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2026.06.15
卓球

【卓球部・女子】最終戦を待たずして優勝 首藤が涙

〈令和8年度春季・関東学生卓球リーグ戦 5月23日=代々木第二体育館 専大4-1日体大〉

 

 勝てば春季リーグ優勝が決まる大会4日目、専大は日体大と対戦。4-1で勝利し、3シーズンぶり46回目の優勝を果たした。
 

▲笑顔をみせる首藤(右)・遊佐(左)ペア


 昨年、2シーズン連続最優秀ペアー賞を受賞した首藤成美(文3・希望が丘高)・遊佐美月(経営2・愛知みずほ大学瑞穂高)ペアが1番手のダブルスに登場。第1セット、第2セットを取られるも、立て直して2セット連取。最終セットでは、ネットインした球を首藤が落ち着いて対応し、遊佐もスマッシュを決めるなど11-8でゲームをものにした。

 
▲フルセットをものにした首藤(手前)・遊佐(奥)ペア


 2番手は松村愛菜(文3・富田高)が担った。レシーブでいきなりドライブをするなど、積極的に攻撃を仕掛けた。3球目攻撃や、チャンスボールを逃さず、第1、第2セットを取った。第3セットは相手の流れになり、粘るも8-11で1セットを献上したが、第4セットは村松のサーブが輝きセットカウント3-1で専大に軍配が上がった。

 

▲サーブをする村松


 このまま勢いを付けたい専大の3番手はエースの首藤が出場した。1セット目から首藤が主導権を握り、11-4、11-3、11-2とストレートで勝利を収めた。

 

▲6戦6勝の首藤


 4番手には新人戦・準優勝の田旻一(文1・桜丘高)が抜てきされた。速いラリーが続くも、相手の球がエッジやネットイン、そしてプレー中に田のラケットが手から離れるなど不運が続き、1-3でゲームを取られた。


 ▲得意の上回転を仕掛ける田


 ここで勝てば優勝の5番手は遊佐が任された。相手を左右に揺さぶり、相手の逆をつくコースに打ち返し遊佐ペースの試合展開を繰り広げた。2セットを連続で取り、続く第3セット。3-7と流れを奪われるも、恐れず強打やループドライブをし、10-10のデュースまで運んだ。最後はスマッシュを決め試合に勝利した。この結果、4-1で専大が勝利し、春季リーグの頂点に返り咲いた。

 

▲落ち着いてプレーをする遊佐

▲1部優勝が決まり満面の笑みを見せた


 最終戦を待たずに優勝した女子卓球部。首藤は「去年の秋は5位に終わって、絶対優勝するという気持ちでみんな練習をしていた。その練習の成果が結果につながったと思う」と普段の練習が“優勝”という結果に導いたと話す。「前半戦は全勝で終わり、今日(=日体大戦)勝てば優勝が決まる大事な試合だったので、絶対勝ちたいと思っていた。すごく嬉しい」遊佐は笑顔で語った。

 

 0-2といきなり追い込まれる展開となったが、立て直して勝利を掴んだダブルスについて「(2セット連取され)何回も試合中に『ダメかな...』と思った。でも自分たちはリードされている場面から勝つことができると思っていた。勝ててよかった」と首藤は振り返る。遊佐も「勝てる未来が見えていなかったけど、なんとか2人で粘ってプレーすることができたので、最後勝利を掴むことができたと思う」と口にした。

 

▲勝利を分かち合う首藤(右)と遊佐(左)


 3番で日体大のルーキー・加藤心乙花選手を圧倒した首藤。「加藤さんとは結構やり慣れているのも勝利の要因だと思う」と明かした。実は二人は希望が丘高校出身である。高校の先輩後輩対決を制した首藤は、先輩としての意地を見せつけた。


▲同門対決で勝利を収めた首藤


 あと1本取れば勝利となる場面で登場した遊佐は、「緊張していたけど、やってやろうという気持ちが強くて、自分が優勝を決めたいなという気持ちで入った」と話した。スマッシュで試合を締め、優勝した瞬間は「『最高』の一言」と笑みを浮かべた。

 

▲ベンチに向かって喜びを表す遊佐



首藤が涙 そのわけは──

「めっちゃ泣いてました」

 首藤とペアを組んだ遊佐はそう話す。ダブルスでなんとか勝利した首藤・遊佐ペアだが、試合後、実は首藤は涙を流していた。その涙は安堵の涙で、「“全勝でペアー賞をとりたい“と言っていたし、ここで負けるわけにはいかない。本当に苦しかったけど、最後勝てて嬉しかった」と照れながら首藤は打ち明けてくれた。

 

 見事、王座奪還を果たした専大女子卓球部。大会最終日にも期待がかかる。

 

 

文=大石真碧(文3)

写真=君嶋悠樹(経済3)