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箱根予選会で専修大学は15位と本戦出場の切符を逃した。しかし、予選会を23位で走った丸山竜也(商3・専大松戸高)が関東学生連合チームに選出された。予選会を終えてからの記録会で、自己ベストを更新し右肩上がりの今、箱根駅伝に向けて思いを聞いてきた。
学生連合として箱根を走ることが決まった丸山は「やっぱりずっと練習してきたチームとして出たかった」と率直な思いを語る。学生連合は本戦までの2か月の間に結成され、合同練習は1回のみというチーム。「これも何かの縁。やはりチーム意識をもって戦う集団としてやっていきたい。オープン参加となり、順位がつかない中、それでも各々の力を発揮してどこまでいけるか。自分の走りをいかに発揮できるかがポイントだ」と学生連合特有の問題と向き合う。
箱根駅伝を前に、第247回日本体育大学長距離競技会5000m最終組で13分台、学連記録会(記録挑戦会)10000m10組2位でゴール、28分台をたたき出し右肩上がりに記録を更新。絶好調と呼べるコンディションをいかにして作り上げたのか尋ねると「特別な練習というより、監督から与えられたメニューに自分がどうプラスアルファやっていくか。与えられた練習だけではみんなと同じくらいにしか強くなれない。そこにプラス自分がどうすれば強くなれるかを考えてやった結果が繋がってきたのではないか」と、自分と向き合い、練習に励んできたことを語った。
そんな丸山の希望する区間を聞くと、「エース区間と呼ばれる2区」と即答した。2区への思い入れを尋ねると「各校のエースが集まる。そういった強い選手と戦うのが楽しみ」と走ることへの熱い思いを覗かせた。加えて「90回大会で同期の濱野優太(経営3・荏田高)が1区を経験している。自分が今回別の区間を経験できれば専大として、経験者が増える。この2人でチームを引っ張っていければ経験していない選手にもいい影響を与えられる。自分もしっかりと何か得られるように走ってチームに貢献したい」と“専修大学”として箱根本戦を目指す将来も見据えて語った。
最後に、箱根駅伝とは?というベタな質問をしてみた。すると「みんな夢とか目標と言っている人が多いが、自分はもう少し先を見ているので、まだ通過点。これから先も繋げていけるようにやっていきたい」と口にした。もう少し先……とは何か。最終的な目標を尋ねると「やっぱり、日本代表でマラソンやトラックやそういう舞台で戦っていけるような選手になりたい」と力強く語った。箱根から世界へ。丸山の挑戦は続く。
(商2・斉藤葵)