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<関東大学秋季リーグ 1-2部入れ替え戦=9月28日 東京女子体育大学>
秋季リーグで2部リーグ優勝を果たした専大は1-2部入れ替え戦で日大と対戦した。第1シングルスに出場した堀心海(文2・聖ウルスラ学院英智高)は安定したラリーから主導権を徐々に握り、2―1で勝利する。第2シングルスの小田楓(文1・富山国際大附属高)は1ゲーム目を落とすも上手く修正し2-1で勝利した。昇格まであと一勝となったものの第1ダブルスの押見綾奈(商4・富山国際大附属高)/渡邊愛夕(文3・ふたば未来学園高)ペア、第2ダブルスの吉田陽萌(文3・金沢向陽高)/堀心海ペアは共に接戦に持ち込むも惜敗。勝負の行方は第3シングルスの長谷川幸咲(文1・作新学院高)に託された。長谷川は粘り強いラリーと決定力抜群のスマッシュで流れを掴み2-0で熱戦を勝利。3-2で日大に勝利し見事1部リーグへの昇格を決めた。
▲昇格を決めた瞬間の長谷川。大きくガッツポーズをした
第1シングルスには堀が出場した。序盤から緩急のあるラリーと鋭いスマッシュで得点を積み重ね、第1ゲームを21-14で先取する。しかし第2ゲームでは相手に試合をリードされ、18-21で落とした。「(第2ゲームは)相手のプレーに合わせてしまっていたので、自分から仕掛けることを意識した。絶対負けない、引かないという強い気持ちを持って次のゲームに挑んだ」と語ったように、第3ゲームでは積極的な攻撃から11-5でインターバルを迎えるとその後も順調にリードを広げる。終盤には相手の連続得点から迫られるも21-15で勝利。試合後はホッとした表情を見せた。
▲堀はシングルス、ダブルスの2試合に出場。チームのエースとして奮闘した
第2シングルスには小田が出場。第1ゲームは相手にリードされる展開の中、粘りを見せるも19-21で落とす。「緊張からのミスや自分のプレーをしたい思いが強くて相手にかわされることが多かった。2ゲーム目からは相手の待っている球を見極めて、流れを掴むことができた」と切り替えた小田は安定したラリーから21-17で第2ゲームを勝利。続く第3ゲームも21-17で勝利し逆転に成功。チーム2勝目を決めた。
▲小田は「緊張したが向かっていくだけ、やるしないという気持ちで挑んだ」と話した
第1ダブルスと第2ダブルスで敗れた専大は続く第3シングルスの長谷川に勝負の命運を懸けた。「先輩たちがとても良い雰囲気で送り出してくれた。自分は一年生なので挑戦者の気持ちで試合に挑んだ」と試合前を振り返る。第1ゲームは11-6とリードしてインターバルを迎えるも中盤はミスが多くなり同点に追いつかれる。流れを渡した中でも粘り強く返球しリードを掴むと21-19で勝利した。第2ゲームではお互い一歩も譲らない互角の展開となる。長谷川は得意とする決定力抜群のスマッシュを軸にゲームを進め21-18で勝利。専大は3-2で日大に勝利し念願の1部リーグ昇格を決めた。2023年秋に降格して以来、2年ぶりの1部リーグ復帰となった。試合後、長谷川は「緊張したが応援してくれる先輩や同期の声がたくさん聞こえて、思い切り楽しむことができた。入学してから1部昇格を目標にしていたので、4年生の最後のリーグで最後自分が勝って昇格決めれて嬉しい」と笑顔を見せた。
▲試合後喜ぶチーム
文=君嶋悠樹(経済2) 写真=大石真碧(文2)