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2025.11.23
ラグビー

【ラグビー部】攻めの姿勢で開幕6連勝、入れ替え戦への切符をつかむ

<関東大学リーグ戦2部=11月9日 専修大G 専大55-10拓大>

 1部入れ替え戦まであと一勝に迫った専大は、拓大と対戦した。前半6分、SO井上晴輝(経営4・東福岡高)が相手ディフェンスを華麗に躱し先制トライを決めると、前半11分にも髙橋尚太(文3・東海大相模高)が相手を押し込み、トライを決め流れを作る。勢いに乗った専大は前半トライを5つ重ね、前半戦を31-0と大幅リードで終えた。後半戦も勢い止まらず開始5分でFB永井大成(経営3・東福岡高)がトライを決めチームは盛り上がりを見せるが、その後専大のミスから相手に突破されトライを許すシーンも見られた。しかし専大も攻めの姿勢を崩すことなく後半戦4トライを挙げ55-10でノーサイド。入れ替え戦進出を決めた。

▲円陣を組む専大

 序盤から専大リードで試合は進んだ。前半6分、セットプレーからパスをつなぎ敵陣右から中央へ試合を展開すると、相手のディフェンスをものともせず井上が先制トライを決めた。続く前半11分、またも専大がトライを決め好調なスタートを切る。途中拓大の留学生選手の強固なディフェンスに苦戦するも、自分達のテンポをキープし攻撃の姿勢を見せた。その後前半24分、33分、42分とモールを押し切りトライを挙げ、力強いプレーも見られた。また、FL佐藤智哉(経済2・桐蔭学園)のディフェンスも光り、前半戦を31-0と無失点で終えた。

▲前半33分LO小瀬村凛(商1・石見智翠館)トライ

▲トライ後のハイタッチ


 後半開始序盤には前半からの流れを崩すことなく、早速トライを決める。後半5分には、永井が中央から右へと素早い加速で相手の守備を躱し、この試合自身4トライ目で36-0。その後、専大のミスから拓大に突破され失点を許すも、試合終了間際に2トライを決め切り55-10でノーサイド。今季の目標であった入れ替え戦出場を見事果たした。

▲抜け出す永井

 

 試合を終えて、石倉監督は「前回の山学戦から、自分たちの強みであるディフェンスでペースをつかもうと話していた。今日の試合もやはりディフェンスはよくできていたかなと感じている。残念ながら後半で相手に10点取られたのは、うちのミスからのトライだが、あまり悲観することなく自信を持って入れ替え戦に臨みたい。」と今日の試合を振り返った。また、主将の吉田温広(経営4・国学院栃木)は今日の試合について「今シーズンのテーマは“テンポとリアクション”で、ボールを早く出すことと、1人1人のリアクションスピードを上げるということを共通のテーマとしていた。リアクションの部分では、アップから全員がしっかり声を出していて、チームとして凄く良い感じだった。テンポに関しても、前後半通してすぐ敵陣に入っていい感じでとらえられ、相手のテンポに合わせず速く自分達のテンポに持ち込めたので良かった。」と語った。

 入れ替え戦出場を決めたことについては「今シーズン最低限の目標であった入れ替え戦への出場は達成できたので安心した。そこからリーグ全勝を果たして入れ替え戦に行って、入れ替え戦に勝って1部に上がるというのは大きな最終目標なので、気を抜かずに次の試合に臨みたい」と決意を述べた。

 

 次戦は11月23日、リーグ最終戦となる中央大学戦。この一戦に専大が勝利すれば、チームが掲げる“リーグ全勝での入れ替え戦進出”が現実のものとなる。悲願の1部昇格を叶えるためにも、リーグ無敗同士の大一番で勝利を目指す。

 

文=佐俣莉子(法1)

写真=君嶋悠樹(経済2)