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11月22日、関東大学アイスホッケーリーグ戦第9回戦がダイドードリンコアイスアリーナで行われ、大東大と対戦した。中盤まで互いに点が入らない緊迫した展開となったが、第3ピリオドで痛恨の失点。その後1度もリードを奪うことができずに、0-3で敗れた。この敗戦により優勝の可能性が消滅、痛い1敗となった。
<スコア>
1P 0-0 (シュート数 7-10)
2P 0-0 (10-14)
3P 0-3 (10-12)
計 0-3 (27-36)
第1ピリオドは序盤から攻められる苦しい展開となった。相手の果敢な攻めに押されるも、GK#70高瀬惇司(法2・北海高)の堅い守りによりゴールを奪われることはなかった。6分10秒、相手の反則(ホールディング)により選手1人が2分間の退場を受け、攻めあぐねていた専大に好機が訪れるが得点には結びつかず。第1ピリオド後半には危ない場面がいくつかあったが、GK#70高瀬の好守でいずれも無失点に防いだ。
△好守でチームを救ったGK高瀬
第2ピリオド開始早々、両チームがシュートを放つが得点には至らず。5分7秒に専大がこの日初めて犯した反則(トリッピング)により1人欠けた不利な状況になるも、これまたGK#70高瀬の攻守で守りきった。キーパーのいい守りに触発されたか、他の選手も体を張った懸命なディフェンスを見せ、このピリオドも無失点で守り切った。
試合が動いた第3ピリオド、ここまで堅い守りを見せていた専大だったが、5分32秒に痛恨の失点。先制点を許してしまった。続けて7分36秒にも攻撃の隙をつかれ2点目を失った。なんとか同点に追いつきたい専大は試合終盤にGKの#70高瀬を下げて6人総員で攻撃を仕掛ける。相手は反則による退場で人数が減っていたこともありこの試合最大のチャンスであったが、相手の堅い守りに阻まれ、得点を奪うことはできなかった。最後は6人攻撃の間を抜かれ、決定的な3点目を取られたところで試合終了。
△必死の攻撃を見せた#21上村良一(法1・北海道栄高)
高橋裕一監督
「目標にしていたのは、あくまでグループAへの昇格。2位で入替戦に挑み昇格できればいいので、下を向くことなく次に切り替えていく。試合内容はとても良く、中でも守りは前回以上だった。2、3点目の失点は果敢に攻めに行った状況での失点なので仕方がない。実力的に紙一重の戦いの中で去年はうちが勝って、今年は相手が勝ったということ。シーズン前にたてた目標はあくまで昇格。昇格への道筋が変わっただけ。次も頑張ります」
#78武田直道主将(法4・北海高)
「優勝を目指している中で、勝ちたいという思いはもちろんみんな持っていたが、得点への執着心において相手が勝っていた。技術面で大きな差があったわけでもなく、反省点をあげるのも難しい試合。だからこそ悔しい。それでも自分たちの目標はあくまで昇格すること。そのためにまずは次の東海大戦、全力でぶつかっていきたい」
専大が入替戦に出場するには、次の東海大学との試合(11月28日17時からダイドードリンコアイスアリーナにて)に勝利することが絶対条件となる。惜しくも優勝は逃してしまったが、入替戦に出場してグループAに昇格するためにいつまでも下を向いているわけにはいかない。
(文1・飛田翼)