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12月14日。川崎国際EKIDEN 2025で4年生がそろっての大学ラストレースを迎えた。選手・マネージャーの立場で数多くの舞台で戦い、チームの中心となっていたこの世代。笑顔で大学陸上生活に幕を閉じた専大戦士の声を最後にお届けする（取材は12月14日に行いました）。
▲最後の駅伝を楽しむ佐藤
佐藤真也（経済４・駒澤大高）
── レースを振り返って。
「結構寒くて、（コースの）コンディションが（雨で）ぐしゃぐしゃだったとか、結構大変なレースでしたけど、良い感じで走れたかなと思います」
── たすきをつなぐ際に新井（＝新井友裕、文4・浦和実業学園高）がいなかったが。
「新井だなと（笑）。あまり驚きはなかったです。やりかねないと思ったので」
── 最後に4年生が揃って走れたが。
「なんだかんだ4年間一緒にいるとバチバチしたり色々ありましたけど、最後にこうやってみんなで楽しく終われて良かったかなと思います。本当にみんなで参加して良かったです」
── 2位という結果については。
「みんな走っていないので、さすがに優勝はないかなと（笑）。もう少し万全だったら多分優勝もいけたなと思うんですけど、みんな頑張ったんじゃないかなと思います」
── 4年生はどんな学年か。
「みんなあんまり他人のことについては言わないというか、みんな自分で頑張っている。個人主義でありながら、良い距離感を保ちつつ、お互いを褒め合うというか、認め合っていて自分としては良い学年だったかなと思います」
── このレースに向けてのアプローチは。
「僕、実はここから3連戦、来週10000m、5000mとハーフマラソンを走るんですけど、それに向けて結構スピードが落ちていたので、なんとかスピードを上げてというところと、1人でしっかり走れるようにというところ（を意識していました）。今までは走らされていた部分はあったんですけど、今回、自分の意志を持って走っていたので、楽しかったというか、違ったアプローチだったかなと思います」
▲フィニッシュ後に倒れ込むほど、全力を尽くした
── 普段のレースとは違った楽しさもあったか。
「今までよりかは、より良く走れたかなと思いますし、みんなに応援してもらってやっぱり駅伝って良いなというか、応援されながら走ることの楽しさ（を感じました）。またやりたいなと思いますね」
── 陸上を始めたきっかけは。
「自分は野球をやっていて、それの体力作りの一環で始めました。中学ではだんだん野球の方があんまり上手くいかなくて。陸上はその一方、結果が伸びてきたので、それでシフトしたという感じです」
── 専大に入学した理由は。
「場所のこともありますし、あとはやっぱり自分が考えてできる環境というのが1番良かった。そこが専大を選んだきっかけかなと思います」
── 4年間を振り返って。
「全然、結果を残せなくてそこは悔しい。本当に色々頑張ってはきたんですけど、難しい部分があって…。でも自分は本当にこの4年間、苦しい中でも自分なりにもがいたのが良かったなと思っている。なぜかと言うと、自分の人生にとってとても大切なものになったと思っていて、人として成長できた。これからの人生にとってプラスになる4年間だった。この一言に尽きるかなと思います」
── 期待の後輩は。
「自分は意外と上山（＝上山詩樹、経済3・敦賀気比高）に期待しています。上山がこのチームを変えてくれるんじゃないかな。この4年間見てきて、自分から次の時代になった時に、やっぱりどこかで変わんなきゃいけないじゃないですか。賛否両論ありながらも、それを変えてくれるのが上山じゃないかなと思っています。そんな上山にチームを変えてほしい。自分も外から見ていて良い方向に向かっているので、これからも色々言われることもあるかもしれないですけど、上山には頑張ってほしい」
── 大学ラストレースに向けて意気込み。
「自己ベストを何とか最後に更新して終わりたいという思いがあります！」
▲大学ラストレースで有終の美を飾りたい
取材＝竹田一爽（文4）、写真＝大内奈々（経営3）、竹田
