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2013.09.23
バレー

秋季リーグ戦第7戦 前半最終戦を勝利で飾れず、痛い三敗目

 9月23日、駒澤大学玉川キャンパス体育館にて先週台風の為に延期となった筑波戦が行われた。今日が秋季リーグ前半戦最後の試合で、専大は現在4勝2敗で5位。後半戦の優勝争いに残るには勝つことが必須条件であった。また、筑波大は春季リーグで負けた相手なので、なんとしても勝ちたいところであった。


 第1セット、出だしは1点1点の取り合いだったが、三連戦目の疲れが目立ちはじめると、連繋がかみ合わず、中盤で点差を広げられてしまう。小川猛(経営1・桐蔭学園高)のサーブで流れを少し取り戻すものの、スパイク陣が筑波大の高いブロックに阻まれ、流れを引き寄せられず、21-25で第1セットを落としてしまう。

 第2セットは攻めより守りに切り替える作戦に出る。板宮築(経済4・川崎橘高)に代わり、ブロックを得意とする孫兆濤(商4・宇部商高)を投入。そして藤中謙也(経営2・宇部商高)と高橋拓也(経済2・東亜学園高)の二枚看板で、相手のスパイクを遮断し、相手のリズムを崩し始める。さらに小川が1本サーブを決め、完全に相手を崩すことでき、25-21でこのセットを奪取した。

 先ほどの流れを引き継ぎたいところだったが、筑波大の底力に圧倒され、中盤連続5点も失点し、そのまま19-25で第3セットを奪われる。

 もう後がなくなった第4セット。懸命に食らいつくも、相手のブロックの高さに思うようにプレーできず、また中盤で連続失点し、11-15の場面でタイムアウトを取る。この悪い流れを変えたのがキャプテン長友優磨(商4・都城工高)と藤中だった。二人が懇親のスパイクを打ちこみ、流れを引き寄せた。21-21と追いつき、22点目を先に専大が奪うが、この大事な局面で長友のスパイクが相手にブロックされてしまうと、専大の勢いは完全に止まってしまい、23-25と残りわずかというところで、惜しくもこのセットを落とし、セットカウント1-3で筑波大に敗れた。

 これで優勝は厳しくなったが、後半戦にはまだ強豪校、現在リーグトップの明大、そして春季リーグを優勝した日体大との戦いが残っている。後半戦初戦の早稲田戦までは1カ月ある。この期間しっかり調整し、後半戦を全て勝利で収め、全日本インカレに繋げたいところである。

 (森本 雅美・文2=写真も)

吉岡監督

「セッターの采配一つでこうも試合展開が変わることを痛感した試合だった。セッターを調整していくことが急務である」

長友主将

「1セット目を落としたことで、勢いも作れず、チーム全体としても気持ちと雰囲気が統一できなかった。個人としては、スパイクは昨日(中大戦)クロスが良く決まったので相手はそれを研究してくるだろうからストレートを狙い、決められた場面は良かった。(前半戦を振り返り)まだ一つのチームとして仕上がっていない、状態が悪い中で4勝できたのは大きかったと思う。3敗したのは良くないが、後半戦が始まるまで時間が空くので見つかった課題を元にチームをちゃんと作りたい。若手主体のチームなので、まとめるのは簡単ではないが、全てにおいて自分が先頭に立って引っ張れるように。後半の目標としては全勝すること、日体大には優勝させないつもり」

板宮選手

「結局長友頼りになってしまった。春とは違い自分にマークがしっかりついていたからそれを利用できるようにならないといけなかった。(前半戦を振り返り)好調と不調の浮き沈みが激しい。一定の力が出せれば後半戦も戦える。センターは限られた本数しかないので、流れを崩さない、むしろ流れを動かすようなプレーをしたい」

孫選手

「悔しかった。残りの4戦はこれからの練習をちゃんとやっていけたら勝てる。個人としてはブロックを頑張りたいです。全カレでの優勝を目標にしてやっていきたいです」

山本選手

「自分のせいで良い結果が出せなくて悔しい。もう負けられないので後半戦は自分でもっといいプレーをしたい」

藤中選手

「全体的に内容は良くなかった。2セット目は自分たちの流れをつかめたが、3、4セット目はリードする場面もあったのにラリー中の点を取れなく、落としてしまった。前半戦は勝たないといけない試合を落としてしまい優勝は厳しくなってしまったが、後半戦は内容にこだわって、全日本インカレにつながる試合をしたい」

高橋選手

「1セット目の入りが悪かった。筑波は崩れやすいので、もう少し崩れてくれるかと思ったが、逆に自分たちが崩れてしまった。(前半戦を振り返り)いいときはガンガンいけるが、どうしても悪い時が出てしまうので、それをどう修正できるかが課題。(後半戦に向けて)優勝は厳しいが、全日本インカレも視野にいれて頑張りたい」

川波選手

「勝てそうだったが、自分たちのミスで負けてしまった。(前半戦を振り返り)自分の課題もチームの課題も見つかったと思うので、これからの1カ月で練習していって、後半戦は勝ちたい」

吉澤選手

「何もできなくて、盛り上げることもできなかった。次からは雰囲気を作っていけるようにしたい。(前半戦を振り返り)専大らしいバレーができなかった。後半戦はチーム全員で一つになって力を出せるようにして勝ちたい」

池田選手

「いいところもあったが終盤大事なところでキャッチが乱れた。(前半戦を振り返り)全体的に良くはなってきている。後半戦はコミュニケーションをしっかりとり、チームワークを高め全勝し、全カレに繋げたい」