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〈2025年度秋季関東大学1部バレーボールリーグ戦第8節対日体大=9月14日 キッコーマンアリーナ 専大-日体大大〉
先日フルセットの激闘に敗れた専大は春リーグでフルセットで戦った日体大と対戦。入れ替え戦回避のため負けられない専大は、1.2セット目に今まで課題としていた後半に力を発揮し流れを呼び込みセットを連取した。しかし、3.4セット目では相手のサーブに苦しみ攻め切ることができずセットを落とす。最終5セット目では序盤から専大が勢いをつけ連続得点を取る。中盤には相手のブレイクでタイムを2回取るも、流れを完全に渡すことはなく15ー10でセット獲得。今季初の勝利を飾った。
▲試合を終え喜ぶ選手たち
第1セットスターティングメンバー
OH:#12 生田、#25ラニ海
MB:#2千葉、#11新居
OP:#23 マサジェディ
S:#20森田
L:#7水野
1セット目は千葉貫世(経済4・東北高)が攻守で活躍を見せた。序盤は互いに点を取り合う展開が続いた。だが、11点目に千葉がブロックを決めると続く12点目もブロックポイントを千葉が獲得。点差を4点と広げた流れを切りたい日体はタイムを取るもタイム明けのラリーでも千葉が相手をブロックし、3連続でのブロックポイントを獲得。14.15点目は千葉の速攻で点を取るなど千葉の活躍が光った。この活躍に千葉は「良かったとは思う」と評価。しかし、一方で「その分ミスもその時増えていたと思うからそこを直していきたい」と反省も口にした。その後最大5点差を1点差にまで詰め寄られるもブレイクを重ね25-22で第1セットを獲得。
▲スパイクを打つ千葉
▲スパイクを打つマサジェディ
2セット目では土壇場での逆転でセットを獲得した。スタートで佐藤ラニ海(経営1・北海道科学大高)のサービスエースを得るなど4連続得点を獲得。しかし、相手のブロックに苦しむと中盤11-12で相手に逆転を許す展開となる。3点差で終盤に入ると専大の猛攻が始まる。20-23でブレイクを取るとブロックとレシーブで粘り得点。相手のミスも重なり24-24と土壇場で追いつくことに成功。この後新居良太(経営3・開智高)が速攻を決めると、相手のコンビミスで逆転。最後は新居がブロックを決め逆転で第2セットも獲得した。
▲ブロックをする生田宗原(経済3・昇陽高)、新居、マサジェディ
▲スパイクを打つ新居
3、4セットは相手のサーブに苦しんだ。あとが無い日体大はサーブの威力を上げてきた。相手の強いサーブに対し、専大はなかなか攻撃が決まらなく苦しい時間が増えた。3セットでは点差を離されながらもブレイクを少しづつ重ね20ー20で一時追いつくもサーブ&ブロックで攻撃を阻まれ22ー25でセットを落とす。4セット目では入りを連続得点で入るも直後に4連続得点を取られ点差を最大5点差にまで離された。終盤には相手にサービスエースを取られるなどサーブに苦しみ21ー25で4セット目も落とす。
最終5セット目は終始専大が流れを持ち続けた。このセットでも入りを連続得点で入ると、序盤から5点差を付けることに成功。日体大は序盤でタイムを2回使い切り、流れを切ろうとするも千葉のクイックやマサジェディ翔蓮(文1・福岡大大濠高)のスパイクとブロックの活躍で流れを渡さなかった。しかし、中盤に2度相手にブレイクを許すとタイムを2回使い専大は慎重に試合を進めた。終盤にマサジェディのスパイクで連続得点をするとそのままの勢いで15ー10でセットを獲得。今季初の勝利を飾った。
▲喜ぶ選手たち
今回の試合について千葉は「昨日負けて悔しかったので今日は切り替えてやろうと思った」と昨日の悔しさも話した。2セット目の逆転については「今までは全員引き気味でダメだったけど今日は全員がやろうという気持ちだった」と今までの試合との成長を振り返った。また3.4セット目に関しても「引かない気持ちで挑んだ」と引かない気持ちを何度も口にした。今回の試合では「今まで何度もミーティングで話てきたところ(後半の試合展開)ができて良かった」と評価した。次戦以降も負けられない戦いが続く。残りの試合も全部勝ちます」と千葉は意気込んだ。次戦は法大との対戦になる。
文・写真=山中美琴(文3)