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12月11日、東京体育館にて天皇杯・皇后杯全日本バレーボール選手権大会のファイナルランドの1回戦が行われた。専大は10月に行われたブロックラウンドを勝ち抜き、出場権を獲得。関東4代表のうちの一つ、B代表として1回戦、近畿代表の近畿大学と対戦。セットカウント0-3と、強豪のクラブチームとの試合にたどり着けず、初日で幕を閉じた。
先週の全日本インカレからスタメン入りに復活した柴田康暉(経営2・佐賀商高)がこの試合も奮起する。他のアタッカー陣が相手のブロックに阻まれ、得点できない中、彼だけがセンターで巧みにブロックをくぐり抜け、点を稼ぐ。しかし、相手の攻撃に対処しきれない専大は失点も多く、競った戦いはするものの、最後守り切れず、第1セット22-25で落としてしまう。
続く第2セット。流れを変えたい専大は、今回初めてスタメン起用の小川猛(経営1・桐蔭学園高)を下げ、川波潤也(経営1・九州産高)に代え、従来のチーム編成に戻す。しかし、近畿大はまるでうちを研究しつくしているかのように、かえって得点しづらくなってしまう。専大は状況を打開する作戦を立てられないまま、23-25とこのセットも落としてしまう。
第3セットも悪い流れを引きずったまま、18-25で落とし、セットカウント0-3で敗戦した。
春季リーグの2位から、秋季リーグで落ち込み、挽回を狙ったインカレでも悔し涙。本日が4年生にとっては引退試合であったが、つらい結果で終わり、また締めくくりとしてもとても不安の残る形となってしまった。「一から作り直すしかない」と吉岡監督も苦い言葉を口にした。春には新戦力がチームに合流する。その意味でも来年度、新しい専大バレーに期待したい。
(森本雅美・文2)
長友主将
「4年間とても早かったです。1年半キャプテンをやらせていただき、また違う経験ができた。日本一には届かなかったけど、チーム全員の気持ちが一つになって臨めて良かった。今日の試合は元から勝ち負けよりも楽しんで試合をしようと思っていて、とても楽しめた。(後輩へ向けて)自分たちの果たせなかった日本一を果たしてほしい。日本一を目指せるメンバーは揃っている。自分はもう1年コーチとして専大のチームの一員となるので頑張ってほしい」
山本
「調子が悪く、自分が足を引っ張ってしまった。4年生が最後の試合なので勝って次に繋げたいと思っていたが、モチベーションが上がりきれていなかった。(今年度を振り返り)春の2位から落ちて思うような結果が残せず、悔しい。来年は自分がキャプテンになり、今までとは違って自分がチームを引っ張らないといけない。しっかりと自覚を持ってやりたい」
板宮
「(4年間を振り返って)2年次からコートに立たせてもらって、たくさんの強い人たちと試合できて、とても良い経験となった。良いチームに恵まれて、試合に出ても外から見ていても楽しかった。(後輩へ向けて)良い報告待っています」
杉本
「(4年間を振り返って)強いチームだった。スターばかりだったから、一緒にやれてよかった。(後輩へ向けて)周りに流されないで頑張ってほしい」
中山
「(4年間を振り返って)自分は選手としてではなく、トレーナーとしてコートの外でサポートをしていた。高校時代、自分が選手でサポートしてくれる人の大切さを知ったので、大学ではこのポジションで頑張りました。コートに立っていなくとも、結果が出るとすごく嬉しかったです。(後輩へ向けて)絶対優勝してほしい。4年生として今回チームをまとめ切れなかったので、来年度はチーム一つで、100%の力を出して勝ってほしい」
黒宰
「(4年間を振り返って)自分も選手としてではなく、学連として一年の後半から、コートの外の外でサポートをしていた。高校では選手で、大学ではサポートする立場。とてもいい経験になった。(後輩へ向けて)全員バレーで来年こそは日本一をとってほしい」