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2026.11.06
サッカー

【サッカー部】天皇杯・柏レイソル戦から公式戦11戦未勝利 「実力不足と慢心」が響き、1年での3部降格が決定

JR東日本カップ2026 第100回関東大学サッカーリーグ戦2部 



第20節 VS城西大学体育会サッカー部



11月3日(火) 14:00Kickoff


 

@JOSAI SPORTS FIELD 第1G(埼玉県入間郡毛呂山町)



専大 0-0 城西大



 第20節は城西大学と対戦し、0-0で引き分けに終わった。2部残留に向けて後がない専大は、序盤から積極的にゴールを狙う。前半11分、那須がペナルティエリア手前右からコントロールシュートを放つも、クロスバーの上に外れてしまう。得点が必要な専大だったが、前半のシュート数は2本にとどまり、スコアレスで試合を折り返す。後半5分には、ペナルティエリア手前の中央で志村が落としたボールを関谷がダイレクトでシュート。前半は少なかった連係からチャンスを作るも、ゴール左上に外れてしまう。後半27分には那須、後半45分には道白が決定的なシュートを放つも、相手GKに阻まれてしまう。最後までシュートチャンスを作るも、城西大のゴールを破れずに試合終了。リーグ戦の連敗は8で止まったものの、他会場の結果を受けて2部昇格から1年での3部降格が決まった。

▲試合後、3部降格が決定し下を向く専大

<試合前情報>

前節からのスタメン変更は2名。溝口敢、橋本が外れ、平川、那須が入る。


以下、スターティングメンバー(3-4-2-1)

GK 21 上林 真斗(法4・昌平高)

DF 2 岡田 海人(法4・浜松開誠館高)前半22分 OUT

DF 4 鈴木 嘉人(経済3・実践学園高)

DF 29 平川 佳樹 (法4・流通経済大柏高) 

MF 5 志村ぼん(経済4・韮崎高)

MF 6 関谷 輝(経済3・与野高)

MF 28 溝口 晃史(法2・大津高) 

MF 3 佐藤 柚太(経営3・白根高)

FW 7 道白 優斗(文3・流通経済大柏高) 

FW 14 那須 奏輔(経済3・東海学園高)後半37分 OUT

FW 9 山下 基成(文4・大津高)後半20分 OUT


途中出場

DF 15 ラングフォード 海渡 (文4・札幌創成高) 前半22分 IN 

FW 8 橋本 燦(ネット情報3・帝京長岡高)後半20分 IN 

FW 11 佐藤 漣(法3・成立学園高)後半37分 IN 


〈試合展開〉

 2部残留に向けてゴールに迫るも、最後まで肝心の得点が遠かった。2部残留に向けて窮地に立たされている専大は、前半から前線の3枚を中心に城西大ゴールを目指す。前半11分、ペナルティエリア手前右から那須が左足でコントロールシュートを狙う。これは惜しくもクロスバーの上に外れるが、積極的にゴールを狙う。前半13分、岡田が相手との接触で足を痛めて交代を余儀なくされた。リーグ戦フルタイム出場を続けていたCBの岡田を欠く状況で、押し込まれる時間が続く。前半18分に左サイドのクロスを頭で合わせられるも、専大ゴールの枠を外れて難を逃れる。残留に向けて互いに負けられないなか、両チームファウルで相手を止めるシーンが目立つ。前半27分、岡田に代わって入ったラングフォードの縦パスに道白が反応。道白は左サイドでボールを運んでクロスを上げるも、中央の山下には合わない。前半の終盤にかけて徐々に相手にボールを持たれる時間が続く中、33分には左CKを与えると、最後はペナルティエリア中央でシュートを放たれる。これは相手のシュートが枠を外れ、難を逃れた。残留に向けて得点が必要な状況で、わずかシュート2本に留まり、スコアレスで試合を折り返す。

