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2025.11.17
馬術

【馬術部】岡田・ホクソウアスセナ号が章典総合馬術で3位入賞!大会最終日

〈全日本学生馬術大会2025大会5日目=11月3日 三木ホースランドパーク 〉




 今大会最終日は、総合馬術競技(馬場馬術、クロスカントリー、障害飛越の3種目を同一人馬で行い、その減点合計を競う)のうちクロスカントリーと障害飛越の2競技が行われ、岡田将太郎(経済2・都立農芸高)・ホクソウアスセナ号が3位入賞を果たした。クロスカントリーをミスなく終えると、続く障害飛越でも減点無しの走りを見せて順位を上げた。

▲障害飛越をミス無く終え、ガッツポーズをする岡田





 午前中に行われたクロスカントリーでは、専大から高沢光希(経営3・静内農業高)、岡田将太郎、武南友陽(経済2・岡山朝日高)、小島蒼空(経営2・水戸農業高)、吉澤愛乃葉(経済1・関東国際高)が出場した。



クロスカントリー競技 以下登場順


▲6番  高沢・エリオント号


▲15番 小島・ハイパーアクセラ号


▲28番 吉澤・カワキタピリカ号


▲45番 武南・コモンブレイク号


▲68番 岡田・ホクソウアスセナ号


 高沢はタイム減点がかさむも無事にゴール。岡田は減点なく全体4位に終わった。二人は午後の障害飛越に進出した。小島は途中棄権、吉澤・武南は惜しくも失権という結果に終わった。



 迎えた午後、高沢と岡田が障害飛越に出場した。障害競技開始前、暫定4位で迎えた岡田は「とりあえず減点無く帰らないといけなかったので、後ろの人が(点を)落とすのを祈るしかないという感じで」挑んだ障害で安定した走行を見せる。一つのミスが命取りとなる中、最後の障害も無事走り抜けるとガッツポーズ。続く選手にミスがあり3位に繰り上がった。岡田は「最終的には3位に上がって嬉しい」と喜んだ。


▲障害競技に挑む高沢


▲岡田は競技終了後、拳を握りしめた


▲岡田は3位で表彰、ホクソウアスセナとハイタッチ


▲岡田はウイニングランで喜びを爆発させた



インタビュー

▲岡田将太郎

章典総合馬場で3位

「やっぱり嬉しい。でもこの馬(ホクソウアスセナ)はすごいので。やっぱり帰ってくる馬なので、まだまだ人間の成長が乏しいというか、来年は、この馬に乗るか分からないですけど、もっと馬本来の力を出せるように頑張りたい。」

2つの競技を振り返って

「クロスカントリー競技は思ったより上手くいったという感じ。もっと馬の足の負担にならない方法はあると思うので、次大会はそれを心がけたい。障害はまだちょっと自分が障害の経験が少なく思い通りではなかったので、そこは練習で頑張っていきたい」

最後の障害、緊張感のある中ノーミスでガッツポーズ

「やっぱり嬉しい。去年も3位だったので、プレッシャーとか色々あったんですけど、とりあえずは全部パーフェクトというか、0(減点なし)で帰ってこれて嬉しかった。(3位の手ごたえ)についてはまだいけるなと感じた」

今後に向けて意気込み

「絶対順位を上げないとという感じなので、1位、2位を狙って頑張っていきたい」



▲高沢光希

クロスカントリーを振り返って

「クロスカントリーはプラン的には全部ショートコースで行く予定だったけど、自分がミスしてしまってショートでは全部できなかった。細かいところの技術が足りなかった」

今までの練習を振り返って

「足が悪くて、ほとんど運動できていなかったなか、馬はめっちゃ頑張ってくれた。来年はもっと馬のコンディションを上げたい」

今大会を振り返って

「まず団体障害で久しぶりに2位になれた。個人でも入賞してる人はいっぱいいるので、そこはめちゃくちゃ良かった」

次の大会に向けて

「もっとチーム力を上げて、チーム一丸となって成績をあげていきたい」


     


▲武南友陽

クロスカントリーを振り返って

「ちょっと不安がある馬だったが、すごい頑張ってくれていつも以上に帰ってこれるイメージができた。(自分が)ちょっと良くないミスをして、結果つながらなかった感じ」

クロスカントリー、今までの練習を振り返って

「今まで(コモンブレイクで)練習してこなかったがすぐ感覚を掴んで挑んだ。それでも馬は一生懸命飛んでくれたので、ゴールは切れた。あんまり経験がない分、馬としては良い成果だった」


連日の連戦で、疲れだったり、難しさは

「普段チャカチャカしてる馬だけど、すごく大人しくなってた。疲れてるのかなと思った」


今大会全体として、障害馬術では66ポイント全体9位 手応えは

「他は悔しいところの方が多いが、絶望的な悔しさではなくまだ良くできたなと思うところがいっぱいある悔しさだった。あと2年間しっかりできることをやって頑張りたい」


章典障害ではジュネーブで好成績 思いは

「ジュネーブは去年からずっと担当馬として関わっていた。人は経験が全然なかったので、馬に色々助けてもらいながらずっと関わってきて、最初はできなかったことができるようになったというのを実感するのも、ジュネーブに乗っている時が多かった。普段もなにかあったらジュネーブを触りに行く位、すごく特別な思い入れがある。自分にとっては特別な一頭」


今大会全体を振り返って

「個人的には改善できるところがたくさんあったが、去年は全然ダメだったので(今回は)前を向けるなというのがあって。団体的にはそれぞれの役割を果たして全員がやっていたので、また来年頑張れば、来年はもっと良い結果になっているのだと思う」



以下11/3結果 




第68回全日本学生賞典総合馬術競技大会


▽個人


3位 岡田将太郎


▽団体


9位



2025年度全日本学生馬術大会3種目総合


▽団体


5位


▲代表して岡田が表彰式に



文・写真=佐藤佑樹(経済2)