最新ニュース
〈第77回関東学生フェンシング選手権大会4日目=10月11日、駒沢オリンピック公園総合運動場 屋内球技場〉
関東学生フェンシング選手権大会(以下、関東インカレ)の4日目が行われ、男子エペ団体戦はベスト8に終わった。今季はリーグ戦優勝、王座戦準優勝と勢いに乗るチームだったが、初戦の3回戦で日大に25対45と大きくリードを許した。29日に行われる全日本学生フェンシング選手権大会(以下、インカレ)に向けて再起を図り、再び頂点を目指す。
▲試合前に円陣を組むエペチーム
○全体的に波に乗れず 「今日の負けを引きずらないようにしたい」
今季はリーグ戦で優勝、学生王座戦で準優勝を果たしたエペチームが初戦敗退と悔しい結果に終わった。専大はシードで3回戦から出場し、日大と対戦した。前日の個人戦で優勝をつかんだ熊谷志孔(商2・北陸高)は別大会への参加のため、欠場。峯田大空(経営4・米沢興譲館高)、泉怜邑(文2・岩国工業高)、下村祐翔(人間科学2・岩国工業高)の布陣で挑んだ。
1セット目は互いに譲らず、1対1で終えたが、続く峯田は相手に連続ポイントを取られる苦しい展開となる。2対10と大きくリードを許すと、その後も全体的に波に乗れない。7セット目には不調の峯田に代えて高野留聖(文3・東京学館新潟高)を送り出すが、状況は好転せず。最終的には25対45と大差を付けられ、初戦敗退となった。
▲点差を縮めるべく必死に攻める下村
▲試合終盤、声を張り上げてチームを鼓舞する高野
対戦相手の日大は、3選手が個人戦でベスト8以上に入り、勢いで優っていた。専大はその勢いに終始押される形で、本領発揮とはならなかった。4年生としてチームを引っ張る峯田は「最初にリードをされて、焦りからなかなか自分のプレーができなかった」と振り返り、「自分のターンで相手より1本でも多く得点を取るというメンタルが大切になる」と課題を口にした。
次戦は29日に行われるインカレ。2週間後に大会を控え、峯田は「熊谷も戻ってくるので、気持ちの面や技術不足をできるだけ改善して今日の負けを引きずらないようにしたい」と再起を誓った。今季は好調を維持していただけにショッキングな敗戦を喫したが、この悔しさを糧に再び頂点を目指す。
〈その他結果〉
女子サーブル団体戦 2回戦敗退
2回戦 vs慶大 39対45
▲試合後に円陣を組むサーブルチーム
文=竹田一爽(文4)写真=平野百々花(人間科学2) 、竹田