▲前半終了後、円陣を組み直す専大

 後半5分、ペナルティエリア手前の中央で志村が落として最後は関谷がシュートを放つ。前半は少なかったダイレクトプレーでチャンスを作るも、関谷のシュートはゴール左上に外れてしまう。後半14分には、道白が左サイドでのドリブルからスルーパスを供給するも、走り込んだ那須には合わない。後半24分、相手に専大陣地でボールを回されると、一瞬の隙を突かれて相手FWに抜け出されてしまう。1対1の状況でシュートを放たれるも、GKの上林が決死のセーブで残留への望みをつなぐ。後半27分、那須と道白のワンツーで那須がペナルティエリア内でシュートを放つも、相手キーパーに阻まれてしまう。後半38分にも、佐藤柚のスルーパスに反応した橋本がシュートを放つもゴール左に外れてしまう。後半45分には、カウンターから佐藤漣のパスを受けた道白がシュートを放つも、相手キーパーにセーブされる。残留に向けて勝つしかない専大だったが、終了間際に平川がこの日2枚目のイエローカードを貰って退場。後半は平川を含む4人がイエローカードを貰うなど、守備で後手を踏んだ専大は最後まで城西大ゴールネットを揺らせずに試合終了。専大は引き分けに終わり、他会場の結果を受けて2部昇格から1年での3部降格が決定した。


〈試合後、インタビュー〉 

李宇韺(イ・ウヨン)監督

試合を振り返って

「互いにチャンスはあったと思うし、よく身体を張って守っていたので。結果は仕方ないなと思っています」

まさかこのような結果(3部降格)になるとは

「思ってもいなかった。だけど、前期から天皇杯予選、本戦、アミノ杯など一生懸命頑張ってくれていた。そこまで差があるわけではなく本当に紙一重だったと思うので、2部は混戦でした。うち(専大)はまだ力がそこまでないかなと思っている。私も色んな面で責任があると思うのですが、立て直して来年はすぐ2部に上がれるように準備をしていきたい」

2部で戦えたこと、また天皇杯本戦やアミノ杯決勝、総理大臣杯などにも挑めたことは選手の成長に繋がっているのでは

「去年までの公式戦の試合数が少なかったので、今年は1部昇格や2部残留という目標もあったが、やはり公式戦の経験を積んでいかないといけないのではと思った。その部分では良かったところもあるのではと思うので、評価しています」

来季に向けてどう準備していきたいか

「天皇杯予選も早いので、年末年始の準備、来年に向けての準備をすぐにしていきたいなと思う。色々と体制は考えており、今いる学生の特徴を活かしてどのようなサッカーをやるのかというのもスタッフを集めて話す必要がある。3部も強いと思うので、しっかりと準備をして、2部に戻れるように頑張りたい」

残りのホーム2連戦をどのように戦っていきたいか

「他のチームは残留や入れ替え戦を懸けてやっているチームもあるわけだから、変にメンバーを入れ替える事は出来ないと思う。だから、相手のことをリスペクトしたうえで決めないといけないと思う。そうした意味では最後まで4年生を中心に、しっかり戦って終わりたい。今やっているサッカーは悪くないが、なかなか点が取れずに失点してしまう試合が続いてしまっていた。どこかで勝ち点3を取れたら流れが変わるかなという気もするので、しっかり勝ち点3を取りたい」



志村 ぼん


試合を終えての率直な気持ち

「今日はみんなゴールに向かって戦えていたし、ゴール前の守備も徹底してできていた試合だったので、1点取れていれば勝ち点3を取れていたゲームだったと思う。勝ちたかった」

得点を取れなかった要因は

「今日だけじゃなく、後期はチャンスを決め切れずに相手にやられて負ける試合が多かった。今シーズン、積み上げていたものが間違っていたとは思わないし、それでも最後チャンスを決めきれないのは、本当に力不足の一言です」

3部降格が決まった今の気持ち

「下級生は本当によく戦ってくれました。降格してしまったのは、キャプテンの僕がこのチームを良い結果にもってこれなかった僕の責任だと思っていて。本当にみんなはよく戦ってくれたシーズンだったと思う」

今季は天皇杯出場やアミノ杯準優勝など、快進撃もあったが、リーグ戦ではふるわなかった要因は

「チームとしてその都度その都度、最善を尽くそうとやってきたんですけど、自分もけがでなかなかピッチに立てない期間もあって、本当に迷惑をかけた。申し訳ないという気持ちと、その時期にもチームに対して、やれることはやってきたつもりです。ただ、まだもっとやれることがあったのかなとか、こういう結果を受けてもっと違う結果にできたのかなとか、自分に対してすごく責任を感じています」

