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≪SENSHU POST-MATCH VOICE≫ 2部昇格編
2部参入プレーオフ決定戦で國學院大學に1-0で勝利し、5年ぶりの2部昇格をつかんだ。大学ラストマッチとなった4年生を中心に8選手の声をお届けする。

▲入学初年度から4年連続参入戦を戦った4年生
河野修和(文4・甲府昭和高)主将

2部昇格を成し遂げた心境は
「私が入学してからずっと入替戦で負け続けてきて、専大どうしたのとか、昔は強かったのにと言われることが多く、悔しい思いをたくさんしてきました。しかし、今シーズンの目標であった、3部優勝は叶いませんでしたが、5年ぶりに2部昇格をすることができて、本当に嬉しく思います。私は最後、ピッチに立つことも会場にいることもできませんでしたが、ピッチに立って戦う者、その選手を後押しする者、サポートする者、全ての人の力が1つになった結果であり、本当に感謝の気持ちでいっぱいです」

▲体調不良によりピッチに立つことは叶わなかったが、ビデオ通話で集合写真に参加
4年間を振り返って
「私は、入学当初に腰椎分離症を経験したり、足首の怪我や膝の怪我などに苦しめられ、多くの時間を棒に振ってきてしまいました。その中で、サッカーができることやその環境により感謝の気持ちを持って向き合うことができたと思ってます。サッカーの技術はもちろんですが、人間性の部分や社会人としての心構えなど多くのことを学べました。大学サッカーは良い意味でも、悪い意味でも、自由度が高く、才能があってもやらない者、遊びに夢中になる者、サボる者、多くの人がいる中で、私自身、流されることなく直向きに努力することができたと思っています。それは、応援してくれる家族や親戚、友達の存在があったからです。多くの人に支えられ、多くの経験をさせてくれたこの4年間に感謝したいです」
後輩に向けてのエール
「今回の2部昇格は間違いなく、みんなの力が大きいと実感しています。しかし、これがゴールではなく、ここがスタートラインだと思うから、常に上を目指して頑張って欲しいと思います。また、上を目指せば目指すほど、立ちはだかる壁は大きなものとなって、うまくいかないことやキツイこともあると思うけど、チーム全員で乗り越えてほしいなと思います」
戸田大翔(商4・志木高)副将

2部昇格を成し遂げた心境は
「2部昇格という目標を達成できて嬉しいという気持ちと10番ながら試合に出れず悔しくてモヤモヤする複雑な気持ちです。専修大学全員で掴んだ2部昇格、応援してくれた部員を見て涙が止まりませんでした」
4年間を振り返って
「辛かった、キツかったが最初に出てきます。何より1年目の高校サッカーとは全く違う環境、プレーの質、目的、全てにアジャストするのが難しかった。スタッフから求められている自分の足りない部分に真剣に、真摯に向き合う事ができていればもっと上のステージでもやっていけたなと後悔する部分も多くあります。今は素直にそう思います。最高の仲間に出会えたことは今後も消えることはなく一生続いていくのでつながりを大切にしていきたいです」
後輩に向けてのエール
「2部という舞台を経験できるのは本当に羨ましいし、貴重だと思います。ですが、入替戦で多くの後輩が出場していて、2部でも戦っていけると思っているし、信じてます。活躍を期待しています。ありがとう」
伊澤壮平(人間科学4・浦和南高)
今の心境は
「もうほっとしたというか、ほんとに嬉しいです」
昇格を果たしたが
「自分が入学してから毎年プレーオフで負けてきた思いとか、個人としても今日が現役最後の試合だったので、絶対勝ちたいという思いが強かったです」
試合を振り返って
「固い試合になると思っていましたが、前半、良い形で試合を進められて、良い感じで点も取れて、ディフェンスラインも最後まで集中を切らさずにやれたので、チームとしてはすごく良い試合の運び方ができたと思います」
守備でリーダーシップを発揮したが
「後悔はしたくなかったので、ずっと集中を切らさずにというのは意識して、周りを巻き込みながらプレーしていました」
今シーズンFW、CB、SBでの起用と高いユーティリティー性を発揮したが
「正直に言うと、前線でプレーしたいという気持ちもありましたが、その中で後期は自分にできることをやっていて、最後報われたので良かったです」
4年間を振り返って
「4年間本当に苦しいことの方が多かったけど、良い仲間だったり、スタッフだったり、後輩に恵まれて、最高の4年間を過ごすことができたと思います」

▲浦和レッズユース出身の伊澤(左)と戸田(右)。慣れ親しんだ埼玉スタジアムの地で昇格をつかんだ
後輩に向けてのエール
「良い選手がいると思うので、それぞれが頑張って、自分の将来を掴んでいってほしいなと思います」
柿沼弘大(ネット情報4・聖和学園高)

2部昇格を成し遂げた心境は
「3年間悔しい思いをしてきて、自分たちの代で上げられたことがとにかく嬉しかったです。個人としては、今までこのような大一番で勝てたことがなかったため、ようやく勝てたという安堵があります」
4年間を振り返って
「あまりチームに貢献できず、悔しい思いやきついことが圧倒的に多い4年間でした。それでも、仲間に恵まれ、乗り越えたことで最後のピッチに立つことができました。なんとか笑顔で終わることができて良かったです」
後輩に向けてのエール
「サッカーを楽しんで欲しい。それが一番の願い。楽しむためにきついことからは逃げられないけど、頼れる後輩たちなら乗り越えて強い専修を築き上げてくれると期待している」
寺島サフィールマイサラ(経済4・専大松戸高)

