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<第105回関東学生陸上競技対抗選手権大会 4日目=5月24日カンセキスタジアムとちぎ>
男子2部5000mに出場した水津智哉(経済3・今治北高)は14分25秒45をマーク。大舞台での課題と向き合いながらも、今後への糧となる一戦となった。
▲限界の中、最後まで腕を振り続けた
男子2部5000mに専大からは水津が出場。後方寄りの位置からレースを進める展開となり、中盤では5〜6人ほどの集団の中で一時先頭に立つ場面もあったが、基本的には集団の中央付近で流れに乗った。終盤にかけて徐々に苦しくなり、そのまま順位を落として14分25秒45でフィニッシュした。レースプランについては、「留学生についていくのは厳しいと思っていたので、中盤からいい集団を見つけて、その流れに乗って13分台、A標準を切ろうという話を(長谷川淳監督と)していた」と説明。しかし、「2000mくらいで舞い上がってダメだった」と苦笑いを見せた。
▲集団の中で力走する水津
レース後、水津は「まず一番に感じたのは、やっぱ実力不足ということを痛感したレースだった」と率直な思いを口にした。
記録会では結果を残せている一方で、「こういうでかい大会になると、本番で発揮できない」と課題を挙げる。「ピーキングであったり、気持ちの面とかがまだ実力不足。でかい大会に慣れてないっていうのもありますし、それが一番分かりやすいかなと思います」と振り返った。
▲途中集団の先頭に出てレースを進めた
全日本大学駅伝予選会後の調整についても「気持ちの落ち込みがかなり練習に出て、ポイント練習もほとんどできない状態が続いていた」と明かした。その中でも「一回気持ちを切り替えて挑んだ」と話したが、「また舞い上がって終わっちゃったかなと思う」と悔しさをにじませた。今後に向けては、「選んでもらったレースで最低限結果を出したい」と前を向く。悔しさの残るレースとなったが、大舞台での経験を今後につなげていく。
▲レース終了後、膝に手をつく水津
〇“去年とは違う”成長実感 指揮官が語る関東インカレ総括
関東インカレ4日間を終え、指揮官である長谷川淳監督は「例年になかったステップアップが見られた大会だった」と総括した。今大会は全日本大学駅伝予選会から短期間での調整となったこともあり、「コンディションを合わせるのが難しかった選手もいた」と振り返る。その中でも、「自己新記録を出した選手、セカンドベストを出した選手が結構いたので、そこはまず良かったと思います」と評価した。また、決勝進出者が出たことについても「例年になかったこと」と語り、チームとしての成長を実感している。
今季は全日本大学駅伝予選会でもあと一歩で本選出場できるところまで迫っており、「チームとして力を出せるところは見せられた」と手応えを感じている。春先からは一年生の活躍も目立ち、「しっかりアピールできている選手もいる」とチーム内の競争力向上にも期待を寄せた。
記録向上の背景には、選手たちの意識変化もあるという。「自分の体を理解してコントロールしながら、ケガをしないように準備やケアを徹底できている。ミーティングで共有したことを、一人一人がしっかり実践してくれている」とその積み重ねが、今大会での自己新記録や安定した走りにつながったと分析する。
ここからは箱根駅伝予選会へ向けた夏合宿が重要になる。「例年ここから気持ちを切り替えて夏合宿に入る」と話し、「まずは合宿をしっかり乗り切ることが大事」と強調した。
さらに、箱根予選については「トップ3に入っていかなければいけない」と明確な目標を掲げる。「そこを取れないと箱根のシード権もない」と話し、チーム全体で照準を合わせていく。
最後には、「“去年とは違うぞ”というところは見せられたと思う」と今季ここまでの成長に一定の手応えをにじませた。その上で、「この流れを消さずに、箱根駅伝予選会でもっと存在感を出していきたい」と秋の大一番を見据えた。
〈結果〉
男子2部5000m
31着 水津智哉 14分25秒45
文・写真=倉林光琉(法3)

