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2026.05.30
サッカー

【サッカー部】粘り強い守備で2試合連続のウノゼロ 2連勝で最下位脱出

JR東日本カップ2026 第100回関東大学サッカーリーグ戦2部 



第9節 VS関東学院大学体育部連合部サッカー部



5月24日(日) 14:00Kickoff



@生田北グラウンド(川崎市多摩区)



専大 1-0 関東大


専大 道白


 第9節は関東学院大学と対戦し、1-0で勝利した。前節、2部復帰後初白星を挙げた専大は、今節も前半から主導権を握って試合を展開。すると前半45+1分、岡本のスライディングからカウンターを開始すると、最後は道白が相手DFを1人かわして右足を振り抜き、先制点を奪って試合を折り返す。後半も集中した試合運びをみせ、終盤はGKの上林を中心に粘り強く守り抜いて試合終了。ホーム初勝利を挙げるとともに、リーグ戦2連勝で順位を2つ上げた。

▲道白のゴールを祝福する志村ら


〈試合前情報〉

 前節からのスタメン変更は1名。溝口晃が外れ、岡本が入る。


以下、スターティングメンバー(3-4-2-1)

GK 21 上林 真斗(法4・昌平高)

DF 2 岡田 海人(法4・浜松開誠館高)

DF 4 鈴木 嘉人(経済3・実践学園高) 

DF 23 溝口 敢大(文3・飯塚高)

MF 3 佐藤 柚太(経営3・白根高)

MF 5 志村 ぼん(経済4・韮崎高)後半14分 O U T

MF 6 関谷 輝(経済3・与野高)後半28分 O U T

МF 19 岡本 大和(法3・長久手高)

FW 14 那須 奏輔(経済3・東海学園高)後半19分 O U T

FW 7 道白 優斗(文3・流通経済大柏高) 後半45+1分 O U T

 FW 9 山下 基成(文4・大津高)後半39分 O U T

途中出場  

DF22 鶴田 周(法1・東海学園高) 後半14分IN

M F 8 橋本 燦 (ネット情報3・帝京長岡高) 後半19分IN

MF13 小林 亮太(経済4・仙台大附属明成高)後半28分 IN

F W 20 橘 風芽(法2・浜松開誠館高) 後半39分IN

F W 11 佐藤 漣 (法3・成立学園高)後半45+1分IN  


〈試合展開〉 

 前節関東リーグ初勝利を挙げた専大は、ホーム初勝利と最下位脱出を懸けて関東学院大と対戦した。前半10分、山下、道白、那須から佐藤柚に展開。佐藤柚がダイレクトでクロスを送ると道白が反応してネットを揺らす。開始早々に先制かと思われたが、オフサイドの判定で先制点とはならず。それでも専大は、後方からテンポよくボールを動かして前進していく。前半16分、左CKを獲得すると、那須のボールに鈴木が頭で合わせるが枠の上に嫌われる。前半20分、溝口の自陣からのロングボールに山下が反応。山下はトラップからシュートを放つもミートせずに相手GKの正面へ。前半25分にはボランチの岡本の縦パスを起点にチャンスを作る。岡本のパスを那須が受けてPA内の道白へ供給。最後は混戦から山下が左足でシュートを放つも、相手GKのセーブに阻まれてしまう。 

▲山下の決定機は相手GKがセーブ

 前半36分、左サイドから攻め込まれるとPA左からシュートを放たれる。ここはゴール右に外れ、難を逃れる。すると前半アディショナルタイム(45+1分)、岡本が敵陣でスライディングでボールを奪う。回収した志村は前線の道白へと供給すると道白はドリブルで相手CBを1人交わしてシュート。これがゴール右に突き刺さり専大が前半終了間際に先制して試合を折り返す。

▲道白が相手CBを交わしてシュートを決める


 後半8分、道白がセンターサークル付近でプレスからボールを奪うとそのまま単独でドリブルを開始し、PA内まで侵入してシュートを放つ。これは相手GKにセーブされたものの、この速攻にこの日見学にきていた小学生から歓声が上がった。後半18分にピンチを迎える。自陣PA内右からクロスを放り込まれる。これは相手FWに合わずも、こぼれ球を相手選手に合わせられて絶対絶命のピンチ。このピンチを上林が右足でストップして切り抜ける。後半19分、那須に代わり橋本がピッチに。これまでボランチでの出場が多かった橋本が那須と同じ右シャドーの位置に入る。その橋本が早速チャンスを作る。後半26分、山下からボールを受けると道白へスルーパスを送る。道白はシュートを打てずも、橋本がチャンスを演出した。

▲ボールを運ぶ橋本。3年目で新境地に挑む

 後半29分、自陣PA右からクロスを放り込まれ、頭で合わせられる。これは枠の上に飛ぶも、相手が早めにクロスを上げるシーンが目立つ。専大は両WBを下げて5バックにして守備を固める。攻撃は交代で入った橘、佐藤漣らを使って時間を稼いだ。専大の勝利が近づいた後半45+3分、相手にペナルティエリア中央から鋭いミドルシュートを放たれる。これがクロスバーに当たると、こぼれ球を上林が必死にキャッチしてピンチを逃れる。終盤、運も味方につけた専大は最後まで守り抜いて試合終了。ホーム戦初勝利を挙げるとともに、2連勝で順位を2つ上げた。