今の心境は
「めっちゃ嬉しいです」
試合を振り返って
「結構拮抗した試合というか、お互い実力はイーブンぐらいの中で勝ち切れたというところは、今までの走りだったり、きつい練習の成果だと思うので、素直に嬉しかったです」
先制点をアシストしたが
「(志村)ぼん(経済3・韮崎高)が決めてくれて、自分は触っただけだったけど、ああいうところをしっかり詰めるところは自分の良さではあると思うので、しっかりこういう1番大事な試合でそれが出たのは良かったです」
5年ぶりの2部昇格を果たしたが
「正直もっと早くに(2部に)上がりたかったという気持ちはありますが、上手い後輩がいっぱいいるので、自分たちの代でしっかり(2部に)上げて、後輩に舞台を用意したいというのが今季の目標だったので、それをしっかりと果たせてめちゃめちゃ嬉しいです」
4年間を振り返って
「きついことの方が多かったけど、最後こうやって最高の形で終われて、みんなに感謝しています」
後輩に向けてのエール
「専大は、2部とか3部に居て良い大学ではないと思う。ぜひ残留争いではなく昇格争いを頑張ってほしい」
仲本隼翔(経済4・松商学園高)

▲河野主将のユニフォームを掲げる仲本(左)
今の心境は
「まずは本当に(昇格できて)良かった。(河野)修和を中心に4年生も下級生も頑張った結果でしっかりついてきてくれたので、本当に良かったです」
試合を振り返って
「良い時間帯に先制点が取れて、全員が自分の役割をしっかりと分かった上で全うしたと思います。途中から出た選手も自分はあまり動けなかったけど、1人1人が役割を持ってやれていたと思うので、みんなが頑張った結果がこの勝利につながったと思います」
途中出場で体を張ってキープする場面もあったが
「今日はあまりキープできなかった。焦るシーンもあったので、まだまだというところはあったが、(寺島)サフィール(マイサラ)が、前半から体を張ってくれて、その分相手も疲れていたと思うので、そこは感謝したいです」
4年間を振り返って
「苦しいことの方が多かった。3年間全部、参入戦で昇格を逃してきて、(専大は1部で)4連覇をしているのでなんとも言えないが、自分たちの手で(歴史を)やっと動かしたというのは、自分たちにとっても大きいし、後輩たちにとっても大きいことだと思うので、本当に良かったです」
歴史を動かし、5年ぶりの2部昇格を果たしたが
「飯田先生(=飯田義明 部長)の話にもあったが、今日は2部の下位の相手でギリギリの戦い。そういう試合だったと思うが、このままだとやっぱり(2部では)勝てないと思います。後輩たちにはしっかり練習してもらって、2部の相手はとても強いと思うけど、(2部相手に)勝てるような練習をしていってほしいです」
後輩に向けてのエール
「とにかく腐るな。自分を信じてプレーしろということを伝えたいです」
松本皐誠(商4・東海学園高)

今の心境は
「とりあえず最後(2部に)上がれたのですごく嬉しいです」
試合を振り返って
「自分は入替戦前まではスタメンだったが、入替戦ではスタメンではなくなって。悔しい気持ちもあったけど、ベンチからでもできることはあると思っていた。途中から出ても自分の特徴を最低限出せたので良かったです」
5年ぶりの2部昇格を果たしたが
「自分が1年生で入った時に県リーグに落ちて、そこから自分は4年連続で入替戦を経験していた。最後の年、自分の年で(2部に)上げることができて本当に良かったです」
4年間振り返って
「やっぱりすごくきついことの方が多くて。色々うまくいかないことの方が多かったけど、個人的にはプロになることもできましたし、4年生で昇格を決めることができたので、最終的には良かったかなと思います」
プロ生活への意気込み
「今はすごく楽しみな気持ちが大きいです。専大で学んだことをしっかり活かして、自分の武器をどんどん出して活躍していきたいと思います」
後輩に向けてのエール
「今日の入替戦もだが、後輩が多く出場していて戦える力はあると思う。もっとより強化していって、チーム一体となって2部でもしっかり戦って1部昇格を目指してほしい」
佐藤柚太(経営2・白根高)

今の心境を
「嬉しい気持ちでいっぱいですけど、今季は苦しかったです。昇格できて良かったです」
試合を振り返って
「(失点を)0で抑えるというのを目標としていて、(志村)ぼんが決めてくれて、0で抑えられて良かったです」
オーバーラップやインターセプトで攻守に貢献したが
「もっとクオリティが上がれば良いなと思います。そこは自分の課題としつつ(上下動は)自分の武器でもあるのでこれから武器を伸ばしつつプレーしていきたいです」
5年ぶりの2部昇格を果たしたが
「自分たちは2部でプレーできるのかなと思っていました。このタイミングで2部に昇格できたのは本当に嬉しいし、これから頑張っていきたいです」
今季はSBやCBでプレーしたが
「自分もどこのポジションでもできれば良いと思っていました。もっとクオリティが上がらないといけないですが、どこでもプレーできるような選手になっていきたいです」
4年生に向けて思いは
「4年生は本当にチームを引っ張ってくれました。今年は色々な問題があったけど、チームが一体となるような行動をしてくれてありがたいと思っています」
2部を戦う来季への意気込み
「来季2部でやってみないとわからないですけど、これからの行動が大事なので、チーム一丸となってやっていきたいです」

▲来季は2部で期待に応えるプレーを見せたい
取材=佐藤佑樹(経済2)、写真=竹田一爽(文4)

