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〈第91回全日本大学総合卓球選手権大会・個人の部 10月21日〜24日 =大浜だいしんアリーナ〉
大会初日は男女ダブルス2回戦までが行われた。男女それぞれ7組が出場した専大は順調な滑り出しを見せた。なかでも男子は星優真(文4・東山高)・木塚陽斗(文2・明豊高)ペア、女子は首藤成美(文2・希望が丘高)・遊佐美月(経営1・愛知みずほ大学瑞穂高)ペアが危なげなく初戦を突破するなど、計8ペアが2日目の3回戦へと勝ち上がった。
1回戦がシードのため、2回戦からの出場となった星・木塚ペア。第1ゲームは11−6で制するも、第2ゲームは常に先行され8−11で落とす。それでも「練習はこなしてきたので、練習通りやろうという話はしていた。1つ取られましたけど、内容自体は悪くなかった」と星が言うように立て直す。第3ゲームでは、5-4から5連続得点で相手を突き放し、第3、4ゲームともに11−6でゲームをもぎ取った。初戦の難しさについて星は「やっぱり相手は1試合こなしてきているので、試合勘に差があった。ただ1ゲーム目を先に取れたことが、自分たちの中で良い方向に試合を進められたのかなと思う」と振り返った。明日以降の目標についても星は、「勝ち進んでいったらベスト4を懸けて濵田一輝選手・徳田幹太選手(早大)とやる。最近そこに負け込んでいるので、まずそこまで勝ち上がって、そこに勝つのが第1目標」と決意を胸にする。

▲ガッツポーズからの笑顔を見せる木塚(左)と星(右)
関東学生リーグで春季、秋季ともに最優秀ペアー賞を受賞した首藤・遊佐ペア。「明日の試合につなげられるゲームになった」と首藤が話すように着実に3回戦進出を決めた。第1ゲームを11−7で退けると、迎えた第2ゲーム。遊佐のフォアハンドの攻撃がなかなか得点に結びつかない。何とか立て直して11-8で第2ゲームを取るも、第3ゲーム始めに2点を先行される。相手選手が喜びを表す中、「カット攻撃だったので、カットマンを揺さぶって、そのチャンスを活かして、有利な展開に持ってくのを心がけた」と首藤。見事に修正し、そこから9連続得点。第3ゲームも11-4で、見事ストレートで3回戦進出を決めた。

▲落ち着いた試合運びを見せた遊佐(左)と首藤(右)
大会2日目は、男女ダブルス3〜4回戦、男子シングルス戦1回戦、女子シングルス1〜2回戦が同会場で行われる。インカレの目標について首藤は、「女子ダブルスでは、関東学生卓球大会でも負けている相手と2日目、3日目と対戦が控えている。そこを乗り越えないと上には行けない。まずは明日の初戦に必ず勝って、関東学生卓球選手権大会の借りを返す。その上で優勝を狙っていければいいかな」と力強く語った。
専大勢の戦いは2日目へと続く。
【その他選手の結果】
男子ダブルス
久保賢輔(文1・希望が丘高)・薜大斗(まさき・だいと/経営1・遊学館高)ペア=3回戦進出
中島瞳輝(文2・新潟産大附高)・二井原有真(文2・育英高)ペア=3回戦進出
田中京太郎(文3・静岡学園高)・山下慧(文3・育英高)ペア=3回戦進出
原田春輝(人間科学4・希望が丘高)・山本竜太郎(文3・松徳学院高)ペア=2回戦敗退
荒井正明(経営3・駒大附苫小牧高)・木谷颯太(文3・佐賀学園高)ペア=2回戦敗退
烏田東(文1・呉青山高)・佐藤大空(経済1・駒大附苫小牧高)ペア=2回戦敗退
女子ダブルス
立川朋佳(経済4・進徳女子高)・村松愛菜(文2・富田高)ペア=3回戦進出
鈴木碧衣(文3・大成女子高)・福田雅子(経営3・浜松修学舎高)ペア=3回戦進出
遠藤凛(文1・横浜隼人高)・山岸唯菜(文1・新潟産大附高)ペア=3回戦進出
伊藤みちる(文4・慶誠高)・陳ケ尾真子(文4・和洋国府台女子高)ペア=2回戦敗退
新山暖華(経営2・青森商業高)・福井蓮彩(文2・進徳女子高)ペア=2回戦敗退
仲本七虹(経営4・希望が丘高)・岡山玲那(文1・日大三島高)ペア=1回戦敗退
文・写真=佐藤佑樹(経済2)

