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2025.10.13
バスケ

【男子バスケ部】"試合の入り"が課題に 大東大に惜敗

〈第101回関東大学バスケットボールリーグ戦=10月12日 青山学院大学青山学院記念館 専大60-87大東大〉


 前日の青学大戦で2勝目を挙げた専大は、大東大と対戦した。前半は苦しい立ち上がりとなり、20点以上の差をつけられてしまう。後半からは、ハードなディフェンスや清水愛葉(文4・北陸学院高)、後藤晴(商4・美濃加茂高)の3ポイントで点差を縮めたものの、相手の流れを断ち切ることができず、60ー87で試合終了となった。


 第1Qは序盤から大幅にリードを許す展開となった。専大は積極的に攻撃を仕掛けたものの、相手の強固なディフェンスによって攻撃を阻まれ、なかなか得点につなげることができない。さらに、相手の連続3ポイントで大きく点を突き放され、4ー26と22点差で第1Qを終えた。清水は序盤について、「まずはアタックでファウルをもらう。寄ってきたらスリーポイントもらうというリズムを意識していた」とオフェンスでの戦略を明かした。

▲チーム最多19得点の活躍を見せた清水。

3ポイントについて「仲間がいい形で打たしてくれるのと、自分が良いリズムで最近は打てている」と語った。


 第2Qは、引き続き追う展開となった。後藤晴、後藤宙(商1・美濃加茂高)のリバウンドや相手のファウルから攻撃のチャンスを得て、徐々に点差を縮めた。しかし、自陣のファウルによってフリースローを許し、さらに3ポイントを決められ点差を広げられてしまう。最後まで追いつくことができず、23ー46と20点差がついたまま前半を終えた。


 相手の流れを断ち切りたい第3Q。序盤は相手にフリースローを許し、点差をさらに広げられる。中盤以降は、ゴール下の戦いが続き、後藤晴と清水が連続で3ポイントを決めるなどチームを勢いづけた。その後も果敢なオフェンスを続け、最後は松野遥弥(経営4・桜丘高)がシュートを決め、45ー62で第3Qを終えた。

▲ゴール下で戦う松野


 第4Qは、序盤から相手の連続2ポイントで点差を広げられる。負けじと笠木憂生(経済2・八王子学園八王子高)や清水が3ポイントを決め、点差を縮めるが、相手の猛攻は止まらない。さらに、ディフェンスの乱れからファウルを取られ、フリースローでさらに突き放された。苦しい状況の中、試合終了まで果敢にオフェンスを続けたが、60ー87で試合終了となった。

▲シュートを打つ笠木


 清水は、「強気でやっていこうという中で、弱気なミスがすごい多かった。相手のディフェンスのプレッシャーに負けて、簡単なミスで走られて得点されたのが負けた要因」と敗因を述べた。次戦の白鴎大戦に向けては「自分たちのホームでできるんで。前回負けてる相手だからとかそういうのは関係なしに、出だしからアグレッシブに行って、連敗だけは避けたいんで、また一生掴めるように頑張りたい」と強く意気込んだ。


 佐々木監督は「本当に出だしが全てかなと。気持ち的に緩んでたわけではなかったが、どうしても入りのところでやろうとしてることが統一できずに、そこを一気にやられてしまって。第1Qで20点開いて、結果的に27点差っていうところで、最初のところがもう本当に全てでゲームが進んでしまったなっていう、ちょっともったいないゲームになっちゃったかなと思う」と試合を振り返った。また、「内容云々よりも、やりきるっていうところが、やっぱうちのチームは絶対に意識していかなきゃいけないもの。前半ああいう形で下がっちゃったけれども、後半自分たちがやるべきことっていうのを少しずつ出てたっていうところは良かった」と今試合を評価した。

 次戦に向けては、「今日の経験を糧にして良い入りができれば全然戦える相手だし、ホームでできるっていうところもあるので、今日の反省点、修正すべき点をもう1回今日切り替えて、自分たちのホームで好き勝てさせずに白星をあげられるように、いい準備して頑張りたい」と語った。


文=臼井千晴(文2)

写真=平野百々花(人間科学2)