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◆3月26日 関東地区大学準硬式野球選手権大会・準決勝 上柚木公園野球場
3月26日に八王子市の上柚木公園野球場にて、関東地区大学準硬式野球選手権大会の準決勝が行われた。対戦相手は横浜国立大学。これまで絶大な力を誇っていた専大打線がこの日は3安打と沈黙、先発阿部拓磨(経営1・専大松戸高)の好投に応えることができなかった。専大は本日10時より行われる駒大との3位決定戦に臨む。
【試合結果】
横国大|000 000 001|1
専 大|000 000 000|0
○スターティングメンバー
1(指)金子翔馬(法3・新潟明訓高)
2(右)福井亮太(商2・県岐阜商高)
3(中)桂川海輝(経済1・専大北上高)
4(捕)神山琢郎(経営2・県岐阜商高)
5(一)大野恵和(経営1・専大松戸高)
6(三)今坂僚介(ネット情報2・常葉菊川高)
7(遊)上原健士郎(商2・興南高)
8(二)杉山滉生(経済1・専大北上高)
9(左)猪股瑛司(経済3・専大松戸高)
P阿部拓磨(経営1・専大松戸高)
23日の対法大戦では12得点をあげた専大打線であったが、この日はなかなかヒットでチャンスを作ることが出来なかった。2回裏、先頭打者の神山がヒットで出塁、すかさず次打者の大野が送りバントでランナーを得点圏におくも、後続が倒れ先制ならず。3回裏にも先頭の杉山がレフト前ヒットで出塁すると四球と相手のエラーで2アウトながら満塁のチャンスを作る。ここバッターは4番の神山。しかしここはショートゴロとなり、チャンスを生かせなかった。
先発の阿部拓は横国大相手に少ない球数でテンポの良い投球を見せる。3回、4回はいずれも先頭打者を三球三振に切ってみせるなど、3回から6回まで連続で三者凡退に抑え相手に試合の主導権を渡さなかった。
▲ 好投する阿部拓 先発投手として試合を作った(撮影=飛田)
阿部拓の好投に応えたい専大打線は7回裏、先頭の大野がセンター前ヒットで3回以来の出塁。すかさず次打者の今坂がバントで送り、バッターは上原。結果はセカンドゴロだったがその間にランナーが3塁に進み、3回にヒットを放った杉山につないだ。何が何でもヒットを打ちたい場面だったがカウント1-1から打った3球目は高々と上がるレフトフライ。専大打線は好機であと1本が出なかった。
両チームこう着状態のまま進み、試合が動いたのは9回表横国大の攻撃、1アウト2塁の場面。ショートの上原がファーストに投げ、アウトになったかと思われたが、これが1塁手の頭を越えていくまさかの悪送球。誰もが先制点を奪われたと思ったが、このミスをすばやくカバーし、3塁を回っていたランナーを本塁でタッチアウトにした。
アウトカウントが増え2アウト2塁。打球はサードの正面に転がり、ピンチを脱したかと思われたがサード今坂がファーストに向けて投げた送球はこれまた1塁手の頭を越える悪送球に。今度はカバーもホームインに間に合わず、思わぬ形で先制点を許した。
▲ ランナーをホームでタッチアウトにする神山 これでピンチを脱したかと思われたが・・・・・・(撮影=飛田)
最終回、なんとしても追いつきたい専大であったが三者凡退。最後まで相手投手を攻略することができず、ゲームセットとなった。専大はヒット3本含め4回先頭バッターが出塁したが、その後が続かず無得点に終わった。
試合後インタビュー
金子主将
「最後までこちらも向こうも流れをつかめぬまま試合が進んでいったのに、こちらのミスで終わってしまったのは残念だった。打ち勝つチームということでこれまで打つことで勝ってきたので、打って試合の流れをつかみたかった。先発の阿部拓の好投に応えられなかった。勝たなきゃいけないという意識が強すぎて、打ち急いだり、狙い球ではない球を打ったり、焦ってしまったと思う。トーナメントは本来負けたら終わりだけど、3位決定戦があるので気持ちを切り替えて残り1試合、勝ちたい」
(飛田翼・文1)