〈PICK UP PLAYER〉

岡本 大和

苦労人”ダイナモ”が自身初勝利 盟友ら刺激に

 自身がスタメンで出場した試合で、念願の初勝利を手にした。岡本は昨季12節以降は怪我で離脱。復帰してからも試合に絡むことはなかった。そして迎えた今シーズン。岡本は開幕戦の慶大戦が、昨季12節以来の出場だった。慶大戦は後半22分までプレーするも、チームは終盤に被弾を許してドロー。勝利は掴めなかった。そこから5試合出番が無かったが、前節の拓大戦で途中出場を果たす。「途中から出場して、終盤はばててつりそうになった」が前半途中から67分間走り続けた。ばててしまった反省から次の週から自主トレを強化。「練習で疲れていても、甘えずにジムで少し有酸素を入れたり、筋トレで追い込んだりして」走りきる体を作った。

    この日はスタメンで出場すると、関東リーグ初のフル出場で勝利に貢献した。守備で顔を出すダイナモは「先週途中出場で試合に出て勝った時に、(道白)優斗や(那須)奏輔にもやっと俺が出て試合に勝ったと言えた。でもまだスタメンで出た試合は勝っていなかったので、今日勝ててやっと2人にそう言える」と勝利を喜んだ。道白、那須、佐藤柚とは名古屋グランパスユースからのチームメイト。やっとスタメンを張って同期に肩を並べた。

▲道白のゴールを喜ぶ岡本

 道白の先制点は岡本のスライディングがきっかけだった。「1試合に1、2回するかしないか」のスライディングタックルでボールを奪うと、最後は中学生からの盟友が先制点を奪った。岡本は「(ボランチの相方の関谷)輝は攻撃的な選手なので、自分は守備のところでリズムを作りたかった。(得点シーンの前のプレーで)自分が(道白)優斗につなげなかった。それでも切り替えは意識していた」ことで得点につなげた。

  チームは天皇杯予選のY.S.C.C.横浜戦から無失点が続いていた。「クリーンシートは絶対に達成したかった」と守備でリズムを作り続けた。後半途中には自身が前線までプレスをかけて、顔を出した。

▲拓大戦でシュートを放つ岡本

 ホーム生田では2試合連続で被弾を許して引き分けに終わっていた。岡本は「相手にボールを持たれる時間も、全員で声をかけながら、ベンチも含めてみんなの勝ちたい思いが、今日は相手を上回った」と振り返った。リーグ戦5戦未勝利から2連勝で最下位を脱出。ホーム生田では、実に昨季14節以来のリーグ戦での勝利だった。

    順位を2つ上げたものの、今年の目標は2部残留ではない。「今年の目標は1部昇格。そこを考えるとまだたった2回リーグ戦で勝っただけ。1戦1戦勝ちを積み重ねることが昇格につながると思うので、練習からみんなで意識をしてやっていきたい」。自身初勝利を挙げた苦労人がチームに勢いをもたらしていく。



道白 優斗

キレキレドリブルから先制弾  攻撃で違いみせる

試合を振り返って

「2連勝できてめちゃくちゃうれしい」

先制点を振り返って

「その前に一本チャンスがあったけど外していた。何回か同じ形を狙っていて最後は決めきれて良かった」

後半を無失点に抑えられた理由

「(GKの上林)かんばもそうだけど、ディフェンスラインを中心に守備ができた。城西大戦も慶大戦もアディショナルタイムで追いつかれて勝てなかったので、最後まで全員が守備をして、ゴールを割らせないのを意識して無失点で終われた」

後半もチャンスあったが、どうしたら点を取れていたか

「自分の決定力不足。ゴール前でもっと冷静さを保たないといけない。ああいう試合で2点目3点目を取っていかないと苦しいゲームになってしまう。そこは決めきりたいと思う」

次戦に向けての意気込み

「次戦は、昇格組の立教大との対戦。順位もまだ全然上ではないので、3連勝を目指して頑張っていきたい」



上林 真斗

3戦連続無失点 守護神のセーブなくして成し得ない

試合を振り返っての気持ちは

「ホームで慶大(2-2)と城西大(1-1)と試合をして、負けてはいないけど悔しい追いつかれ方をしていた。みんなホームで勝ちたいという思いが強くあったので勝てて良かった」

公式戦3試合連続無失点で3連勝。どう捉えるか

「城西大や慶大との試合は終盤に追いつかれてしまった。(反省から)練習から隙を見せないことができている。(この日は最後危なかったけど、)結果に結びついている」

前半で1点取って後半で攻められる場面が多かったが、気持ちの変動は

「正直0-0で終わると思っていたが、前半の最後に(道白が)点をとってくれた。後半から相手がやり方を変えてくると感じていた中で、ロングボールが多くなって押し込まれる時間帯が多かった。ただ、(自分含めて)守備陣が際のところで守り切れた。そこは成長していると思う」

終盤もチャンスがあったのでは

「1-0で勝っている中で2、3点決めて楽にしていくのが1番良いけど、そこで一喜一憂している暇もない。すぐ後ろの選手には「次次」と声をかけて、それを受けて後ろの選手も守ってくれたので良かった」

どのような声かけを意識していたか

「コーチングの部分は去年からずっと意識している。自分としては、攻めているところのリスク管理の声かけを意識していて、それは監督からも求められている。去年から言い続けたこともあってすぐ動いてくれるのでそれ(声がけ)を意識している」

今後に向けて

「最下位は脱出したものの降格圏にいる。先輩が2部に上げてくれたので、後輩のために今年1年間戦うことで腹を括っている。明確な目標として1部昇格はあるけど、後輩のためにできるだけ上のステージに残せるようにトーナメントもリーグ戦も頑張っていきたい」


次節は立教大学富士見総合グラウンドで立教大学と対戦する。



文=佐藤佑樹(経済3)

写真=河野楓(文2)、大西真由(文2)