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2025.11.01
バスケ

【女子バスケ部】相手の流れを止められず敗戦 入替戦が決定

〈第75回関東大学女子バスケットボールリーグ戦=10月18日 拓殖大学八王子国際キャンパス 専大60ー79早大〉


 秋季リーグ10敗の専大は同じく10敗の早稲田大学と対戦した。勝てば順位が上がり、負ければ入替戦が決まる試合となった。序盤、専大は髙田彩凪(文3・郡山商業高)の3ポイントなどでリードを奪う好スタートを切る。しかし、その後は早大に試合の主導権を奪われ、25-48とビハインドを背負って前半を終えた。後半、巻き返しを図る専大は天野希咲(文3・東京成徳高)の3ポイントなどで食らいつくも、1度傾いた流れを取り戻すことができない。最終スコア60-79で試合終了。この結果、専大は1・2部入替戦に回ることが決まった。

▲試合後の選手たち。1部残留へ後が無くなった


 第1Q、専大は攻守にわたり理想的な立ち上がりを見せる。髙田が3ポイントを決めると、瀬川怜奈(経営4・開志国際高)もミドルシュートでこれに続く。リバウンドでも強さを見せ、再び髙田が3ポイントを成功させるなど、序盤は主導権を握り13-5とリードを奪った。 しかし、この流れは続かなかった。早大の堅いディフェンスを前に攻め手を欠くと、ターンオーバーが重なった。逆に相手に速攻や3ポイントを次々と決められ、15連続失点を喫する。完全に主導権を奪われ、13-20と逆転されて第1Qを終えた。

▲3ポイントを決める高田。チーム最多の16得点を挙げた


 続く第2Qに入っても、専大は嫌な流れを断ち切れない。相手の勢いを止めようと、このクォーターだけで2度のタイムアウトを要求するも、早大の猛攻は止まらない。林望愛(文4・桐生高)が速攻からレイアップを決めるなど単発の得点はあったものの、チーム全体としてオフェンスでミスが目立った。シュートを決めきれない時間が続くと、点差は一方的に広げられ25-48ビハインドを背負って前半を折り返した。

▲速攻を決める林。得点源としてチームを鼓舞した


 なんとか流れを引き寄せたい後半、第3Qは山方凛(経営3・小林高)が奮闘。積極的なドライブでインサイドに切り込み、3ポイントも沈めてチームを牽引する。しかし、早大も高確率のシュートで応戦。3本の3ポイントを決められるなど、点差を詰めることができないまま最終第4Qへ。  


 最後の10分間、専大は意地を見せる。天野が3ポイントを連続で成功させると、瀬川もリバウンドで粘り、伊藤虹歩(文4・安城学園高)が速攻に走るなど、得点を重ねて最後まで食い下がった。だが、前半の失点が重くのしかかり、逆転には遠く及ばず。終始、早大に主導権を握られたまま、60-79で無情のブザーを聞いた。

▲3ポイントを決める天野。限られた出場時間の中で結果を残した


 この日14得点を決めた林は「出だしはいい形で入れたが、途中から自分たちの流れでできなかった。相手の流れになった時も、自分たちがやりたいことが1つもできなかった。点差が離れたままゲームが終わってしまった」と悔しさを露わにした。今後に向けては「いつも悔しさが残るまま終わってしまうリーグ戦やインカレを3年間経験してきた。4年目ではしっかりと入替戦を勝って、インカレでは自分たちの目標を達成できるように頑張りたい」と前を向いた。


 次の2試合で黒星となった専大は1勝13敗8位で今期のリーグ戦を終えた。11月1日の入替戦は15時から新座市民体育館で2部Aブロック1位の立教大学と対戦する。1部で戦ってきたプライドを見せられるか。今期の全てを懸けた専大の底力が試される。

 

文・写真=君嶋悠樹(経済2)