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2025.11.17
馬術

【馬術部】障害馬術団体 準優勝!! チームで掴んだ快挙 大会1~2日目

〈全日本学生馬術大会2025大会1、2日目=10月29日〜30日 三木ホースランドパーク〉


 学生馬術日本一を決める全日本学生馬術大会2025が10月29日から5日間にわたり開催された。


 大会初日と2日目では全日本学生賞典障害馬術大会が行われ、専大からは4名が出場。初日の1回走と2日目の2回走の合計得点による個人戦を戦い、それぞれの日程の同チーム上位3人の合計得点で団体順位が決まる中、専大は総減点を24に抑え60ポイントを獲得。堂々の準優勝を果たした。

▲競技を終え、観衆の拍手に応える武南(手前)と高沢(奥)


 チームの中で最も高得点だったのは1年生の松岡凛桜(文1・三田松聖高)とオララ・ヴァントフルット号。1回走と2回走の両方で障害につまずくことなく、個人3位で減点0の活躍を見せジャンプオフにも進出するなど、下級生がチームに勢いを与えた。


 チーム2番手の得点を残したのは武南友陽(経済2•岡山朝日高)とジュネーブ号。2回走の4減点のみに抑え、個人9位の成績を残した。武南は「関東の予選で優勝していたので、ノーミスでいきたかった。嬉しさよりも悔しさの方が大きい」と目指す目標は高い。それでも、「来年は勝てる自信がある」と日々の練習に手応えを感じていることを明かした。


 チーム上位3人の記録が成績に反映される中、吉澤愛乃果(経済1・関東国際高)は、「2人(松岡、武南)が良い結果だったので、先輩(高沢光希、経営3・北海道静内農業高)と、どちらか1頭でも絶対に完走して帰ってこようと話していた」とマニフィーク号と共に高さのある障害に苦戦しながらも、1回走でチームトップの69.25のタイムをマーク。チーム3番手の得点を挙げると、高沢とトウマスクラブス号も2回走で4減点に抑えるチーム2番手の活躍で巻き返しに貢献。高沢は「1日目で(2回走の走り)ができてれば優勝もあったのでそこは反省だが、2日目に仕事を果たせて良かった」と安堵の表情を見せた。


 吉澤は試合を振り返り「団体競技の中でお互いに(高沢と)協力して1回ずつチーム3番手以内に入り込めて良かった」と話す。まさにチーム内で互いに支え合い、完走する姿勢を有言実行で示した。




 武南は今季のチームについて「1年生から上級生までそれぞれの役割を果たしている」とチームワークは良好だ。また、「新しい体制でやってきたことがよく発揮できている」とこれまでの歩みを振り返った。来年も「団体3位以内」を目標に掲げた武南。今後も専大馬術部の総合力に期待がかかる。

▲団体準優勝を果たした4選手




以下結果(〇は上位3番で反映された得点)


▲3番 松岡・オララ・ヴァントフルット号


 第一回走 74.92 総減点 0 〇


 第二回走 78.98 総減点 0 〇


 ジャンプオフ 50.38 総減点 0 


▲9番 武南・ジュネーブ号


 第一回走 79.76 総減点 0 〇


 第二回走 79.32 総減点 4(障害4)〇


▲27番 高沢・トウマスクラブス号


 第一回走 86.10 総減点 23(タイム3、障害20) 


 第二回走 74.84 総減点 4(障害4) 〇


▲33番 吉澤・マニフィーク号


 第一回走 69.25 総減点 16(障害16)〇 


 第二回走 71.87 総減点 16(障害16)


▲ 第一回走


 総減点 16 総タイム 223.93(松岡、武南、吉澤)


 第二回走


 総減点 8 総タイム 233.14(松岡、武南、高沢)


 団体総減点 24 総タイム 457.07 


 ポイント 60 


 2位


 

文=小畑祐人(文2)

写真=馬術部提供