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12月6日、大田区総合体育館にて全日本インカレ4回戦、準々決勝が行われた。専大は4回戦で東海大に当たり、ストレートで勝利した。続く準々決勝では今年度秋リーグ2位の明大と対戦。しかし、明大のトリッキーな攻撃に苦戦し、ストレートで敗れた。よって、ベスト8という結果で今大会の幕を閉じた。
東海戦。専大は課題であったスタートを好調にきるが、互いに一歩も譲らない展開が続く。第2、3セット目ではエース・長友優磨(商4・都城工高)や高橋拓也(経済2・東亜学園高)などのスパイクが光る。各セットを25-21、25-21、25-19で奪い、セットカウント3-0で快勝。準々決勝へと駒を進めた。
ベスト4をかけての明大戦。明大の早く、巧みなバレーに苦しみ、徐々に点差が広がってしまう。第1セットの終盤から小川を投入し流れを変えるが、明大に素早く対応され、思うようにプレーできない。22-25で1セット目を落とす。第2、3セット目では、序盤でリードするものの、明大がうまくタイムアウトを使い、専大の流れが止まってしまう。各セットを17-25、16-25と大きく離され、セットカウント0-3で敗れた。
準々決勝の明大戦で専大らしいバレーができず、悔しい結果となった。しかし来週、11日には天皇杯を控えている。この天皇杯で4年生は引退となる。全日本インカレでの悔しさをバネに、天皇杯で集大成をみせてほしい。
(金高 結・文2)
吉岡監督
「東海戦で燃え尽きてしまった。明大はミスもなく、無理もしない。それに対し、こっちは無理をしてミスが多かった。最後の最後でひどい試合をしてしまった」
長友主将
「緊張はせず、東海戦はやりたいようにやれた。だが、それを明大戦に持っていけなかった。出だしの入り方が悪く、チーム全体が固かったし、体力面も苦しかった。(天皇杯に向けて)自分にとっても最後だし、キャプテンとしても最後の試合。先頭に立ってチームを引っ張り、良い内容で終えたい」
板宮選手
「目標に届かなった。いい場面もあったが、もう一つ二つは勝ちたかった。東海でのいい雰囲気を持ち込めず、スタートが悪く、結果的にやりきれない気持ちだった。(天皇杯に向けて)全く違う形で、プロが相手なので、自分たちのプレーがどの程度通じるか試したい」
山本選手
「東海戦はムードもよく、ブロックもできていて良かった。明大戦は疲れ切っていて、気持ちがいかなかった。頑張りきれずに終わってしまった。4年では全タイトルをとる。(天皇杯に向けて)チャレンジ精神でJTを倒す」
柴田選手
「力が及ばなかった。東海戦は相手のミスに助けられた部分が多かった。明大はブロックを抜いても拾われて強かった。チームの雰囲気が、点差が広がるとピリピリしてきて、動けなくなってしまった。(天皇杯に向けて)技術面では敵わないが、気持ちをつくって全力でやりたい」
藤中選手
「東海戦はいいムードだったが、明大戦は入り方から全部何も満足できなかった。(天皇杯に向けて)結果よりも、自分たちの満足いく試合をしたい」
高橋選手
「昨日のミーティングで作戦などを考えて、頑張ろうという雰囲気でもってこられたので、東海戦はムードよく、最初から勢いでやれた。明大戦は、流れはあまり悪くなかったと思うが、対応が遅れてしまった。明大が専修シフトでゲームメイクをしてきて、完全に封じられた感じがした。何もできなくて悔しかった。準備不足だった。チームの課題は、まずはサーブとサーブカット。天皇杯までの一週間の練習で、個人としても全体的にレベルアップしたい」
小川選手
「コート内の雰囲気が悪かったので、変えるためサービスエースをとる気持ちで打ち、決まってよかった。(3セット目に川波と代わり)1、2セット目とは違う雰囲気でやろうとした。スパイクは決められる場面で決めきれないのが何本かあり、満足のいくプレーはできなかった。(天皇杯に向けて)今日みたいに入る形があれば、今日できなかったことをしっかりやりたい」