勝つ試合はウノゼロ(1-0)が多かったなか、後期にかけて失点が重なってしまった要因などは

「前期は失点も抑えられて、0(失点)で抑えながら1点取ることを徹底してできていたが、後期は失点が多くて。先に失点してしまう試合が多くて難しい展開になることが多かった。追う展開になると精神的にも難しくなるのがサッカーだと思うので、今日みたいに粘り強く守れるように守備が徹底できれば違う結果になったと思う。そこをみんな分かってプレーしていたけれど、なかなか結果がついてこないというので。今ああだった、こうだったと言っても、たらればになってしまうので、本当に実力不足かなと思う」

けが人が相次いだのも影響したか、今季の成長などは

「けが人が増えたことは言い訳にできないですし、そのなかでも慣れないポジションで苦しみながらも戦ってくれた選手もいるし、チームとして色んなオプションを持ちながら過ごせたシーズンだったと思う。結果が求められるので、けが人が出ても、誰が出ても勝てるチーム作りというのを、来年またこの舞台に、2部に戻って帰ってこれるのを僕は、今の下級生だったら出来るというのを信じている」

残された2試合で主将として何を専大サッカー部に残していくか

「4年生として2部に残れなかったのは、後輩たちに申し訳ないですし、責任を感じている。最後のミーティングで話したのは、残り2節、気持ち的には難しいところもあるかもしれないけど、今まで支えてくれた人だったり、応援してくれた人に胸を張れる戦いをしようというのをみんなで話をした。こういう状況ですけど、専修大学体育会サッカー部としてあと2試合、後輩には4年生として練習から何か感じさせるものを出して、胸を張れる戦いをしたいと思います」



岡田 海人


今日の試合を振り返って、率直な気持ち

「4年生として前半の最初にけがをしてしまって本当にチームに申し訳ない気持ちです。やらなきゃいけないなかで、みんなは最後まで戦ってくれたと思います」

得点力不足をDFとしてどうみていたか

「この1年を通してゴール前の決めきる力は求められていたが、最後までその課題を克服できなかった。そこをもっと詰めていかないとダメだったんだなと、終わってから感じます」

この日はイエローカードを4人がもらうなど、球際で激しい攻防があったが

「イエローカードや退場になってしまったんですけど、やっぱり戦うところというのは常に求められていて。そこをノーカードで、セーフティーにやるというのが1番だと思うんですけど、(カードを)もらうということは、準備の段階や予測のところで劣っていると思う。そこはもっと上のステージでやっていくなら、必要になっていくことなので、ノーカードでセーフティにやれるように、詰めていかなきゃいけないと思います」

3部降格が決まってしまった気持ちは

「入学してからこれだけ辛い思いをして、本当に全力で(3部から)上がったこの2部の舞台。去年の4年生が偉大な先輩というのを気づかされて、この2部の舞台というのは、後輩たちに残しておきたかったし、1部に上げたかったという気持ちが一番なんですけど、自分を含めて、4年生の力のなさを痛感した1年だったし、もうとにかく後輩には申し訳ない思いをさせてしまって、ほんと自分の力不足だなと感じます」

今季全体の総括としては

「前期でチームが良い流れになって勝ち始めてきた時に、そこに『慢心』というのを少なからず抱えていた人はいると思う。自分たちはまだ何も成し遂げていないですし、そこに慢心というのは1ミリも持たないで、もうほんとにとにかく上だけを目指してやっていかないとダメだったなって、1年間を通して痛感しました」

後期は1点差で負ける試合が多かった、そのあたりは

「どっちが勝ってもおかしくない試合が多かった中で、僅差で負けるということは、日々の積み重ねや日々の私生活が出ていると思うと後期で体感した。本当に勝ちたい集団は、日々の1日の生活をこだわってやれるのかとか、もう本当に細かいところを突き詰めないと、2部でも勝てないというのを痛感した。本当に上を目指したいと思うなら、もっと最後までこだわらないとダメだなと感じたので、これからのサッカー人生でも自分は生かしていかなければならないと思いますし、後輩にもこの悔しい思いをもう1回胸に刻んで来年戦ってほしいと思います」

残りの試合で後輩に残していくものなどは

「今までリーグ戦はここまで全試合スタメン、フル出場で出させてもらって、監督とかスタッフには本当にありがたいと思っている。ただ、この大事な今日の試合で、けがをして序盤で負傷退場したのは、この試合前の生活でどこか(自分が)劣っていた部分があったのかもしれない。今まで出られていたのは過去の話でもあるので、目の前の1試合に懸けられる選手、そういう選手になっていきたいなと思います」


