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第66回秩父宮賜杯全日本バレーボール大学男子選手権大会が12月3日に開幕し、専大は2回戦からの出場で、5日に対青学戦、3回戦の対駒大が行われた。専大は去年歴代初のベスト4という好成績を収め、今年はそれ以上を目指す。また、秋リーグ戦はチームがまとまらず、つらい戦いを強いられたので、今大会ではチーム一丸となって臨みたいところだ。
2回戦目対青学、第1セットは久々にスタメン起用の柴田康暉(経営2・佐賀商高)が奮起する。彼を起点に川波潤也(経営1・九州産高)のスパイク、藤中謙也(経営2・宇部商高)のブロックが巧みに決まり、気づくと、25-15と圧倒し、セットを先取した。続く、第2セットも力の差をみせつけ、25-19とセットを連取。2‐0で勝利し、3回戦に進んだ。
3回戦目対駒大、第1セット序盤は勢いに乗る専大が一気に5点差を広げる。このままセットを先取できると思ったが、油断からか連続5失点と、後半に追いつかれ、流れが完全に駒大に移ってしまう。しかし、この急死を救ったのが藤中。彼がサービスエースを1本決め、続くに2本目もサーブで相手を崩し、崩れたとこをすかさず、高橋拓也(経済2・東亜学園高)がブロックを決め、流れを取りもどし、25-23と、セットをもぎ取った。第2セットは相手が粘りをみせ、序盤は点の取り合いになるが、中盤に藤中、高橋のダブルコンビで連続得点、10点差をつけた。終盤に、長友優磨主将(商4・都城工高)に代わり、4年生の杉本直弥(経済4・西湘高)が入り、引退前に最後のプレーをみせた。その後試合は危なげなく、25-20で専大がセットを取り、3回戦突破を果たした。
順調な仕上がりをみせてくれた。明日の山場をこのままの雰囲気で乗り越えてほしい。
(森本雅美・文2)
長友主将
「3日前から緊張していて、昨日の夜からいつも通りに戻った。決勝までの6試合中2試合が終わり、引退の実感が強くなった。今日の試合は楽しくできたし、内容的にも悪くはなかった。(明日に向けて)今日のことは忘れて、また一から引き締めて明日しっかり勝ちたいです」
柴田
「緊張した。プレーでは速く入って打つように意識した。チームの雰囲気が始めは初戦ということもあり、ピリピリしていたが、だんだんよくなった。明日は相手がもっと強くなるので自分なりのプレーをして頑張りたいです」
杉本
「負けないように、周りに迷惑をかけないようにという思いで入りました。監督からは『決めてこい!』といわれましたが、ブロックがきっちりついていたので、できませんでした。明日は選手もベンチも一丸になって周りの期待に応えられるように頑張りたいです」