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2025.10.20
フィギュアスケート

【フィギュアスケート部】東日本学生選手権最終日 全日本に向けて改善の余地あり

〈第19回東日本学生フィギュアスケート選手権大会=10月10日~12日、東京辰巳アイスアリーナ〉


 東日本学生フィギュアスケート選手権大会(通称;東日本インカレ)が東京辰巳アイスアリーナで開催された。大会最終日の12日に男子7・8級の演技が行われ、専大からは2名が出場。梶本将太(法4・駒場学園高)がスコア91.99で15位、嶋﨑帆々渡(法1・関東第一高)がスコア77.63で20位と健闘した。


 10番手滑走に登場した梶本は、9月の2025東京フィギュアスケート選手権大会(以下;東京選手権)でも披露したプログラム『symphony Pt.3』で演技に臨んだ。序盤のジャンプではミスがあったものの、半ばのトリプルトウループとダブルトウループのコンビネーションジャンプを決め、演技を立て直す。最終的にはスコアを91.99とし、東京選手権(スコア83.79)からの成長を見せた。


▲コレオで魅せる


 演技を振り返って「(全日本学生氷上競技選手権大会に)出場できることが決まっていたので、挑戦する感じで臨んだ。最後の2本目のジャンプをミスしてしまい、抜けてしまったが代わりにもう一回最後にリカバリーで跳び直すなど、少しでも点数を稼げるように意識した」と工夫を明かす。東京選手権からは「余裕が生まれるようになってきた。練習でハードに追い込んでいたので、後半でも心にゆとりもあるし、体も大丈夫だった」と1か月の成果を話した。


▲安定の滑りで演技を終えた


 直近では10月に東日本フィギュアスケート選手権大会(以下;東日本選手権)、11月にウィンタートロフィーが控えている。東日本選手権については「一番多くの人が見る大会だと思うので、そこでいかに自分のスケートを見せられるのか、悔いのないような演技にしたい」と目標を話す。ウィンタートロフィーに関しては「どうしても、どうしても勝って神奈川県代表として国体に出たい。フリープログラムを重点的に練習したい」と力強く意気込んだ。


 14番手滑走の嶋﨑は、応援に駆け付けていた部員たちとハイタッチをしてから演技に臨んだ。プログラムは東京選手権と同じ『Matrix』。ジャンプでは複数回の転倒があり、大きな減点となる。それでも最後まで滑り切り、持ち前の表現力で観客を魅了した。


▲プログラムに合う、キレのある動きを意識


 ジャンプに関しては「最初の3本が上手くはまらなかったので、後半は綺麗に降りようと意識を変えた」とメンタル面でのコントロールがあったことを明かす。その中で「全日本では綺麗に全て降りられるようにしたい」と今後の目標を話した。


 ジャンプではミスがあったものの「大学生になって初めての4分の試合で、疲れていても最低限動けるように頑張れたのは良かった」と演技全体の自身の滑りを評価する。要因としては「上手く(練習)量を重ねられた」ことを挙げ、今後の大会に向けて「練習を続けていきたい」とした。


 1月の全日本学生氷上競技選手権大会ではジャンプを全て決められるように練習を積む。



文=大竹瑞希(文3)、写真=佐藤佑樹(経済2)