道白 優斗


3部降格が決まった今の気持ち

「ふがいない試合をしてめちゃくちゃ悔しいですけど、(降格を)招いちゃったのは自分たちなので、もう切り替えて、1年でまた上がってくるしかないという気持ちです」

勝つために得点が必要だったが、どのような攻撃を考えていたか

 「練習でも3人目の動きとか、前線の3人の関わりとか、ウイングバックも攻撃参加に当てるというのは点が取れてない状況だったので、(そこは)チームとして認識を持っていた。今日は今までのゲームよりは全然良かったと自分では思っていて。得点は入らなかったんですけど、ゴールに迫る人数も今までより全然良かったと思っていたので、そういうのを意識していた」

今季は個人として左シャドーやセンターフォワードなど複数ポジションをこなしたが振り返って

「前線だったらどこをやってもこなせないと、プロにいっても難しいと思う。トップだったらトップの役割をしっかり果たして、シャドーだったらいつものベストを出したいと思っていた。今年に入ってからプレーの幅が広がったので、今後の自分にプラスになったと思う」

今シーズンを振り返って

「天皇杯予選は勝てていて、なかなかリーグ戦で勝てないなかでも、天皇杯予選で自分たちに勢いをつけられて、その時は勝ち癖がついていた。勝ち方はみんなも分かっていたと思う。ただ、それ(勝ち方)を分かっていたからこそ勝てていた。(天皇杯2回戦の柏レイソル戦から)勝てていないということで、得点に絡むことが本当に少なかったので、それは本当に反省しないといけないし、課題。自分の役割はチームを勝たせることだったが、できなかった。そこはしっかり反省したい。後期、リーグで勝てていないのは、技術もありますけど、それ以外にも気持ちの部分で相手より劣っていたり。そんなことはないとみんなが思っていたが、やっぱりどこかでそういう気持ちがあったりして。勝てそうで勝てない試合がもうずっと続いていて、それが本当に自分たちの甘さというか、そういうところで2部は通用しないのかなというのは今年感じました」

負けそうで勝てる前期から、勝てそうで負けてしまう後期になってしまった要因は

「勝てていた時は、前線が得点を取れていたので先制点を取られても大丈夫という安心感があった。クリーンシートも多かったし、守備陣も攻撃陣もみんなが自信を持ってやれていたから、勝てていたのかなとは思う。ただ、後期リーグになるにつれて、失点も増えていくし、前線もなかなか(得点が)取れないというので、プレッシャーだったりそういうのが(あった)。そこが1番大きいかなと思っています」

今季は上のカテゴリーの相手に勝利することが多かったが、リーグ戦との気持ちの入り方に違いはあったか

「格上と試合をするときは、自分たち格下がまくってやろうという気持ちで戦えるので、気持ち的には多分そっちの方が戦いやすいと思うけど、全部が全部そういう試合になるとは限らないので。でもその中でもいつもチャレンジャー精神というのは持って戦おうというのは監督からもずっと言われていたし、一発勝負の気持ちの入り方と、このリーグ戦1戦1戦の気持ちの入り方というのは、やっぱり自分が感じるのはちょっと違うのかなと思っていて。1発勝負は負けたら終わりというのがあるので、強い気持ちが前面に出ていたので、逆転したり格上の相手に勝てていたんですけど、リーグ戦になるとその気持ちがちょっとなくなってはないと思うんですけど、それ(カップ戦)よりは、(気持ちが)なかったのかなと思う」

勝てない時期が続くなかでのチーム内での声掛けなどは

「勝てない時こそ、チームで一丸となって、全員の力が必要というので、連戦ですし、怪我人も多くて万全な状態じゃないので、やっぱり全員の力が必要というので、ベンチにいて出られない選手もチームのために声を出してくれていたと思う」

公式戦11試合未勝利の現状で、残りの2試合をどう来年につなげていくか

「消化試合になっちゃうとは思うんですけど、でもこの2部で戦えるのは、当たり前じゃないというのは上がってきて実感しましたし、残り2試合を無駄にしたくはないし、ただの消化試合にしたくはない。来年の成長のためと思ってチーム全員が取り組まないといけない」

関東リーグ次節は、11月8日に生田北グラウンドで東京国際大学と対戦する。


文=佐藤佑樹(経済3)

写真=藤林利英(文3)