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2025.11.01
バレー

【バレー部】ブレイクで流れを掴み駒大に快勝 11位で秋リーグを終える

〈2025年度関東大学1部バレーボールリーグ戦第11節対駒大=10月25日 日体大健志台キャンパス 専大3-0駒大〉

 9月に始まった秋季リーグもいよいよ最終戦。入れ替え戦が確定している専大は、駒大と対戦した。第1セットは、序盤からマサジェディ翔蓮(文1・福大大濠高)を中心とするアタックや新居良太(経済3・開智高)のブロックが冴え、相手に追いつかれることなくセットを獲得した。続く第2セットも相手に流れを譲らず、大差をつけセットを連取。最終第3セットでは、マサジェディのサーブを起点に11連続得点を挙げるなど、最後まで果敢に攻め続け、ストレートで快勝した。


第1セットスターティングメンバー


OH:#12生田、#23マサジェディ


MB:#2千葉、#11新居


OP:#13塚田


S:#20森田


L:#7水野


 専大サーブから始まった第1セット。序盤から試合の流れを掴み、相手に追われる展開となった。オポジットからレフトにポジションを変えたマサジェディを中心に、アタックで点を重ねた。4ー5の場面でマサジェディのレフトからの強烈なスパイクが決まると、新居のブロックや生田宗原(経済3・昇陽高)のアタックなどで4連続得点を挙げた。その後も生田のサービスエースや相手のサーブミスで試合の流れを掴んだ。終盤は、相手の2連続サービスエースやクイックによって点差を縮められたものの、最後まで追いつかれることなく、25ー22でセットを獲得した。水野永登(商4・岡谷工高)は、「マサジェディが今週からレフトになって、少し間の絡みだとか、そこの調整っていうのはあまりできてなかった」とレセプションについて振り返った。また、「レフトでパイプを結構増やしたいっていうのはあった。生田とマサジェディはパイプをガンガン打てる選手であるので、1回レフトにしてやってみた」とポジション変更の意図を明かした。

▲アタックをするマサジェディ


 続く第2セットも流れを譲ることなく、終始リードする展開となった。開始早々に新居のクイックが決まると、新居のブロックや塚田国光(法3・船橋二和高)とマサジェディのアタックで4連続得点を挙げた。すかさず駒大はタイムアウトを取ったが、タイムアウト明けも専大は攻撃のリズムを崩さず、さらに4連続で点を重ねた。中盤は、相手にブロックされる本数が増えたが、25ー16の大差でセットを連取した。塚田は「他のチームに比べてそんなにブロックが高いチームではなかったので、ブロック避けてちゃんと決めきることを意識した」と攻撃で意識したことを語った。

 ▲アタックをする塚田


 最終第3セットは、序盤からアタッカー陣の攻撃が冴え、ブレイクで相手を突き放した。中盤では、マサジェディのサーブを起点にサービスエース2本を含む11連続得点を挙げ、点差を大きく広げた。その後もギアを緩めることはなく、勢いそのままに攻撃を仕掛け、25ー15でセットを獲得。セットカウント3ー0、ストレートでの快勝となった。第3セットだけで3本のサービスエースを取り、サーブで流れを作ったマサジェディは、「最近は結構サーブが自分自身でも調子いいなっていう風に思っていて、練習中も調子が良かった。サーブで狙ったり攻めたり、試合を自分のサーブで終わらせる気持ちでやった結果が3本のサービスを取れたのかなと思う」と自身の活躍を分析した。

 ▲レシーブをする生田


 試合を終え、今試合が久しぶりのスタメン起用となった塚田は「僕個人としては全然良くなかったが、チームとしてはやりたいバレーができたのでいい試合だった」と語り、サーブとスパイクでのミスが個人の課題だと反省点を述べた。

 マサジェディは「今回の試合は勝っても負けても順位は変わらないということで、入れ替え戦に向けてチームを作り上げていくことを意識しながら臨んだ」と試合を振り返った。元々レフト希望であったため、レセプションの練習もしっかり参加していたが、今までオポジットだったため、技術的にはまだ追いついていないという。「やられるっていうことを分かった上で試合には臨んでいるので、研究して技術を身につけていきたい」と語った。入れ替え戦に向けては、「おそらくオポジットで出ると思うが、得点を稼いでチームを勝利に導けるように頑張りたい」と意気込んだ。

 水野は、「今回は相手もメンバーを落としてたので、消化試合みたいになってしまったが、自分たちは入れ替え戦に向けて調整だったり、チームのムードを作ったりということを考えていた。やっぱり相手がBチームだとやりづらさがあったので、最初はちょっと固かったが、2セット目以降は流れを掴めたので、入れ替え戦も自信持っていけるかなと思う」と次戦に向けての意識をしながら試合に臨んだと振り返った。また、入れ替え戦に向けては「(春季リーグで)1回経験したので、初めてやるよりも気が楽ではあるが、気を抜かずにやっていきたい。全カレに向けてもう1試合できるってことなので、相手にガンガン攻めてやっていきたい」と先を見据えた。


文=臼井千晴(文2)

写真=駒大スポーツ提供