21上村が相手のゴールキーパーから見て左側からの素早いシュートが決まり先制。試合開始のホイッスルが鳴ってからわずか20秒後のゴールであった。
▲先制ゴールを決めた#11上村(撮影=飛田)
追加点をあげて点差を広げたい専大であったが6分、9分と続けてゴールを決められ逆転を許す。専大も#50国武克尚(法2・埼玉栄高)、#11東山哲士(法4・北海高)らがシュートを放つが、得点には繋がらなかった。
それでも第1ピリオド終盤の17分、専大はパックを相手ゴール手前まで運ぶと、相手のディフェンスの間を破って#8宮下和輝(法4・北海高)がシュート。これが貴重な同点ゴールとなり、試合を振り出しに戻した。
▲一時は同点となるシュートを決めた#8宮下(撮影=飛田)
第2ピリオド、専大は反則による退場で選手が少ない状況の中、シュートを決められ勝ち越しを許す。先週行われた慶大との試合でも反則退場による数的不利からシュートを決められており、悔いの残る失点となった。専大はこのピリオドも果敢に攻めるが、あと一押しが足りず、ゴールには至らなかった。第3ピリオドには東海大のゴールでこの日初めてリードを2点に広げられると、その後は好機を作れずに試合は終了した。
▲1年生ながら試合に出場したGKの#31須藤水晶(法1・北海道栄高)。大学生初の公式戦は4失点とほろ苦い内容になったが、気迫あるプレーを見せた。(撮影=飛田)
試合後のコメント
高橋裕一監督
「出だしでいきなり得点を挙げ、良い流れだったがその後が続かなかった。チャンスはあったが決定打に欠け、パスも思うようにつながらなかった。劣勢になるとどうしても焦りが出てきて攻めの意識が強くなりすぎてしまう。選手の連携も少しずつ崩れ、コートのフェンス際のような幅を使ったプレーができなくなり、相手にとって守りやすい攻めをしてしまった。GKの須藤は1年生だが良い動きをするのでチャンスがあれば試合に出したいと思っていた。緊張していたと思うがナイスセーブも見られ、チームにとって良い収穫だった。春はチームにとって様々な事を試してみる期間でもあるが、結果にはこだわって目標である4点を奪って試合に勝ちたい」
#11東山哲士主将
「大事な場面での得点ができなかった。それでも試合の運び方や形は先週の試合より修正ができたのでこれは次の試合に生きてくると思う。4点取られてしまうと勝てる試合も勝てなくなってしまうので、試合の中でいかにミスを減らしていくかということを意識したい」
(飛田翼・文2)