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2015.12.23
レスリング

【レスリング部】全日本レスリング選手権、中村が3位に輝く

 12月21、22、23日、天皇杯全日本レスリング選手権(リオジャネイロ五輪代表選考会)が代々木第二体育館で行われた。専修大学からは計16人が出場し、男子フリー57㎏級で中村倫也(商3・花咲徳栄高)が3位、グリコローマン59㎏の河名真寿斗(文3・三次高)とフリー70㎏級に出場した松尾侑亮(商2・いなべ総合高)が4位という結果になった。




  最終日に出場した第3シードの中村は、初戦と2戦目どちらともテクニカルフォール勝ちで危なげなく勝ち進む。

 準決勝では先制し第1ピリオドを4-2でリードするものの、試合後「リードしてたので前に出るのを止めたら相手が前に出てきた」と話す通り、第2ピリオド相手の猛攻に合い4-8と逆転されてしまう。終盤に粘りを見せるものの、後少し時間が足りず6-8で敗れてしまう。

 3位決定戦では相手をわずか44秒でテクニカルフォール勝利した。

 試合後「準決勝で敗戦したのは悔しいが、コーチや家族など沢山の人が応援に来てるので存在感を見せつけてやろうと思った。目標は高く持ち続けたい。ここで腐ってはコーチなどにも失礼である。準決勝で敗れた相手とは、対戦成績が5勝5敗なので次の対戦で決着をつけたい」と語った。

▲銅メダルをt手にする中村(右側)

                       ▲銅メダルを手にする中村(右側)








 


 同じく最終日に登場した河名は、初戦も2回戦も相手に先制されるものの、逆転で勝利を収め準決勝まで駒を進めてきた。準決勝では、第1ピリオド4-0でリードするが、一瞬の隙を突かれフォール負けを喫した。3位決定戦では、相手の攻撃を止められずに2-11でテクニカルフォール負けで敗れた。

 河名は試合後「思ったよりは戦えたものの、準決勝では先制し追い込んだのにも関わらず、自分の気持ちが足りなく勝てなかった。今年のJOCで負けた相手に準決勝でも負けたが、差が縮まってきていたという自信をつけた。来年は、学生チャンピョン目指し自分の強みを発揮して戦いたい」と語った。


 2日目の22日に登場したた第2シードの松尾は「試合の前まで調子がよく、減量しても全く疲れがなかった」と話す通り、11月に行われた全日本学生選手権で2位に輝き波に乗っている状態で臨んだ。

 初戦は相手の後ろを取り9-2で勝利を収めたが、準決勝では相手に先制を許され苦しい展開となり、第2ピリオドで2点返すものの、2-6で敗れた。3位決定戦では、試合の序盤は自分のペースで優位に進めるものの、終了間際に逆転を許し6-7で敗れ4位で終わった。

 試合後松尾は「準決勝では実力の差を感じ、3位決定戦では切り替えてやろうと臨んだが、自分のいいところが出なくて結果がついてこなかったので悔しい。今回の大会は全日本学生選手権で2位だったこともあり、表彰台に上がらなければいけないというプレッシャーが強かった。来年トップ争いするためには、自分を変えなければいけない」と語った。





 大会を通じて久木留コーチは「多くの選手が出場しレベルが上がってきているが、もう一つレベルを上げなければいけない。今やっていることは間違いないので後は気持ちが大切だ」と語った。


 来年以降も名門専大レスリング部の活躍に注目だ。


(谷田 祐樹・法1)