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2025.10.19
バスケ

【女子バスケ部】ホームゲーム開催 後半突き放され白鷗大に敗北

〈第75回関東大学女子バスケットボールリーグ戦=10月18日 専大生田キャンパス 専大58ー83白鷗大〉


 秋季リーグ戦開幕から8連敗と未だ勝ち星のない専大は、ホームの生田キャンパスで強敵白鷗大を迎えた。前半は留学生を擁する白鷗大にリバウンドで苦戦するも、外角のシュートや林望愛(文4・桐生高)のスティールからの速攻などで粘りを見せる。9点ビハインドで迎えた後半、専大は逆転を目指すも白鷗大の堅い守備とインサイドへのアタックを前に流れを掴めず、58-83で敗北。ホームで悔しい9敗目を喫した。

▲速攻からレイアップを決める林。チーム最多の14得点を挙げた


 第1Q、瀬川怜奈(経営4・開志国際高)がピック&ロールから専大最初の得点を決める。続くオフェンスでは伊藤虹歩(文4・安城学園高)も得点し、序盤は互角の展開を見せた。しかし、白鷗大の強固なディフェンスを前に専大はミスを連発。相手にフリースローを与えると、その後のリバウンドを拾われて再びファウルを喫するなど、徐々に主導権を握られていった。

▲コーナーにパスを出す瀬川


 第2Qに入っても流れは変わらず、専大はターンオーバーが続くと白鷗大に11連続得点を許す展開となる。しかし、タイムアウトで立て直すと、伊藤のパスを受けた小林咲穂(経営2・千葉英和高)が3ポイントを沈める。これを皮切りに、林のスティールからの速攻やバスケットカウントなどで専大が反撃。今度は専大が11連続得点を奪い返し、一気に点差を縮めた。27-36と9点差まで追い上げ、後半に望みをつないだ。


  逆転を目指す専大だったが、第3Qの立ち上がりから再び白鷗大に流れを渡してしまう。相手の高さとパワーを生かした攻撃からインサイドで次々と得点を許し、点差は再び開いていく。専大も林のドライブや、クォーター終了間際に天野希咲(文3・東京成徳大学高)が3ポイントを沈めるなど食い下がるが、44-64と20点差をつけられた。

▲得意の3ポイントを沈める伊藤


 第4Qに入っても、白鷗大は攻守ともに集中力を切らさず、専大に隙を見せなかった。山方凛(経営3・小林高)がリングへのアタックや、3ポイントファウルを獲得するなど意地を見せるが、点差を縮めるには至らない。最後までホームの声援に応えようと奮闘したが、58-83で試合終了。ホームゲームを勝利で飾ることは叶わなかった。


 試合を終えて主将の伊藤は「1巡目と比べて同じようなゲーム展開になってしまった。第2Qまで粘って持ち味のディフェンスが発揮できていたが、それを40分間やりきれなかった。オフェンスの点数が止まってしまう時間帯が長かったので、そういう時にどうやって攻めるかをもっと明確にしないといけない」と反省を口にした。


 長南真由美監督はここまでのリーグ戦9試合を振り返って「自分たちのやりたいことを出し切れずに負けた試合がほとんど。負けが続いて消極的になってしまっている部分もあるので、相手に関わらず自分たちのバスケットを続けることを言い続けている。良くなっている部分もあるが今の強度では勝ち切れないので、課題と向き合っていかなければいけない」と後半戦への覚悟を語った。

▲3ポイントに盛り上がるベンチ


 開幕9連敗と苦しい状況が続いたが、専大は翌日の筑波大戦でついに今季初勝利を掴んだ。この結果、7位の早大と勝ち星で並び、10月19日に直接対決を迎える。1巡目では黒星を喫している相手だけに、順位を上げるためにも絶対に負けられない戦いだ。逆境を乗り越えるためにチームの奮闘に期待がかかる。


文・写真=君嶋悠樹(経済2)