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2025.11.26
バレー

【バレー部】甲斐優斗が見る学生バレーの魅力 学生生活を振り返る

 先月大阪から一時帰還した甲斐優斗(経営4・日南振徳高)が大学バレーの魅力と自身の学生生活を振り返った。

▲サーブを打つ甲斐


ーーー甲斐選手から見た大学バレーの魅力はなんですか?

「やっぱり、同じ年代でできるっていうこともありますし、4年間という決められた危機感でしかその仲間とはできないので、その4年間で、どれだけ勝てるのかだったりとか、その期間限定の仲間とできるっていうのは、そこに価値があるのかなと思います」


ーーーそんな学生生活の中で、一番の思い出はなんですか?

「昨年の全日本インカレは優勝できたので1番記憶に残ってますし、本当にその時の、大学バレーの中で1番いいプレーを全員がしてたと思うので、最後まで勝ち切るっていうことの難しさも試合を通して感じましたし、勝つときは、ほんとに自信を持ってというか、全員がほんと楽しそうにやってたなっていうのは思いました」


と昨年のインカレ優勝について話した。一番苦しかったと振り返った1回戦については

「ほんとになんで勝てたの。って思うぐらいの試合だったので、そこは自分はセッターにしか声はかけてないですけど、周りがそれに気づいて、みんな俺も行く。俺も行くっていう感じで集まったので、そこの意識っていうのは共有せずにもみんなわかってたことなのかなと思います」と意識の高さを振り返った。


ーーー昨年のインカレでは中大戦が一番の山場となりましたが振り返っていかがですか?

「ここ勝てれば準決まで行けると思ってましたし、そこから決勝もいけると思ってました。ほんとにみんなが相手の嫌がるプレーをできてたかなと思うので、最後は5セット目を3点差つけられて負けてるところからひっくり返したってのは、先につながる試合ができたと思ってるってます。中大戦はほんとにあそこで勝ち切れたことが優勝につながったかなと思います」



ーーー決勝の日体大戦前のチームはどうでしたか?優勝できる雰囲気でしたか?

「そうですね、もうその雰囲気でしたし、全日本1回前練習試合もやって、そこでこう全勝で勝ち越してたので、そこはみんなもう決勝はそれまでの試合以上に自信を持って楽しくプレイしてました」



ーーーその雰囲気・気持ちはプレーに繋がっていましたか?

「そうですね、学生はそうですね。学生は尚更そういう気持ちの面だったり、雰囲気っていうところは大事なのかなとは思います」


ーーー現在のチームを甲斐選手はどうみますか?

「勝ち方がわからなくなってる部分はあると思うんですけど、そこで雰囲気よくできればそこから周りも影響を受けていい循環ができるとは思うので、そういった雰囲気とかは大事なのかなって思います。やっぱり大事なところ、大事な場面っていうのをコート内にいる選手の誰か1人が理解してるのかってのは見てると理解してる感じはしないので、やっぱり流れのスポーツなので、そこは誰か1人でも理解できてる人がコート内にいたらまた試合展開も変わると思いますし、もっと1年生だったり試合に出てるので、そこは萎縮させずにプレイさせられたらいいのかなとは思います」


▲常に笑顔でチームを引っ張る甲斐

ーーー最後に今年のインカレの目標を教えてください

「今年も優勝は目指せると思いますし、まだその優勝までのレベルには達してないので、技術的なこともそうですけど、メンタル的なところを改善しながらやっていければ、結果として優勝がついてくると思うので。そこは他の選手がどれだけ目指すかなのかなとは思っています。大学にいる時間は短いですけど、いいコミュニケーションが取れたらなと思ってます」


 今年のインカレも優勝を掲げた。チームのカギとなるのは雰囲気の切り替えやメンタル面などの心理的なものだと何度も口にした甲斐。キャプテンとして、チームのエースとして最後の学生バレーを戦い抜く。


文・写真=山中美琴(文3)