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2026.03.25
陸上競技

【陸上競技部】新旧エース対談 信頼と競争で築いた関係性

<卒業生・新入生歓送迎会 3月21日=専修大学生田キャンパス3号館7F蒼翼の間>


 3月21日陸上競技部歓送迎会が専大生田キャンパス3号館で行われた。これまでチームを支えてきた卒業生の思いと、新たに加わるフレッシュな熱意が交差するこの歓送迎会。単なる節目にとどまらず、次なるシーズンへ向けた決意を共有する場になった。世代交代を迎える中で、在校生もまた自らの役割を見つめ直し、チーム全体としての結束をより一層強めた。

 シーズンを通して優れた活躍を見せた選手に贈られる各賞。今年は最優秀賞に上山詩樹(経済3・敦賀気比高)、優秀賞にJR東日本で競技を継続する新井友裕(文4・浦和実業学園高)が選出された。本編は上山・新井の2選手に対談形式でインタビューを行った。互いを信頼し合い、多くの大会をともに戦ってきた新旧エースが見据える景色とは――。


▲スピーチをする上山と入場時の新井


〇新旧エース対談 上山×新井

――上山が最優秀賞を受賞した感想は

上山――今年に関してはやっぱり、新井さんを倒せなかった部分もありますし、実績という部分でも、個人的にはふさわしくないのかなとも思ったんですけど、賞をいただけたことはありがたいことです。周りの評価していただいた方々とか、僕に期待して評価してくださった方もいると思うので、来年はしっかりと結果で示していけるようにしていきたいです。また、ここまで来れたのも皆さんの支えのおかげだなと思うので、そこにも感謝しながら努力していきたいと、気が引き締まる受賞だったと思っております。


――新井が優秀賞を受賞した感想は

新井――昨年に続いて優秀賞をいただいて、今年はなかなか思い通りのレースができない中でしたが、こうやって卒業前に優秀賞を頂いたことは素直に嬉しいです。3年連続でしっかりと全ての賞を獲得することができたので、しっかり4年間結果を出すことができたかなと思います。


――上山にとって昨シーズンの成長できた点は

上山――難しいな。昨シーズンの良かったところとしては、自分を知れたことかなと思っています。 1年目は走れなくて、 2年目は自分に集中して、しっかりとそれが結果に表れて。そして迎えた 3年目が、天狗になってしまっていたなというところを理解できたというか、ちゃんとしないといけないというところを知れたということは、 1個良かったのかなと思っています。苦しい期間ではあったんですけど、その期間を過ごせたことが良かったことかなと思っています。なので、これを良かったことにするために、来シーズンが重要になってくるかなと思ってます。


▲箱根駅伝予選会時の上山


――新井にとって昨シーズン良かったところと、大学4年間を通して成長したところは

新井――昨年は前期になかなか走れなくて苦しいシーズンではあったのですが、一つの目標であった専大記録を更新することができたことが、1年を通して良かったのかなと思っています。そして4年間を通して成長できたこと、競技力に関しては、元々タイムがなかった中でも箱根駅伝に出ることや、専大記録を出すことを目標にしていて、それを諦めずに挑戦して達成することができたこと。その他の面でも、人間性の面では礼儀だったり挨拶だったりで成長することができました。笑い話なんですけど、高校時代の友人と会っても「人間的に成長したね」と言われることが多いので(笑)。そういった面で他人から見ても成長したのかなと思います。

 

▲箱根駅伝予選会時の新井


上山 ―― 一番見えやすい基準ですから!


――上山の来シーズンの目標を教えてください

上山――僕の目標はシード権獲得にしっかりと貢献することです。新井さんが一昨年の箱根駅伝で1区を走られていたので、その記録を抜きたいです。新井さんの記録を抜けるように頑張ります。一区を走りたいです。


――新井の実業団での目標を教えてください

新井――実業団での最終的な目標はマラソンの日本代表です。1年目、まずはニューイヤー駅伝で個人・チーム共に出場して、チームは優勝を狙っているのでそこに貢献できる走りをしたいです。フルマラソンも1年目からやる予定なので、最初は色々わからないこともあると思うんですけど、しっかりと挑戦という気持ちを持って実業団では成長していきたいです。


――二人はライバル関係のように見えたが、実際はどのような関係性であったのか

上山――実は遊びに行ってましたよね!映画に行ってましたよね(笑)新入生バリバリの時!結構、先輩後輩という感じだと思いますね。


新井――先輩後輩でしたし、信用はしてました(笑)


上山――新井さんはやっぱり強い人だったし、絶対に信頼をしていたので、信頼関係はあったんじゃないかなと思います。


新井――箱根駅伝予選会も上山はもう走ると思っていました。他の人をどう走らせるかという感じだったので、マイナ・自分・上山。この三本柱でチームを高め合ったと思います。競技者としては、本当に上山くんは真面目なので見習ってる部分があります。


上山――正直僕は見習ってないです!(笑)


新井――見習わなくていい(笑)


――上山のどのようなところが真面目だと感じたか

新井――キャプテンをやるくらいなので、部員に対する思いも強いところですかね。


上山――新井さんの箱根への思いは負けるなと思いますけどね。そういう思いってやっぱり強いと思います。予選会もそこ(思い)で負けたかなと思いますし、練習では絶対勝ってやると思ってましたけど、箱根への思いが一番強かったかなと思いますね。


――上山から新井に向けてのメッセージ

上山――ずっと負けっぱなしでしたけど、実業団でぶっ倒すんで、待っててください!あと専大記録抜きます!


――新井から“新エース”上山に向けてメッセージ

新井――なかなかキャプテンになって個性豊かなメンバーばかりで大変だと思うけど、見てる感じ予選会終わった後とか、今までのキャプテンと比べても全然しっかりしている。予選会通過どころかシード権も狙えるようなチームになってきていると思うので、このままチームを引っ張って行ってほしいです。さっき、上山が専大記録を超えると言っていたので、自分はまた更に高みを目指して、実業団に入ってきても追いつけないようなタイムを出してきながら、“一緒に”成長できたらなと思います!


上山――王者の貫禄でした!(笑)





【令和7年度優秀選手賞】

・最優秀賞 上山詩樹

関東インカレ5000m 22位 14分24秒88

全日本予選会 4組目 32位 29分11秒97

箱根駅伝予選会63位 1時間03分19秒(学連選抜)

日体大記録会 10000m 28分44秒27(自己新)


・優秀賞 新井友裕

箱根駅伝予選会 50位 1時間03分12秒

日体大記録会 10000m 28分21秒34 (自己新/専大記録1位)


文=倉林光琉(法2)

取材=門前咲良(文3)

写真=君嶋悠樹(経済2)、佐藤佑樹(経済2)、竹田一爽(文4)